いせ九条の会

「いせ九条の会」の投稿用ブログです(原稿募集中)。
会の趣旨に賛同される方、メールでご投稿ください。

3月例会のお知らせ

2009-03-12 | 事務局より
と き:3月15日(日)午後1時半から
ところ:いせトピア 
内 容:5月の生田講演会への取組みやこれからの計画につい


※生田武志講演会
と き:5月17日(日)
ところ:市民活動センター
(詳細は後日ですが、予定を空けておいてください)


あなたの学区でも九条の会を立ち上げてね。そして、みんなで九条の会を盛り上げよう!!
次号もお楽しみに!

7月学習会ほか/事務局より

2006-07-04 | 事務局より
◆7月学習会
と き: 7月8日(土) 1:30~4:00
ところ: いせトピア
内 容:『ゆがめられた国際貢献』と『望まれる国際貢献』

◆団地で署名(戸別署名)
と き: 7月15日 9:30
集 合: ぎゅうとら藤里店 藤里団地を回ります
と き: 8月12日(土)(詳細は後ほど)

◆空襲展への参加を
と き:8月13日
ところ:いせトピア
内 容:「九条は訴える」
(九条の会協力のビデオ)上映43分
井上ひさしさん・梅原 猛さん・大江健三郎さん・小田実さんら九人の呼び掛け人出演のビデオです。


◆活動日記1
6月11日、初めての戸別署名
あいにくの雨。大倉団地うぐいす台公民館前”17名の会員が駆けつけた。
2人1組で9区画を分担し、一軒一軒を回って署名を集めた。うなずいて聞いてくださるお母さん、「私とこはよろしいです」と物売りと間違っている奥さん、「趣旨には賛同します。でも署名は堪忍して」と署名そのものに抵抗を持つ人、「九条の会に入会したかったのです」と嬉しい出会いも。2,3日たって事務局まで署名を届けてくださった人・・・・・がっかりしたり、元気をもらったり・・・・疲れたが、現在の状況を全身で掴み取ることが出来た。
ちなみに、この日訪れた160戸の状況を下記のように整理してみた。
署名に応じてくださった家・・・・・67戸(42パーセント)
考えます(署名用紙預かり)・・・43戸(27パーセント)
断られた家・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13戸(8パーセント)
留守・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37戸(23パーセント)
“考えます”の人を“賛同します”に変えていく事が、改変阻止への鍵だと展望を持ってこの運動を進めた

いものだ。留守だった家、預けたお宅に再度、訪問したグループもあった事を耳にし、敬服した。私は顔なじみの隣保をボチボチ回ることを始めた。
それぞれの出来る形の署名活動が展開できたら・・・・・と期待している。大変だけれど「署名活動を始めて」良かった。・・・・・実感!!

書籍紹介:「ある日本兵の二つの戦場」(社会評論社)

2006-03-10 | 事務局より
 近藤一さんは、中国と沖縄戦に召集された三重県在住の元日本兵士。「中国における日本軍の性暴力の実態を明らかにし、賠償請求裁判を支援する会」(略称・「山西省・明らかにする会」)の方々に何度も同行し、かつて中国八路軍との激戦の地で刺すような目の人々と対面した。また、「兵士達の沖縄戦を語り継ぐ会」を立ち上げ、自らの体験を通して加害と被害をじっと見つめ、絶対に戦争をしてはならないという思いから、語り部をしている。

P161 「結局、軍隊とは天皇制を守るための軍隊であって、日本国民を守るための軍隊ではない。それは沖縄戦の実態を見れば分かります。最前線の兵隊は、本当に沖縄県民を守るんだと思って戦っても、結果的には沖縄県民を巻き込んでしまって、どうすることもできない悲惨な沖縄戦になってしまったのではないか。
 ところが悲しいかな、日本国民は本当の戦場の状態も何も知らない。だから、自衛隊が国を守るんだと、信じ切ってしまっている。しかし私から言わせれば、自衛隊は戦争を起こす元だとしか考えられない。
 石原慎太郎が南京大虐殺はなかったというなら、南京に行って堂々と発表すればいい、日本の国内で言うだけでは何もならない。戦争に対する賠償は終わったとか、何でも金目当てだと言う人は、我々がいった山西省の農村に一遍行ってください。どんなことがあったか農村の色々な所で聞いて、その上でひどいことはしてないと言えるなら言えばいい。
 ここ3年来は80歳(2000年11月現在)まで生きて初めて、本当に真正面から戦争に向き合う、その覚悟が心の中にぐっとできた。そう自分だけは自負しておるんです」

P162 「戦争というのは被害にしろ加害にしろ人を苦しめる。私らは中国で人間でないことをやった、その加害の記憶は60年たっても消えません。消えないということは、それだけ心の中はズタズタになっているわけです。だから、被害を受けたことは辛いですけれども、加害をしたことも非常に辛く苦しいのです。そんな思いを孫子には絶対にさせたくないという思いがあります。戦争はどんなことがあってもやってはいけない。だから平和憲法九条はほんとに、310万の国民の死、1500万のアジアの方々の死、その犠牲のうえにたった憲法なんです。それを小泉は踏みにじった、これは私は絶対に許せない。
 沖縄で死に、中国で死んだ兵士たちは、このままでは犬死になってしまいます。日本が二度と戦争をしない平和な国になって初めて、犬死ではなかったといえるのです。今のような日本の姿なら、死んだ戦友たちは決して浮かばれません。
 年を取ると涙腺がゆるんで、話していると亡くなった戦友がパー
ッと浮かんできて、必ず涙が出てきてしまいどうしようもないんです。私はもう84歳になります。いつ死んでもいいんです。でも生きている限りは語り続けなければならないと思っています。」

2月の学習会…のお知らせ

2006-02-14 | 事務局より
とき:2月19日(日)10:00~12:00
ところ: いせトピア
内容: 「いせ九 議論百出!」

憲法・九条・平和についての疑問・質問。みんなで考えてみましょう。
たとえば、「北朝鮮が攻めてきたら、どう守るの?」 「世界にバカにされないために、国際貢献(武力行使)に参加するべきだ」など、憲法について話す時によく出される疑問・反論について、あなたはどう考え、説明されていますか? 一度きちんとみんなで整理してみましょう。

私たちの国が本当に目指すべきなのは・・・

2005-12-13 | 事務局より
「永世中立国」スイスが主導する、国連での大国の拒否権制限論について
加盟191カ国の中で、「常任理事国の米英仏ロ中5カ国だけが持つ『拒否権』という特権に、総会決議で制限をかけよう」とスイスが提案しています。決議案は、安全保障理事会が討議するテーマが「人道に対する罪」や「集団的殺害」「戦争犯罪」に関わる場合、5カ国は拒否権を行使しない。行使した国は理由を5日以内に公に説明する義務を負うとする内容です。(とても正しい内容です。)
過去にルワンダ虐殺事件やコソボ紛争時に、拒否権行使のために国連が有効な動きがとれなかったことや、米などが交渉を有利に運ぶために拒否権を利用するなどの事例が相次いでおり、こうした「大国主導の国連」のあり方に縛りをかけるものとして、注目されています。
背景には、「拒否権は主権国家平等原則に反する」というスイス内の世論があったと報道されています。国是としてきた「永世中立」「直接民主主義」を堅持しようとするスイス国民。同国大使は「世界への貢献を訴える際、我々は必ず国民の中立についての感情に最大限配慮しなければならない」と語ったそうです。(すごいなあ)
大国が自国の利害を優先させるために起きる国連の機能不全の治療は難しいと思いますし、今回の決議も危ぶまれますが、それでもスイスの、スイス国民の快挙だと思います。
今、私たちの国が目指すべきなのは、こういうことなんじゃないかと思いました。
「戦争放棄の国」「唯一被爆で苦しんだ国」としての立場での、他国に無い視点からの発言、平和のみを希求する強い発言が可能なはずです。そういう姿勢を堅持することで、アジア内 にくすぶる日本への不信感も正当な評価に変わるのではないでしょうか。
政府は憲法9条2項まで変えて、国際平和に貢献できる、その日本独自の資格を手放そうとしています。強く平和を守ろうとする勢力が力を集めようとする中でこそ、日本は地位を確立していくべきなのに。日本への信頼は、9条2項の皮一枚でつながっているのではないでしょうか。「どんな政府の元でも、私たちは戦争しません」という9条の宣言を、「参戦の決定権は、国会に委ねます」と変えるかどうかがどんなに危うい改悪なのか、やっぱり、しっかり訴えて、阻止しなければと思います。 
「国際貢献の前に、国民の平和への感情に最大限配慮しなければならない」と小泉首相に言わせるために。(絶対、言いそうにないなあ)

例会へのお誘い

2005-12-13 | 事務局より
今年最後の例会です。来年しっかり動けるように参加して下さいね。
とき:12月17日(土)1時半~4時半くらい
ところ:いせトピア
ワークショップの提案具体化の話し合い。
・会として大きく取り組む方向は?
・自分たちの日々の活動として、参加できるアイデアはどれ?
手を挙げて下さい。以前に作ったプロジェクトチームも見直し・再編します。
前回、ワークショップに参加できなかった方からの新たな提案も大歓迎です。

事務局からの提案~いせ九地域センターを作りましょう。

2005-12-13 | 事務局より
憲法九条を変えたくない人々のきめ細かなネットワークをつくるために、すべての自治会に「地域センター」をつくります。「センター」といっても、それは個人であり、個人の自宅でいいのです。もちろん、自治会内のグループや会を作っていただければ、もっといいのですが、まず個人から始めましょう。
自治会毎に、手を挙げた人がセンターになります。地域センターの人は、九条を広げるいろいろな運動について、その自治体の世話人の役目をしていただきます。たとえば、署名用紙の預かり所になったり、小集会の準備などの作業をします。事務局がお手伝いしますし、その地域の会員さん達と協力して、できる範囲でお願いします。
いせ九地域センターについて、例会でのご意見をお待ちしています。

自民党は、1月の通常国会で、「国民投票法案」を提出しようとしています。公明・民主との調整が鍵でしょうが、いずれにしても改憲の動きが加速してきました。
前回のワークショップは、雑談も交えながらの言いたい放題でとっても楽しかったのですが、最後に会員拡大の方法で意見が少し食い違いました。
結局、運動は、自分のできる形で、できる範囲を少しずつ大きく広げて持続させることだと思います。取り組み方はちがっても、目指すものは一つ。とにかく、勝たなければと思います。
「平和を願う気持ち」の強さと「あきらめない気持ち」でねばり強く行きましょう。
 例会に来られない方
「良いお年を!」 そして、
「どうぞ来年もよろしくお願いします。」

意見MEMO~NHK放送番組のメモから

2005-12-13 | 事務局より
個人的なメモなので、訂正などご指摘下さい。
各党内でも、まだ統一されていないと思いますが、今回出席者の意見から見る各党の改憲に対する姿勢として参考までに。(K)

●自民党(舛添氏)
眼目は九条です。イージス鑑までも備えた自衛隊は「軍隊」に他ならない。今までは法律を積み上げてムリをしてきた。これだけの装備の「軍」なのだから、追認する必要がある。改憲しても米国に世界の果てまでついて行って、戦争をするということにはならない。「自衛隊」は、警察と同じ法律体系になる。警察は個人の働きでの仕事だが、自衛隊には、軍として統率して動かせる法体系が必要だ。
 憲法以前の問題として、「自衛権」は国としての当然の権利として認められている。目前のNPOやジャーナリストを助けられる力を自衛隊に持たせるかどうかだ。憲法は、幹を決めればいい。後は法律で、国民の代表である議員が国会でしっかり、論議すれば良い。

●共産党(小池)
今までの憲法も守らず解釈改憲してきた自民党が、「この憲法がこれからの歯止めだ」といっても、また破るだろう。 本当の最後の歯止めが2項だ。2項が無くなることは、歯止めを取り外すことだ。現にイラクまで自衛隊は行っている。戦場に行ってしまった自衛隊が武力行使ができるようになるのが、自民党の改憲案だ。「憲法は大枠、法律は歯止め」は逆転している。憲法があるから、法律はその枠内におさまっている。

●民主党(枝野氏)
各国とも「自衛」の名のものに侵略してきた。自衛隊を軍として追認し、後は法律で・・・というのなら、歯止めがなくなるので反対だ。自衛権の制限を盛り込んだ改憲が必要だと考える。
法律で決めれば良いというのは、憲法の意味がない。立憲主義に反する。民主制といえども、ミスや暴走はあり得る。どんな政府になっても、最後の歯止めとなるのが、憲法だ。
武力行使にもいろいろな段階がある。イラクの自衛隊が攻撃を受けたときに行使するのは有りだが、米国が勝手に始めた戦争に加担するのは違う。分類分けした武力行使の議論が必要だ。

●公明党
公明党としては、あくまで「加憲」の立場だ。来年秋に党の加憲案を公表したい。今回の自民党案も加憲の範囲だと認識している。
自衛隊を「軍」とすることは、党としては賛成できない。9条2項堅持も党の方針だ。

●社民党(近藤氏)
案は前文で平和的共存権を削除するなど、人権尊重と平和主義を骨抜きにする改悪だ。今、自衛隊は何でもできるようになっている。唯一つできないのが、武力行使。それをできるようにするのが、自民党案だ。平和国家の基本を台無しにする改悪だ。9条1項は「侵略戦争をしない」と言っているだけで、これは今や常識。2項堅持が歯止めだ。自民党自身が「戦力でない」と言い続けて拡大させてきた自衛隊を、今になって「戦力だ」と言い切る姿勢がおかしい。