いせ九条の会

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戦場とつながる人たちの日米の反戦平和の戦い/山崎孝

2006-06-19 | ご投稿
日本では、

【戦争協力しない/軍需産業の労働者集会】2006年6月17日「しんぶん赤旗」電子版より

 三菱重工、石川島播磨重工など大手の軍需産業の労働者が「兵器生産の実態を知らせ」ようと十六日、「戦争に参加しない! 協力しない! 東京集会」を新宿区内で開きました。重工産業労働組合が主催したもの。

 防衛庁によると、テロ特措法にもとづくアフガン支援、イラク特措法にもとづくイラクへの自衛隊の「海外派兵」に伴って大手の軍需産業の技術者が艦艇や航空機、車両の保守整備に二〇〇二年七月から〇五年十二月まで、計十九回、五十七人が同行・派遣されています。

 この日、集会に先だって労働者らが防衛庁、国土交通、厚生労働両省に防衛の秘密保全に関する問題や労働の安全確保などを求める要請書を提出。午後六時から始まった集会には約百人が参加。

 ドキュメンタリー「軍需工場は、今」(日本電波ニュース社制作)を上映。このあと、フリージャーナリストの吉田敏浩氏が基調報告し、軍需産業で働く労働者らが特別報告をしました。

 集会に参加していた全日本造船機械労働組合三菱重工支部の久村信政書記長は「現場では戦争の準備が進んでいる。(明日にでも派遣されたら)弾が飛んでくる職場に行かなければならない。その実態を知らせていきたい」と話しました。(以上)

米国の市民は、

【反戦の声あげよう/イラク従軍拒否米兵 支援集会/米加国境の都市】2006年6月18日「しんぶん赤旗」電子版より

 【バファロー(米ニューヨーク州)=山崎伸治】「平和に国境はない」をスローガンに、カナダにいるイラク従軍拒否米兵を支援する集会が十六日夜、米加国境の都市バファローの音楽ホールで開かれました。約六百人の人たちが従軍拒否米兵の家族やイラク帰還兵らの訴えに大きな拍手を送りました。

 集会は、イラク行きを拒否してカナダに移り住んでいる米兵を支援し、同国政府に保護を求めているカナダの「戦争拒否者支援運動」(WRSC)の活動を助けようと開かれました。同組織のほか、反戦イラク退役軍人会、退役軍人平和会、戦死者平和遺族会、ニューヨーク西部平和センターが呼びかけました。

 イラク従軍を拒否している米兵は七千九百人から八千人います。そのうち数百人がカナダにいるとみられており、WRSCには約二十人が結集しています。

 そのうちの一人、パトリック・ハートさんは二〇〇三年四月から一年間、陸軍空挺部隊の一員としてイラクに派遣され、二度目の派遣前の〇五年九月、家族とともにカナダに移りました。集会には米国にいる父親のジムさんと母親のポーラさんがかけつけ、「息子は重大な決意をしました。私はそれを支持したい」(ジムさん)と訴えました。

 退役軍人平和会のデービッド・クライン会長はベトナム戦争時の経験を語り、「ニクソン大統領は戦争に反対しているのは少数だと言いました。多数が沈黙をしていては戦争は終わりません」と述べ、反戦の声をあげようと訴えました。

 イラク開戦に抗議して米国務省を退職したアン・ライトさんは、「私は辞職することができましたが、兵士にはそれができません。でも『違法な命令』に従う必要はなく、イラク戦争は違法な戦争だから行かなくてもよいのです」と述べました。

 反戦活動家のシンディ・シーハンさんは、「従軍を拒否する兵士は臆病(おくびょう)ではなく、より高い道徳観をもっているのです。誤った戦争で、罪のない人たちを殺したくないのです」と強調しました。

 十七日には、ナイアガラ川を挟んで向かい側、カナダのフォート・エリーで集会を開きます。