マーケティング研究 他社事例 515 「次世代の組織運営モデル!?③」 ~面白法人カヤックの秘密~
ティール組織の3つ目の要素、「存在目的」とはどのようなものでしょうか?
多くの企業が掲げる経営理念とは何が違うのでしょうか?
それを探るために、創業時からティール的な事業運営を続け、上場も果たしたIT企業、面白法人カヤック(神奈川県鎌倉市)の秘密を追っていきたいと思います。
創業者でCEOの柳澤氏は1998年に学生時代の友人2人とともに同社を創業しました。
現在、ウエブコンテンツ制作から地方創生まで幅広い事業を手掛けています。
カヤックの経営理念は「つくる人を増やす」です。
存在目的は何かという点については、もう少し深い解釈が必要で、カヤックの場合、何かを主体的に作り出すことほど面白いことはないと考えているようです。
カヤックを創業したのも、面白く働くためでした。
ものをつくること自体が目的ではなく「面白く働く」ことを目的と捉えていて、人生を面白く生きる人を1人でも増やす為に組織を運営しているのです。
面白く働く仲間を増やす為の組織をどう作るか?
その答えはブレーンストーミング(ブレスト)にありました。
「面白い仕事は、活発なブレストからしか生まれない」
そのようなブレストを追求した結果が、ティール的な組織の形だったのです。
同社のブレストには作法があります。
出て来たアイデアは否定せず、質より量を重視します。
他の人のアイデアには「それ面白いね」と積極的に乗っかります。
会議でもアイデアが面白ければクラッカーを鳴らします。
何でも面白がり、誰がどんなアイデアを言っても受け入れ、その安心感が、さらなるアイデアを誘発していくのです。
柳澤CEOは「ブレストをやっていると、究極的には誰が出した案か分からなくなる」と話します。
そんなブレストでは肩書は重視されなくなりフラットな組織となりました。
それは社員制度にも表れています。
評価は完全にガラス張りです。
各自の目標は公表され、同じ職種に就く同僚全員が仕事ぶりを8段階で評価し合い点数を付けるのです。
その点数は、社長から平社員まで公表され、その点数によって給与額が決まります。
「完全に評価のプロセスがオープンなので、誰もが納得する」と言います。
大企業であれば、上司が部下の会社への貢献度を評価し、その内容を他人が見る事は出来ません。
賃金は人事が決めた賃金テーブルに従って決まっていきます。
カヤックはなぜそうしないのでしょうか?
それは給料は誰かが決めると、上下関係ができてしまうという事を敬遠したいがためのようです。
(続く)
彩りプロジェクトでは、「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を40,000円(1h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
お気軽にご相談下さい。
当、彩りプロジェクトでは30分無料相談を実施しています。
どのような支援が受けられるのかだけでも、一度お聞きになって下さい。
→ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
HPの申込フォームから(こちらから)どうぞ。
ティール組織の3つ目の要素、「存在目的」とはどのようなものでしょうか?
多くの企業が掲げる経営理念とは何が違うのでしょうか?
それを探るために、創業時からティール的な事業運営を続け、上場も果たしたIT企業、面白法人カヤック(神奈川県鎌倉市)の秘密を追っていきたいと思います。
創業者でCEOの柳澤氏は1998年に学生時代の友人2人とともに同社を創業しました。
現在、ウエブコンテンツ制作から地方創生まで幅広い事業を手掛けています。
カヤックの経営理念は「つくる人を増やす」です。
存在目的は何かという点については、もう少し深い解釈が必要で、カヤックの場合、何かを主体的に作り出すことほど面白いことはないと考えているようです。
カヤックを創業したのも、面白く働くためでした。
ものをつくること自体が目的ではなく「面白く働く」ことを目的と捉えていて、人生を面白く生きる人を1人でも増やす為に組織を運営しているのです。
面白く働く仲間を増やす為の組織をどう作るか?
その答えはブレーンストーミング(ブレスト)にありました。
「面白い仕事は、活発なブレストからしか生まれない」
そのようなブレストを追求した結果が、ティール的な組織の形だったのです。
同社のブレストには作法があります。
出て来たアイデアは否定せず、質より量を重視します。
他の人のアイデアには「それ面白いね」と積極的に乗っかります。
会議でもアイデアが面白ければクラッカーを鳴らします。
何でも面白がり、誰がどんなアイデアを言っても受け入れ、その安心感が、さらなるアイデアを誘発していくのです。
柳澤CEOは「ブレストをやっていると、究極的には誰が出した案か分からなくなる」と話します。
そんなブレストでは肩書は重視されなくなりフラットな組織となりました。
それは社員制度にも表れています。
評価は完全にガラス張りです。
各自の目標は公表され、同じ職種に就く同僚全員が仕事ぶりを8段階で評価し合い点数を付けるのです。
その点数は、社長から平社員まで公表され、その点数によって給与額が決まります。
「完全に評価のプロセスがオープンなので、誰もが納得する」と言います。
大企業であれば、上司が部下の会社への貢献度を評価し、その内容を他人が見る事は出来ません。
賃金は人事が決めた賃金テーブルに従って決まっていきます。
カヤックはなぜそうしないのでしょうか?
それは給料は誰かが決めると、上下関係ができてしまうという事を敬遠したいがためのようです。
(続く)
彩りプロジェクトでは、「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を40,000円(1h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
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当、彩りプロジェクトでは30分無料相談を実施しています。
どのような支援が受けられるのかだけでも、一度お聞きになって下さい。
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