女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

内定者研修!

2013-02-23 | インポート

辛島です

この2月という時期は、アイプラスが開催している内定者研修(全2~3回コース)の

最終回が開催される時期。

今年度はA~Gまでのクラスがあり、毎回20~30名の学生が受講している

今回その内のB、C、Eコースの最終回を担当した。

実は、無事に担当し終えたのは、今年が初めて・・・

入社してからのこの5年間、何回か担当させてもらってはいた。

が、

全部、撃沈してきた・・・

なぜ撃沈だったのかというと・・・

①受講生より、後ろでチェックしている上司の目が常に気になる

②「言い漏れ」がないか、「言い忘れ」がないかが常に気になる

この2つが理由だった。

①の理由を分析すると、研修中の当時の私の心情はこうだ

「せっかく任せてもらったからには『できる』事をアピールしなくては!

今の発言で上司はどう思ったかな?『できてない』と判断されてしまったかな?

なんか表情が曇ってる気がする・・・やっぱりダメだと思われたんじゃないか!?

さらに②に理由を分析すると、研修中の当時の私の心情は

「前に上司の研修風景を見学した時、ここでこんなことも言ってはったな、

あ、あれも言ってはった。えぇっと、これ言って・・・ほんであれ言って、よし全部言ったな。

・・・あ、あれ言ってない!どうしよ!?」

これは今ならおかしいとすぐわかる。

その思考の中にまったく『受講生』がいない

受講しているのは、目の前にいる学生なのに

②に関しては、その解決策として私がとった方法は『台本』を用意することだった。

「いやいや、それ違うよ!」と今なら全力で自分にツッコミたい・・・!

当時上司からも「それは違う」と言われていた。

しかし、『言い漏れ・言い忘れ』が心配だったので作ってしまっていた

当然研修は『対、人』。

しかも毎回受講生は違う。どんな雰囲気、空気になるかは毎回違う。

舞台や芝居ではない

その言葉を選択すべきでない空気だったとしても、

台本ではその言葉をここで使うようシュミレーションされている。

「意味的にはズレてないし」と思ってその言葉を言う。しかし、全然共感が得られない。

焦る私、そこで①に陥る・・・

こんな感じだった。




何をどう言ってもいい。

 

最終的に伝えたい、今回一番大切なことが伝われば、

 

伝わるまでの経緯は問題ではない。


そのことを理解し、こうやって客観的に分析できるようになるまでに

ずいぶん時間がかかってしまった・・・

でも、とにかく、気付いてよかった。

なぜ自分の中の思考が変ったのだろうか・・・

その分析結果は次回掲載できるように考えをまとめておきたいと思う。

是非次回もよろしくお願いします


ほめられてうれしい!?

2013-02-16 | インポート

中村です

「君、しっかりしてるね」「○○さんはよくできるね」


仕事をしているとお客さんからこのようなほめ言葉をもらうことがある。
かつて自分も言われたし、現在は部下が言われる立場にある。


人から褒められるのは悪いことではない。いいこと喜ばしいこと


でも、やった~褒められた  

と手放しでは喜べない!



お客さんから「ありがとう」「助かった」「あなたと出会ってよかった」
という感謝の言葉をもらったら、
素直に「ありがとうごうございます!」と思える。


でも、

「しっかりしてる」「よくできる」という言葉に対しては素直に思えない。
これらの褒め言葉の前には「女性の割には」「若い割には」「新入社員
の割には」など前置きがつく。
これらの前置きは音声で発せられるものではないが、その人の頭の中の「女性」
「若者」「新入社員」ってこんなもんという基準に照らし合わせて判断しているに過ぎ
ない。

もちろん、言っている方はそんなことを意識して言葉に出しているわけではない。
でも、無意識に、ナチュラルにそう判断している。


だからこそ、自分が「女性」「若者」「新入社員」など決められた枠の中で「頑張って
いる」「よくできる」と評価されてもあまりうれしくはない。
むしろ「当たり前やん」と思う。



私が、小生意気な小娘だった頃の話。

ある社会福祉法人で、理事長、事務長以下そうそうたるメンバーの前でプレゼンす
る機会があった。単発の研修ではなく、その法人の「研修大綱作成」という1年間か
けて請け負う大きな仕事。その全体の流れや進め方を幹部の人たちに説明する場
だった。そんな大切な場で先方の担当者(男性、役職:係長)と口論になった。
一周り年上のその担当者は弁が立って攻撃的なタイプ。

私の発言に対して、

「聞いているのと話が違う」

口撃してきた。

正直「うわ~っ~っつなんでこんな場で・・・」「やめてよと思った。

が同時に「今さら何言うとんねんという気持ちと会社を代表してその場にいる
のに「引き下がるわけにはいかない」という気持ちが気弱になりそうになる自分
を奮い立たせた。

最終的には、納得してもらって無事その案件をスタートすることになったのだが、
帰社しようと資料類の整理をしている私のそばに担当者が近づいてきてこう言った。

「さっきはすみません。熱くなってしまって・・・。中村さんが女性だという
ことすっかり忘れてました。事務長に怒られました」

今、この記事を書きながら当時の状況を思い出してこう思う

担当者に女だからと言って手加減されなかった =   うれしい出来事
一方、担当者が事務長から怒られたということは、(中村さんは女性なんだから)
「言い方気をつけろ」あるいは「口論するんなら上司にしろ」と言われたのだろう。
事務長からは「女(の子)扱い」されていた = 残念な事実。


思い返してみると、総合職として社会に出て26年。女だから「優遇された」「冷遇さ
れた」と感じたことはあまりない。


ただ、あからさまな「優遇」「冷遇」でないにしても
中村さん=(女性の)営業、(女性の)担当者 とみられていたのは事実。周りがそれ
なりに気をつかってくれていたのだろう。


世の中には『男』と『女』という2つの異なる性があって、それぞれに特性が違うから
面白い。

女らしく、自分らしく、役割を全うしたい。ただし社会人である以上成果を上げること
に責任を持つのは男も女もなく、社会人として当たり前。そこに甘えは許されない。


かゆい所に手がとどく

2013-02-15 | インポート

岩元です

先日、社員旅行で温泉に連れて行ってもらった

後日、中村から

「岩元、今回の旅行で内定者の頃に比べて気が利くようになったなって思った

と言われた

 

確かに、去年のちょうど同じ時期に同じく温泉旅行に連れて行ってもらったが、

その時には、ずっと

「次は何するんだろう?どうしたらいいんだろう?」と心の中で思って

先輩たちが動いているのを見ているだけだった

 

では、今回の旅行で私の中で何が違っていたのか?と考えてみた

 

1つは「こういう動きをしたらいい」というコトを自分の中でストックが出来ていること

この一年間を通して先輩たちの動きを見て、

「そうかこれもしたら良かったんだな」とか

「こうすることも必要なんだな」と思うことの連続だった

 

みんなで食事に行ったなら、お店のドアを開けることから始まり

大皿で来た料理を取分けること

取分ける人が取分けやすいようにみんなのお皿を集めたり、料理を回したりすること

飲み物が少なくなっている人に「何飲みますか?」と聞くこと

いろいろなことに対して「これもしたらいいんだな~」と思った

 

でも、もっと大きな違いとして

現在自分がどのような状況で、次はどのようなことが予想されるか?

自分には何が出来て、何をしなくてはいけないのか?

というのを考えるようになったコト

 

だから、同じようにみんなで食事に行っても、

現在みんなで食事をしていて、大皿で料理が来た

   ↓

次の行動は取り分けて食べる

   ↓

なら・・・取り分ける人が必要⇒私が取り分ければいい!

とか

現在誰かが取り分けようとしている

   ↓

お皿を集めたほうがとりわけやすい

   ↓

なら・・・私がお皿を集める!取り分けたのを配る!

のように思考するようになった

 

まだまだ先輩に比べれば気が利かないが

「次はどういうことが起こるかな?では私は何ができるかな?」と常に考えることで

痒いところに手のとどく、気の利く女になろう


恐るべしイメージの力

2013-02-03 | インポート

中村です

これと言って予定のない日曜日の午前中。
目は覚めていてもすぐには起きずにベッドでだらだら。ゆ~っくり起きて、洗濯機を回す。
甘~いコーヒー飲みながらテレビを観たり音楽を聴いたりしながらさらにだらだら・・・。
お気に入りの時間。

この間の日曜日もそんな日だった。

狙いを定めてチャンネルをあわせたわけではないが、テレビの「所さんの目がテン」と
いう番組が目にとまった。

そこで「音楽を聴くだけで体温が上がるか?」という実験をやっていた。
番組で紹介していたのはTUBEの「夏休み」。この曲を聴いて、実験に参加した全員の
体温が上がった。

夏⇒ビーチ⇒日焼け⇒熱い

をイメージして体温上昇これはなんとなく想像がつく。

ふぅ~ん

次の実験が興味深かった。夏の歌を聴いて体温が上がるなら冬の歌を聴いたら体温
は下がるのか?

下がるんちゃう?

と思いながら観ていると・・・

実験に使われたのは「津軽海峡冬景色」。結果は予想通り体温は下がった。

冬⇒津軽海峡⇒吹雪⇒お~寒っ


そらそうやろ!!

しか~し、被験者の中で1人だけ体温があがった。


なんで?


よほどの変わり者か?特異体質か?


彼は曲を聴きながら「津軽海峡冬景色をカラオケで歌っている映像」を思い描いてい
たという。


津軽海峡冬景色⇒カラオケで熱唱⇒楽しい⇒体温上昇

へぇ~ 中村の反応レベルも一気に上昇

受ける刺激は同じ。でも、それを「どう捉えるか」その刺激から「何をイメージするか」に
よって体温までもかえてしまう


恐るべしイメージの力




仕事や人間関係も同じ。
「わぁ~苦手なタイプ。この人と上手くやるなんて無理
「この人に提案してもきっと通らない

無理・ダメ・~ないなど否定イメージを持つと、頭の中は「津軽海峡冬景色」
が流れ体温が下がっている状態。お~寒っ。そこに飛び込んで行こうとは思わない。
行動はストップ。しかたなく行動したとしても腰が引けているから上手くいかない。
最後は「ほらね、最初から『無理』『通らない』って思ってたんだ」と帳尻あわせで終了!

でも、同じ人や課題に接しても、否定的なイメージを持たなければ、頭の中は「津軽
海峡冬景色」をカラオケボックスで熱唱しているイメージ。違和感なく飛びこむので
上手くいくことも多い。

初対面の人と接する際、注意すべきは先入観
その人に関する事前情報が先入観⇒偏見となってありのままの姿を見
誤ってしまう危険性がある。
本来、相手の印象は「見た目」や「話し方」「相手が言ったこと=事実情報」などをもとに
自分の評価基準で決めるべきなのに、その人に関する事前情報(=他者基準)が
ポジティブネガティブかによって見え方が違ってくるからやっかい。

事前情報がポジティブだと、少々気になるところがあっても「そんなはずはない」
ちょっとでもいいところは「やっぱり聞いている通りだ結論をOKに持っていく
心理が働きやすい。

に対して

事前情報がネガティブだと、いいな!と思うことがあっても「いやいや、そんなはず
はない」
ちょっとでも気になるところがあると「やっぱり聞いている通りだ結論を
NGに持っていく心理が働きやすい。

そういう生き物人間って

私の場合、職業柄自分の発言がその人の社内での状況に影響を及ぼすことも多い。
先入観を持たず、自分の目や耳で確認し、自分がどう感じたかを基準に慎重に発言
するよう心がけている。


実際、事前情報と印象が違う場合もあるが、こうとも言える。


ありのままを見る⇒ありのままを見てくれていると(相手が)感じる⇒認めてもらおうと
頑張る⇒結果としていい方向に行動改善される

偏見を持って否定的に見る⇒自分はよく思われていないと(相手が)感じる⇒「何を言
っても、何をやってもどうせ自分はよく思われない」と思う⇒頑張らない⇒結果として
「ダメ」を強化するような言動をとる



相手を「評価」するのが目的ではなく相手に「行動改善」を促す場合、受け止める側の
問題も大きい。