女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

先輩の自覚

2011-05-19 | インポート

 月一度通うお気に入りの美容室が「河内小阪」にある。「河内小阪」は東大阪に位置し、大阪の中央区に住んでいる私にとって決して地の利があるわけではない。

 それでもこの美容室に通う理由は2つ。一つはある人から紹介されたスタイリストのスタイリングを気に入っているるからもう一つは、スタッフの前向きで一生懸命な接客が気持ちいいから

 以前、このブログ(4/21分)で新入社員研修(ある協会に加盟しているサロンに就職した新入社員達の合同研修)を紹介したが、この研修で他の会社(サロン)の新入社員の見本となるような意識・態度で研修に臨んでいたのがこのサロンの社員たち。2年前にこの研修を担当して以来、実際のサロンワークでどんな接客をしているんだろう?どんな雰囲気の店なんだろう?と気になっていた。

 

  先日そのサロンで入社4年目のスタイリストデビューを目前に控えた男性スタッフと話をした。新入社員が入社して約1ヶ月。自然に新入社員達の話題になった。

 その中で彼がこんな発言をした。

「毎年たくさん社員が入社する(そのサロンでは20名程度採用している)が、中には辞める社員もいる。『こんなはずじゃなかった』『思っていたのと違う』という理由がほとんどで、(辞めるスタッフの)ほとんどは一年未満に辞める。一年たてば後輩が入ってくる。自分達が一番下のうちは自分のことだけやっていればよかったけど、後輩が入ってきたら後輩のことも考えてやらなければならない、責任ありますもんね・・・。」

自分の知っていることを教えたり、落ち込んでいるのを励ましたりしているうちに自分がしんどい」とか「このままでいいんだろうか」と考える余裕もなく、気がつけば「3年目」「4年目」に突入しているという。

要は、後ろを振り返ったり、立ち止まったりしている「暇がないのだ」

先輩としての自覚が責任ある行動につながり、後輩も先輩も共に育つ(=共育)という風土を醸成するのだろう。

気負うことなくあたりまえのようにさらりとそのことを言ってのける入社4年目のスタッフがかっこよく思えた。

今の気持ちのまま頑張れば、きっといいスタイリストになれるよ!真悟ちゃん!!

 


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