厄年って、そう、男女とも何か良くない事が自分だけでなく自分の周りの人たちにもふりかかるってよく聞きますけど自分もまさにそう!
厄年で苦労しました。
正確には後厄なんですけど…東京営業所佐々木でした。
昨年が本厄できちんと厄払いに行き、勿論後厄の今年も早々に厄払いをしました。が…!!!
今年の1月中旬にあの恐怖の痛み(今考えても……だいぶ忘れてきましたが…)が
左わき腹から腰の方にかけて具体的にどこそこが痛いというわけでなくミゾオチに
で殴られた時の呼吸困難に近い苦しみがしばらく続く。
こんな表現がぴったりでしょうか?
当然、病院へ駆け込みすぐに尿管結石だと。
それから地元の病院で通院し2度の体外衝撃波(ESWL)を受け、
それでも破砕せず、その後しばらくの通院で様子を見、
いよいよ主治医の先生より「佐々木さん、内視鏡手術をしましょう。」
ガ~ン!!!!!!
覚悟はしていたものの事前にインターネットで調べてみると相当の苦痛らしい、
あの手術ですか… すぐにYESと返事出来ず、「考えてみます。」とにかくその場から去りたい。
そんな気持ちになりその後の通院でまたまた主治医より「覚悟はできましたか?」
「いいえ。」の繰り返し。
そうこうしているうちにあの恐怖の痛みは出ないものの、順調?に石は育っているのか住み込んでいるのか全く動きもせず一時はこのままでいいや と思うほど平穏
が!実はそこに落とし穴があり少しずつではあるが腎臓に悪影響を与えていることになっていたとかいないとか。
最後通告のように主治医の先生より「そろそろ決断しないとダメですよ。」
その一言が本当の覚悟を決めたように思えます。
「分かりました。手術の予約をします。」
いよいよ入院の日
家からも近くここに数日間いることになるのかぁ。
時は8月16日にいよいよ手術当日。
事前に注意事項の説明があり全身麻酔で行うことにしました。
勿論全身麻酔も初めてのこと「どういう感じなんだろう?」
率直な疑問でした。
尿管結石の内視鏡手術とは簡単に説明するとオ○ン○ンの先からファイバースコープを挿入し石を発見できたらレーザーで破砕する。
聞くととっても簡単な手術ですが…
聞いただけで股間に違和感が生じるような恐怖がありました。
いよいよ手術室に入室。
もう緊張で良く覚えていない。確か自分の名前と生年月日等聞かれ答えた後にいよいよ麻酔開始。
説明を受け麻酔マスク?を嗅ぐこと数秒で(記憶では6秒は数えたかもしれない)記憶がなくなりました
目を覚ますとカミさんが横にいて「石が取れたって。見せられた。」
「どんな石だった?」
「黄土色のコンクリートの破片のようだった。」
自分の石は9ミリ×7ミリと聞いていただけにどんな感じなんだろうと考えていました。
その後数時間にて自分の病室に戻れて毎日血圧と体温測定
全身麻酔後は自力排尿ができないので導尿カテーテルを尿道に入れられている。
これも看護師さんから説明を聞いたんだけど抜けないように膀胱あたりでバルーンと呼ばれる風船みたいなものを膨らまして保持しているとのことで
気持ち悪い違和感がある
更にその先には尿を貯めているビニールパックがあり尿意がなくても尿がその袋に溜まっているのだ。
見ると血尿が溜まっていて気分の良いものではない。
色は赤ワインのようなものである。
病室では数時間後とにその袋ばっかり見ていた。
早く正常なおしっこの色にならないかと
更に聞くと体内にも尿管ステントと呼ばれる管が入っていると。
手術後翌々日に看護師さんより「導尿カテーテルを取りましょう。」ときた。
これまた初体験であり紙おむつが破られ
こんな感じです。
「では外しますよ。」
「ちょっと待ってください。どんな感じですか?」と何とも幼稚な質問をしましたが
顔色一つ変えずに「痛くないですよ。すぐに抜けます。」
とスルッと本当にこんな感じです。これは気持ち悪い感じはあるが本当に痛くなかった。
最初の自力排尿は看護師さん付きで行ったがこれもまた恥ずかしいのと排尿時それと排尿後の激痛があり(勿論血尿
バリバリ状態)
勘弁してくれ!って感じ
正直、おしっこしたくなくなります。
そんなこんなでいよいよ退院の日。
主治医の先生とは廊下で挨拶。お世話になった看護師にお礼を伝え自宅へ。
自宅でも排尿時の傷みと排尿後の痛み、
特に排尿後の痛みは耐えがたく数分は寡黙になりました。
(勿論血尿バリバリ)
これは体内にある尿管ステントの影響らしいと後で聞かされましたが
歩くときも股間に強い違和感がありすぐにしゃがみ込みたくなり
「本当に会社に行けるのだろうか?」と不安になりました
いよいよ出勤日ですが朝から調子が悪く
特に血尿がひどいのと排尿後の痛みが強く朝一番で病院へ。
先生より「体内ステントの影響です。早めに取りましょう。」と座薬とウロカロンという薬をもらいました。
午後より出社しましたが股間の違和感が激しく仕事らしい仕事ができずただ会社に行っただけ。
会社ではいろいろな人に声を掛けられ感謝感謝
でしたが調子が一向に上がらず「これもステントを抜くまでの辛抱と。」自分に言い聞かせました。
で、いよいよカテーテルを抜く日のことです。
麻酔無しと聞いていただけに実はこれが一番の恐怖でした
正直バックレようとも考えていました
でも… 股間の違和感と血尿
これも深刻になるくらい苦痛で…
仕方ない気持ちになりいざ病院へ。
実はステント抜き作業は外来でするのです。
そこでも看護師さんより説明を受け、聞けば聞くほど不安になり
「このパンツに履き替えて準備ができたら先生呼びますから。」と
前空きの紙製トランクスを渡され考え込むこと30分。
3回も看護師さんに「まだです。」」まだです。」
ここに来て如何に自分がヘタレかよく分かりました
渋々紙製トランクスに履き替えてみると何とも恥ずかしく情けない姿の自分を
見て更に凹み
蚊の鳴くような声で
「着替えました。」と声を掛けました。
するとものの数分で先生がいらして「では始めますよ。」と単単に開始です。
まずはゼリー麻酔を尿道から入れられます。
これは楽楽
あれっもう入ったの?こんな感じです。
その後10分間放置。いよいよ内視鏡を入れてきますが…
このときはものすごい不安でかなり股間に力が入ったと思います。
でもあれっ入ったんだ。こんな感じですかね。
先生がモニターで見れますよって。しかしさすがヘタレ。
見ることもできなかった。
その後更に内視鏡は奥へ進み、先生から「痛かったらいってください。
前立腺通過時に痛みを感じ人が多いですから。」
おいおい「今更何を恐ろしいことを。」と
考えてた瞬間でした
「ウワっ!!!」
思わず大きな声を上げました。
激痛が走り、少し腰を上げてしまい更に悪いことに腰が攣ったような感じになり
「アワワワワっ!」
「大丈夫です。すぐに済みますから。」「はい!取れました。」 すぐに起き上がれず「ありがとうございました。」と。
実際に入っていたステント
これが違和感の原因か??
別室にて紙パンツを脱ぎ着替えて会計へ。
あの痛みが脳裏に残り、変な歩き方
で会計に向かっていたと思います。
その後の経過は非常に順調でステント除去当日はやはり血尿
が。
しかし色が薄くなっていることに気づきました。
更に翌日はすもも色にまで薄くなっておりようやく笑顔に。不思議なことにステント除去後はあの排尿後の痛みがなくなりました。
その後の通院検査で石が完全に無い事を確認して「もうしばらく病院へは来なくていいですよ。」
あ~っ、やっと終わった。
本当に厄ってあるんだなぁ。こんな苦しみ、二度と味わいたくない。
尿管結石という病気は非常にに再発率の高い病気で1.4人に1人が再発するらしい。
確率70%というと… バリバリ再発するじゃんって感じ。
でも再発しないよう生活を変え?無理だな。では… もう神頼みしかない
そんな後厄の年の出来事でした。