ハワイアンセンターから東京都区内ゆき乗車券

昭和60年7月に発行された、常磐交通自動車(現、新常磐交通自動車)ハワイアンセンター駅発行の東京都区内ゆき乗車券です。



   



常磐交通自動車は福島県いわき市を中心として路線を展開しているバス事業者で、債務超過に陥った末、平成18年2月に子会社である常交中小型自動車という会社に営業譲渡され、同社は「新常磐交通」という会社に改称され、現在に至っています。



ハワイアンセンター駅は常磐ハワイアンセンターの最寄駅で、常磐ハワイアンセンターは現在スパリゾートハワイアンに生まれ変わって営業を続けています。



話題をきっぷの話に戻しましょう。



券は山口証券印刷と思われる青色JPR鉄道地紋のA型硬券です。一見すると民営鉄道の乗車券のようですが、バスから国鉄線への連絡乗車券となっています。


ハワイアンセンター駅~湯本駅~(常磐線経由)~東京都区内ゆきという経路となっており、殆どの旅客は湯本駅から特急・急行等の優等列車に乗って帰京したものと思われます。

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東武鉄道大山駅発行 池袋⇔下赤塚ゆき乗車券

昭和31年4月に東武鉄道東上線大山駅で発行された、池袋下赤塚駅間ゆき乗車券です。

 

   

 

東武鉄道社紋をあしらった旧地紋のB型硬券です。

 

要は大山駅から最短区間ゆきの乗車券で、上り方面ゆきは下板橋駅~池袋駅間、下り方面ゆきは中板橋駅~下赤塚駅間ゆきということなのですが、上りと下りの最遠着駅を⇔で表示した、他社では見られない独特な様式の券です。

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東京メトロ 一日乗車券2態

3月11日に発生した東日本大震災の甚大な被害により更新を自粛させていただいておりましたが、新年度を迎えた本日、再開させていただくことといたしました。

御被災された方々のことを考えますと大変心が痛み、1日も早い復興を願って止みません。

 

再開1回目のエントリーは、東京メトロ西船橋駅券売機で発行された、東京地下鉄一日乗車券です。

 

   

 

印字がかなり悪いですが、A型の券に券名をはじめ、有効日・運賃・発行箇所等がところ狭しと印字された券です。

 

この券、券売機の機種により、大変違った様式の券が発券されます。

 

   

 

同じ西船橋駅で発行された、「もう一つ」の様式の券です。

これは新しい機種で発券されるもので、定期券サイズのカード型券となっています。

 

券売機の機種更新によって字体が変わることはよくありますが、これほど大胆にレイアウトが変更されているにも拘らず、これらの券は今でも共存して通用しています。

 

一日乗車券という性格上、紛失を防ぐために大きなサイズに変更されたものと思われます。

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