趣味で蒐集した「きっぷ」を見て考えたこと、とか…
JR直営の印刷場名は国鉄時代の印刷場名を使用します。
古紙蒐集雑記帖
何のために…
菅沼天虎様のブログ「菅沼天虎の紙屑談義」6月7日エントリーの「ワザワザ乗換えて・・・??」に関連し、同じような「不思議な」連絡乗車券の例がありましたので御紹介いたします。
これは、上野駅86番窓口にあった京成電鉄線への連絡乗車券です。当時、上野駅ではこの窓口だけが硬券を常時発売していたと記憶しておりますが、券箱をじぃ~っと見つめて探し出した上で購入しました。
「町屋までください」と言って購入しましたが、窓口氏には「こいつ、変な奴だな…」と言いたげな感じでジロジロと顔を見られてしまいました(京成電鉄路線図:京成電鉄HPより…再度クリックすると大きく表示されます)
日暮里から京成線100円区間は当時の最短区間であり、着駅は「新三河島」「町屋」「京成上野」と、当時営業していた「博物館動物園」が該当します。考えようには京成上野までの「別線往復」の連絡版のような感じにもなりますね。
これらの駅はすべて国鉄上野駅に隣接する京成上野駅から乗換なしで行くことが出来ますし、どう考えてもその方が「早くて」「安くて」「便利で」「楽ちん」です。
何のためにワザワザ上野駅から日暮里駅まで国鉄線に乗り、日暮里で京成電鉄に乗換える必要があったのか、そして、何のために常備券を設備していたのか考えさせられます。
もっとも、券番は「0013」とあまり売れていないようでしたが、逆に12名の購入客が本当に実使用したのかが気になります。
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