女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

やる気のないトナカイに思う・・・

2011-12-24 | インポート

   この季節、街はクリスマス1色

   いつの間にか「クリスマスがどうしたん?」モードになった私にとっては、コレと言って影響

  は ないが、街にはクリスマスソングと「赤×緑×白」カラーが溢れかえる。

   事務所近くのコンビニでもスタッフがサンタとトナカイのコスチュームで仕事をしている。

   コスプレが好きなわけではないがこれもお客様を楽しませるための「おもてなし」の一つ 。

  微笑ましく受け止めていたのだが・・・

  このトナカイ(アルバイト男子)はっきり言ってまるでやる気がない。

 

  レジで少しやりとりをしたが、なんでも無理やり押しつけられたらしく、見るからに不機嫌

  トナカイなのだ。

  

  (以下、心の声)

  

    「押しつけられたかなんか知らんけど、どうせやるならちゃんとやれや!!」

    「お客さんを楽しませるためにやるんちゃうんかい

   「『いやいや』やるんやったら断われやぁ~

   またまた取り乱してしまいました・・・。失礼しました。

  

   やらせるほう(店側)もアルバイトにやらせるんだったらちゃんとやらせないと・・・。

   アルバイトが楽しんで「僕やります」と言いたくなるようにもっていかないと意味がない。

   以前、同じ店でチキンのから揚げ売り出の時、30代とおぼしき男性スタッフが頭に

   紙で作った大きな「鳥の冠」をつけて、

  「本日チキンのから揚げお買い得です。いかがですかぁ~

  

   と大声で呼び込みをしていたことがあった。見た瞬間は、「ええ年してあんなんするの

   ん、恥ずかしいなぁ・・・」と正直思った。

   が、レジでやり取りをした時

   

   私の「大変ですね・・・」の問いに、「いえ、今日はから揚げがお安いですからできるだけ

   たくさんのお客様にご案内したいと思ってますので」ときっぱり言い切ったのを思い出し

   た。

   

   こうでなくっちゃ

   なんでもとりあえずやればええっちゅうもんではない。

   どうせやるなら、ちゃんとやろや


ちょっとした言い回し

2011-12-14 | インポート

 ちょっと気になる「女」についてここ2回取り上げてきた。今回もその続き。

 ある女子学生が内定先の上司にかけた電話で、

  「お疲れ様です。今仕事終わりました・・・(後略)」

  さらに別の日、喫茶店での会話で

  「・・・・(前略)、うちのことで相談してたんです・・・(後略)」

  むむむっ???「お仕事?」「おうち?」

  お前はままごとしてんのかぁ~

  ここは、ビジネスの場や!ビジネスの場は大人しかおらん!!お前はガキか

 、それとも嬢様か!!!

 なんでもかんでもつけたらええっちゅうもん違うで!!!

 

 失礼いたしました。思わず取り乱してしまいました。

  選考時の雰囲気や受け答えは落ち着いて大人びて見えた彼女。内定後、何気ない会話

  の中で見られる稚拙な発言や志向に未成熟な根本が見え隠れする。

  ちょっとした言い回しに「根本」が現れる・・・。

 

 


ハート印の携帯メール

2011-12-12 | インポート

  「レディネス」というウチの会社が提供する新卒社員の早期戦力化プログラムの中で、コミ

  ュニケーションについて考えるセッションがある。そこでは、

  

    コミュニケーションの基本はFace to Face(対面)  

    状況的に難しければVoice to Voice(電話)

    必要に応じてメールや書面などを補完的に用いる。

    その場の状況に応じて適切なツールを選んで行うことが必要である。

  という類のことを説いている。

  こんなことがあった。

  ある女子学生が内定先の先輩女性社員の携帯にメールを送ってきた。週に一度のアル

  バイトの際聞けばよさそうなものだが、聞きそびれたという。

  内容は引越し先に関して、住む場所はどのあたりがいいか?無理なく生活するにはどれく

  らいの家賃のところを探せばいいか?など相談にのってほしいという依頼。

    (前文略)

              相談にのってくださいね

                                          (後文略)

  

   がついている。

   先輩社員に送るメールになんかつける?

   今時のメール世代だから?

   こんなことにひっかるのっておばはんちっく?

   

   だとしたら、おばはんで結構!

   そもそも携帯メールはプライベートなもの。ビジネスで用いる際には緊急で電話がつな

   がりにくい際の連絡か事務的な報告の際に限定されるべき。

       まして、

   言うまでもないこと(と私は思う)だが絵文字やデコメは必要ない。当然社内恋愛中のカ

   ップルでも仕事上のやりとりに印はいらない。

   

   「ええっ?ダメなんですか?

   と思った女子学生(女子に限らずだけど)いないよねぇ???

   良いか悪いかではなくて、絵文字やデコメを使うという発想自体がズレている。

   

   こういう感覚のズレ(こういうのをKY=空気読めない=状況判断ができない=仕事がで

   きない)が、ビジネス社会で「せやから女はあかん」「今時の若いやつはいつまでも学生

   気分が抜けん」と言われる根本。

   バイトの先輩には使ってたしぃ・・・。お父さんにも使ってるしぃ・・・。今までそれで注意さ

   れたことないっし・・・。

   だから、先輩社員にも・・・。ってか?

    ちゃう、ちゃう

    ちゃうでぇ

    

    そんなところで「できるこ」か「あかんこ」か見極められる。ちゃんと考えや!

    ただし、印メールを送られる側にも問題がある。先輩社員として毅然としてたらそ

    うはならない。連れかサークルの先輩の延長線上にいる人ぐらいにしか思われてな

    い。いや、思わせてないからこうなる。

    要は関係がなぁなぁ。ビジネス社会における女同士の関係で一番難しいのがこの「なぁ

    なぁの関係」をいかに断ち切るか?

    先輩社員になれるかどうかはこの一点にかかっていると言っても過言ではない。

    頭でわかっていても、これを断ち切るは簡単じゃない!

    そこには「自分軸」から「会社軸」へ もととなるの転換が求められる。多くの女性

    はこの軸の転換ができなくて伸び悩む。

    

  

  


なんかちゃう!!

2011-12-10 | インポート

  総合職希望の女子学生の面接をしていると、

  「バリバリ仕事をしたいです」

  「営業として一人立ちしたいです」

  という立派な決意表明を聞くことが多い。

  はたまた、「中村さんのようになりたいです」という類の決意表明ともよいしょっ!ともとれ  

  るコメントもよく耳にする。

  しか~しっ

  そういう学生の私服が

  リボンのついたメルヘンチックなコート

  ふんわりバルーンスカート

  パフスリーブニット

  などいわゆるメルヘンチックな雰囲気の装いだったら、正直違和感感じる。

  いい悪いの問題ではない。個人の好みだし、私服やからええやん!かもしれない。

  でも、「なんかちゃうなぁ・・・」と思ってしまう。

  ビジネス社会で、女に甘えず「凛」として生きたいと思う女性があえてそのジャンルの服

  装を好むとは思えない。

  少なくとも私は絶対に選ばない。

  似合う似合わないの問題ではない。その場にふさわしいかどうか?あるいはなりたい自分

  のイメージとセレクトが一致しているかどうかの問題。

  今から20年ほど前人材業界で働き始めた頃、自分がプレゼンテーションする姿をVTRで

  見て愕然とした。

  そこには、

  自分の目指す「仕事ができる」「凛とした」「カッコイイ女」

  

  ではなく、

  

  「女っぽい」「男受けのよさをねらうような」「なんちゃって仕事ができます 

  風」のイヤな女=自分

  

  がいた。

 

  そう感じたのは、どうしようもない「甘い声」と体型(色白、なで肩、お尻が大きい)。(当時

  好んでしていた)女をアピールするような髪型や女っぽい服装(デザイン、色など)から。

  あれから20年。甘い声と体型は残念ながら変わらない。

  でも、自分の志向は随分変わった。髪形、私服やアクセサリー含めた服装のセレク

  ト・・・。シンプルで「カッコイイ」ものに囲まれて生活している。私服もそう。ちょっと可愛らし

  い系のデザインもどこかにきちっと感があるようにコーディネートする。そうしないと気持ち

  が悪い。

  無理をして志向を変えたのではない。自然にそうなったのだ。

  何気なく選ぶものにその人の「素」の志向が見える。

  面接時に人物評価する際の大きなポイントになるのではないかと思う今日この頃。


小さなサプライズ

2011-12-03 | インポート

 先日取引先の女性と二人でランチに行った。

そのレストランでのこと。

そのお店はレストランウエディングも行っているカジュアルフレンチの店。週替わりのサービスランチをオーダーし、最後のデザートのタイミングで

パチパチパチパチ

という音と共にスタッフがスイーツを持って登場した。(ちなみにパチパチパチという音はスイーツの上に添えられていた花火のような飾りの音)

デザートのオーダーはまだしてないし・・・一体何事?と思っていると

「お誕生日おめでとうございます

スタッフがとびっきりの笑顔で私の前に濃厚なショコラの盛り付けられたプレートを置いた。

ここまでされてもまだ私にはこの事態が理解できない。

なんで、誕生日知ってんのん?

◇ここでランチをしようと決めていたわけではないため予約は入れていない

◇この店の常連客ではない

◇入店時、誕生日はおろか名前さえも聞かれていない

にも関わらずなぜ???

頭の中が?で一杯になっていると

笑顔のスタッフが「先ほど、お二人で会話されているのをお聞きして・・・。私どもからも何か心ばかりのお祝いをできないかと思い、当店ショコラティエの自信作をご用意させていただきました」

その横に照れくさそうに微笑む可愛らしいショコラティエがいた。

そうっか

オーダー後、料理が運ばれてくるまでの間に「お誕生日ですよね。おめでとうございます」と寄せ書きのメッセージカードをもらっていたのを見てたのか!

なかなかやるな!

小さなサプライズ

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