こんにちは、大阪営業所の山下です。
2019年問題と聞いて多くの方はピーンと来ないと思いますが、私にとっては大問題なんです。
2019年問題とは、
再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT:Feed-in Tariffの略)が終了し、その後の売電価格決まっておらず大幅に下がる懸念がある事です。
FITは、福田内閣時代の洞爺湖サミットで決定し2009年11月から一般家庭での太陽光発電などで余った電気をその当時の買電単価の倍となる48円で10年間売電をできる制度の事です。
早く設置した人ほど、売電単価を高くして太陽光発電の普及を促そうという仕組みで、その後42円、38円、・・・と減っていき、この2017年度からは28円となりました。
国の方針に乗り、太陽光発電を取り入れた山下家の費用対効果を検証してみました。
①太陽光発電の費用は、200万でした。
②年間売電した金額は、凡そ12万3千円
③年間買電が減った金額、凡そ3万7千円(太陽光発電で賄えた電気代※実績値のH21とH22との差額)
200万を回収するには、②+③=16万なので、200万÷16万=12.5年必要となります。
FITが10年で終了するので、2.5年分の買取価格が大幅に下がると回収できない事になる。
※2.5年分を金額換算すると約40万
あと、10年保証が切れるので、10年目以降は壊れないようにと願うばかりです。
そんな状況下でありながら、この3月3日にエネファームを我が家に導入しました!(吉と出るか凶と出るか!)
実は、山下家は、太陽光発電 × エコウィル のダブル発電をしていました。
※エコウィルは、ガスエンジンで発電しその時出る熱で給湯・暖房もできるシステムの事です。
そのエコウィルは、新築購入時に設置していたので、来年度で10年となり10年保証も無くなります。
エコウィルには、ガスエンジンが搭載されているので車同様に定期点検が必要となります。
10年目以降の点検は、当然有償となり、壊れたら修理代が高額となるケースもあるとの事でした。
なので、大抵の方は、10年目でエネファームにするか?エコジョーズにするか?と選択に迫られるとの事でした。
※エネファームは、ガスから水素を取り出して、酸素と反応させて発電させ、排熱を利用して給湯するシステムの事です。
※エネファームは、常時(ある条件下では止まる)0.7KW発電します。
(簡単に言えば、中学生で習った水に電気を流すと水素と酸素が発生する事の応用だそうです。)
エネファームにするか、否か、を私の頭の中でシュミレーションした結果は、〝投資効果が見込めない〟という結論で当初は断念しようと思っていました。
ただエコウィルを使い続けるマイナス面を考えると壊れる可能性が年々高く成っていくこと、また修理代が高額になる可能性があることでした。
エネファームにするプラス面は、常時発電しているので、売電を増やして買電を減らせる効果があります。 我が家ではあと2年弱FITで売電価格が保障されているので、早々に実施する方がよりプラスを出しやすい。
上記のように考えましたが、それでもエネファームの設置費用が高額だったので、再値段交渉をしましたが「これ以上は赤字です」の返事でした。
営業マンの端くれとしては、このままでは引き下がれないので、
・我が家には、父、母、私、嫁、男子、男子、女子、女子がいますので、五合炊き炊飯器では足りない・・・
・我が家がオール電化にしなかったのは、ご飯はガス炊きに限る・・・
「分かりました!一升炊きガス炊飯器を付けます! 」
・内は2世帯だから・・・
「・・・2個付けます!」
・それでも高いな~
・最近寒いから部屋に暖房器具が無くて凍えながら寝てます・・・
「ガスファンヒーターを付けます! ・・・分かりました2個ですね!」
・あっ そういえば冬は服がなかなか乾かない・・・
「もう勘弁してください!」
と言われたので、“カワック”は諦めて、エネファームを設置する事にしました。
エネファームを設置しての費用対効果については、数年後に報告したいと思います。
費用回収はできるのか!数年後の続編をお楽しみに!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。