八甲田丸発行 車急式連絡船グリーン券(自由席用)

発行年が不明ですが、青函連絡船八甲田丸船内で発行された連絡船グリーン券(自由席用)です。


   


緑色国鉄地紋の車急式となっています。


戴きものなので発行された経緯が分かりませんが、自由席グリーン船室で検札の際、グリーン券を所持しない旅客に対して乗務員が発券したものと思われます。


発券の際、日付および乗船便を記入して発券していたようですが、良く見ますと検札鋏の跡があり、入鋏の上発券されてものと思われます。


   


検札鋏痕を拡大してみました。丸印に錨のマークとなっています。


青函連絡船の自由席グリーン券は乗船前に国鉄駅もしくは旅行代理店で購入するか、船内にある案内所で硬券のグリーン券を購入するのが一般的だと思っていたのですが、このような車急式のクリーン券の存在に気づいたのは青函連絡船が廃止された後のことでした。


    (船内案内所光景)


もしかすると、JR化後の船内においても、JR北海道の「口北」符号のある車急式グリーン券も存在したのかもしれません。


なお、掲載の写真は2010年8月1日にエントリーの「青函連絡船案内所発行 東京都区内ゆき乗車券」にも使用したもので、 「思い出鉄道探検団」の管理人様に転載の許可をいただいております。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (わからんが)
2013-10-27 20:43:18
青函トンネル開業後もS63年まで確か2往復だったと思いますが連絡船の運航は残りました。
小生はC62復活(S63)の撮影後、残った連絡船に乗りましたが、船内で□北の軟券グリーン券を発券してもらいました。

記憶では、船内検札は無かったと思います。
 
 
 
> わからんが様 (isaburou_shinpei)
2013-10-28 07:05:58
コメントありがとうございます。

車急式の連絡船グリーン券はJRになってからも存在したのですね。
この頃は硬券のグリーン券を購入するのに精一杯でした。

検札の有無はわかりません。ただ検札鋏の鋏痕がありますので、何らかがあったのでしょう。
 
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