福原駅発行 簡易委託乗車券

昭和49年10月に水戸線福原駅発行された、内原駅ゆき乗車券です。



   



矢印式の軟券式常備券で、東京印刷場による調製のものです。



当時、水戸鉄道管理局管内の簡易委託駅にはこのような独特な様式の券が設備されていた駅が幾つかありました。



しかしこの券、矢印式であるにもかかわらず、着駅が1つしかない、たいへんバランスが悪い券です。



着駅である内原駅は友部駅から常磐線接続で水戸方面に1つめの駅で、同区間の営業キロは17.9kmです。


一方、友部駅から土浦方面に1つ目の岩間駅は営業キロが20.1kmあることから同じ運賃帯ではありません。


また、小山方面となりますと、新治駅が営業キロ14.7kmで、その次の下館駅が20.8kmであり、以上のことから、内原駅と同じ運賃帯(16~20km)の着駅は存在しないようです。



このような状況なのであれば、この券は矢印式ではなく、相互式もしくは一般式で設備されるべきだったのかもしれません。

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