土佐くろしお鉄道 中村から東京都区内ゆき 片道連絡乗車券

1988(昭和63)年8月に、土佐くろしお鉄道中村線中村駅で発行された、東京都区内ゆきの片道連絡乗車券です。


   

若草色土佐くろしお鉄道自社地紋のA型一般式券になります。印刷場は不明ですが、同社の硬券乗車券独特の様式です。

乗車経路は、中村~(土佐くろしお鉄道中村線)~窪川~(土讃線)~多度津~(予讃線)~宇多津~(本四備讃線)~茶屋町~(宇野線)~岡山~(山陽本線)~神戸~(東海道本線)~東京という経路で、営業距離は1,036.9km有効期間は発売日共7日間という、硬券のJR連絡乗車券としては最長距離のものかもしれません。
当時の運賃は12,300円となっていますが、現在の運賃は13,910円になるかと思います。


   

裏面です。本来であれば無くてはならない東京都区内各駅では下車前途無効である旨の表記はなく、券番と発行駅名だけの大変シンプルなものとなっています。

現在、同社では硬券は使用されていないようで、東京都区内までの乗車券の発行はできますが、みどりの窓口に設置されているマルス端末での発券になります。

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コメント
 
 
 
最長距離の連絡切符 (虎の子南海)
2022-09-11 08:57:36
おはようございます、虎の子南海です。
ここに掲げている土佐くろしお鉄道中村線の硬券乗車券ですが、私は以前ここ中村駅で大阪市内、京都市内行きの硬券を所持していますが、東京都区内行きの硬券に関しては所持しておりません。中村線時代には東京都区内行きが最長距離乗車券でしたが、宿毛まで延長されてからは、こちらの方が最長距離乗車券になりましたが、私が以前宿毛で購入した硬券乗車券は、大阪市内行き、京都市内行きの乗車券を所持しているだけでして東京都区内行きは所持しておりません。そのほか、長距離乗車券に関しては名古屋市内行きも存在していたように思います。社
線内の硬券に関しては、全国の第3セクターでJRからの特急列車が乗りいているところでは、珍しく硬券の自由席グリーン券が存在しておりました。
こちらの方も所持しております。
 
 
 
> 虎の子南海 様 (isaburou_shinpei)
2022-09-11 10:53:22
コメントありがとうございます。
もともと国鉄線であった第三セクター路線のなかでも、同社や丹鉄のように特急列車が運転されている路線については比較的長距離の硬券があったりしますね。
特に、同社については四国様式の乗車券と特急券の一葉券があったりと、独特な硬券も存在しました。
もう何年も訪問していませんが、10年くらいまえに訪問した時には硬券は殆ど使用されておらず、窪川の窓口で売れ残っている在庫口座の一覧表が掲示されていて、希望者が購入するようなスタイルになっていました。
窪川から宿毛までの乗車券が残っていたので、実際にそれを使用して、宿毛で貰って帰った記憶があります。
 
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