鹿島鉄道の車補

今日、とうとう鹿島鉄道とくりはら田園鉄道の営業最終日を迎え、明日は正式に廃止されてしまいます。双方とも、昭和30年代から40年代の地方私鉄の雰囲気を残した路線であり、時代の流れとはいえ、廃止はとても残念な気がいたします。

さて、今回は鹿島鉄道の車内補充券をご紹介いたします。

images(表) images(裏)…再度クリックすると、大きく表示されます。

これは社線内用の車内補充券です。日本交通印刷製のBJR黄色地紋券です。車内用ではありますが、JRの主要駅も記載されていて、それらの駅発着の連絡乗車券として発行することもできました。

images(表) images(裏)…再度クリックすると、大きく表示されます。)

これはJR連絡用の車内補充券です。やはり日本交通印刷製のBJR地紋ですが、こちらはピンクっぽい色をしています。前出の社線用と異なり、JRの駅が細かく記載されており、逆に社線内の駅はJRとの連絡運輸設定駅のみが記載されています。
(これ以外の駅から、もしくは駅までの連絡運輸の設定はありませんでした。)
この券はすべての車掌さんが常時持ち歩いているものではなかったようでした。

images(石岡南台150円区間専用)

images(東田中160円区間専用)

これらの2種類の券は石岡駅~石岡南台駅間および東田中駅間専用の車内補充券です。駅名の下に印刷された●印にパンチを入れ、発駅を表していました。両駅は住宅が多く、比較的利用客が多いために設備されていたようです。
しかし、これらもJR連絡用同様、すべての車掌さんが持ち歩いていたわけではなかったようです。

 

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown ((4-タ))
2007-04-01 20:00:38
この160円の金額固定のものは豊橋鉄道にも同じようなものがありますが、区間は固定されず、金額のみの固定ですね。
ですが日付入きょう欄がないのでBサイズ5片綴りになっています。

切符の回収はかなり厳しい豊橋鉄道ですから、日付を入れる必要がないためでしょうが、さすがにここではそうもいかないようですね。

ケチな私はもうちょっと小さい券にしてもいいんじゃないかなあ、と思ってしまいます(笑)
 
 
 
(4-タ)さま (isaburou_shinpei)
2007-04-01 22:28:06
コメントありがとうございます。
豊橋鉄道にある券は確かに小ぶりですね。ツーマン時代の有田鉄道にもそのようなものあったような気がします。
 
 
 
Unknown (かんくん)
2007-04-01 22:37:57
実は国鉄・JRの車内乗車券の様式としては、金額固定式と、区間固定式は別の種類として設定されていました。
大きさも区間固定式は鹿島鉄道の券と類似の大きさですが、発行例は限られ、金津-三国の券が有名でした。
一方、金額固定式の券は豊鉄、有鉄と類似の大きさで樽見線発行のものが有名でした。
つあmり、両者とも大きさ等は国鉄の様式を参考にしたものと思われます。
 
 
 
かんくん様 (isaburou_shinpei)
2007-04-04 21:13:01
コメントありがとうございます。
車内補充券は場所によってバラエティに富んでいて、いろいろな様式を発見するたびに驚かされます。
 
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