鶴・いしい&あき

野鳥観察してます

オオカラモズの捕食

2014-01-20 20:32:00 | 鳥撮る
   
オオカラモズのテリトリーは干拓地で海抜ゼロメートルの農耕地。田んぼに水を引く大きなバルブのコンクリートの枡が農道わきにあり雑草に覆われ耕運機や軽トラなどに壊されないよう目印に細い竹などが差してあり何か所もある。この竹の先に止まっては周りを探す。畔にも冬枯れのタンドボロギクに止まったり、地面から少し高い位置があれば何でも利用して「飛び降り捕食行動」をしている。ホバリングもするが短時間で終わってしまいすぐ移動する。

昆虫(バッタ類,クモ類)ミミズ、カエル、野ネズミ、小鳥などを捕食。木の枝、枯れ草の茎等に刺したり、わからないところへ隠したりの貯食行動もみられた。

分類学上スズメ目モズ科に属している。脚や翼、尾羽などの形態はスズメ目の特徴を備え発音器官に属する筋肉もよく発達し美声で囀る。分類学的にスズメ目に属しながら猛禽類に似た行動をするためモズタカの異名があり、通常小さな猛禽とされている。

だがタカとの違いは趾を使わない。捕食シーンはタカのように趾で捕え趾で押さえて引きちぎることはできないし嗉囊も膨らんでいる様子がない。モズは先が鋭く鉤形に曲がる嘴で捕え嘴だけで引きちぎって食ってしまう。

稲を刈り採った後の田んぼでヒバリを稲の株で挟んでひっかけ動かないようにし反対側から趾を踏ん張り嘴で引きちぎっている。上手く切り株を利用している。これも「はやにえ行動」と言えるのであろう。

ヒバリを突いては体を伸ばしあたりを絶えず警戒する。それに嘴についた羽毛も気になるのか綺麗にしたり、またヒバリを銜え少し場所を数回変えたりで、なかなかはかどらず時間もかかっていた。fork





角度によったらやっぱし猛禽らしい顔をしている。



ヒバリの捕食シーンは12月30日と 1月3日の二度も見せてくれた。




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