草軽交通 北軽井沢から東京電環ゆき連絡乗車券

廃札券ですが、草軽交通北軽井沢から東京電環ゆきの連絡乗車券です。


   


JPRてつどう地紋のA型一般式券で、山口証券印刷で調製されたものと思われます。

軽井沢駅にある草軽交通のバスターミナルにあるお土産店で同社の廃札硬券をお土産品として販売しており、そこで1枚買い求めたところ、少し離れたところにある同社の本社車庫に他にも廃札券があり、希望者に販売しているようだというお話を聞き、その足で本社車庫を訪問し、入手したものです。

乗車経路は北軽井沢から軽井沢駅前までが自社バス路線を利用し、軽井沢駅で国鉄信越本線に乗り換えて高崎経由で東京電環(現・東京山手線内)までの経路となっています。

いつごろまで使用されていたものなのか、はっきりとしたことは不明とのことですが、券面から推測すると昭和44年のモノクラス化以降昭和47年の東京電環から東京山手線内への改称までの4年間の間に印刷されたものと思われ、同社が国鉄との連絡運輸をいつまで行っていたかによっては、それ以前に廃札となった可能性があります。


草軽交通は草軽電気鉄道という軽便鉄道を始祖とする事業者で、昭和37年に鉄道線を廃止してバスやタクシーを核とする事業者となり、鉄道線廃止後の昭和41年に草軽交通に社名が変更されています。

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