JR東海 西富士宮駅発行 甲府ゆき片道乗車券

1987(昭和62)年4月にJR東海身延線の西富士宮駅で発行された、甲府ゆきの片道乗車券です。


   


まだ国鉄が民営化されてから10日しか経っていない時期のもののため、青色こくてつ過渡期暫定地紋の券紙を使用したD型準常備大人・小児用券で、名古屋印刷場で調製されたものです。
着駅はすべて営業キロ100km以下に収まっているもので、有効日はすべて発売当日限りであり、下車前途無効となります。


JR各社では国鉄末期より、営業キロ100km以下の区間用の乗車券はJR各社間を跨ぐ他社関連の乗車券を除いて金額式券を基本としており、御紹介のような区間について敢えて準常備式としている例はかなり特殊なもののような気がします。金額式券を揃えておけば東海道線の区間にも使用することができるために便利なように思われますが、往復乗車券としても発売できるようにしたのではないかと考えます。


   


裏面です。すべての区間が営業キロ100km以下であるため、下車前途無効の文言が印刷されています。

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