JR東日本 〇企 都区内パス 「ありがとう平成」バージョン ~その2

前回エントリーでJR東日本が発売した「ありがとう平成」バージョンの都区内パスを御紹介いたしました。

今回は、観察して気づいたことを書いてみたいと思います。



   


まずは前回エントリーで御紹介した券です。様式的には通常バージョンを加工したもののようですが、それでは通常バージョンのものとどこが違うのか比べてみましょう。


   


こちらは平成29年12月に中央本線阿佐ヶ谷駅で発行された通常バージョンです。まだ熱転写式時代のものですが、企画券コード「240-20」・誤取消防止符号「C53」の最新バージョンになります。「ありがとう平成」バージョンでもこれらの数字に変化はありませんので、全く同じ口座の内容を書き換えたものと思われます。

両者を見比べてみますと、一番異なっているところは一番上の題字のところでしょう。


   


題字の部分だけを切り取って並べてみました。上が「ありがとう平成」バージョンのもので、下が通常バージョンのものです。

「都区内パス」の題字が通常バージョンに比べて「〇企」の符号から右に離れた位置にあり、その下の「(乗車券)」の文字も題字同様に右に移動しています。また、通常バージョンでは「(乗車券)」の文字が題字よりも左に寄っていますが、「ありがとう平成」バージョンでは面一になっています。
そして、通常バージョンでは「都区内フリーエリア」という文言があるところが「ありがとう平成」と書き換えられており、その下に「都区内フリーエリア」の文言が、やや小さめのフォントで記載されています。

結果として「ご利用方法は「ご案内」をご覧ください。」という注意書きが省略されてしまっています。

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