女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

こんなところに躓く石があったのか!!

2012-04-29 | インポート

こんにちは!いわもっちゃんです

もうすぐ4月も終わり・・・

今回は、私の「こんなところで躓くなんて」のお話


私は大学生の頃に塾でバイトもしていたし

バイト先では頼られる方の人間だった!

保護者からの問い合わせの電話や相談の電話も

「教室長がいなかったら岩元(私)へ」と

自他ともにそう思っていた

もともと、電話という手段は苦手だったけれど

バイトで慣れたから入社してからも大丈夫でしょ!って思っていた




でも!!実際は・・・

相手は「いつも通り」に社名を言うので、聞き慣れないと聞き取れない

かつ『お客様』『社内の人間』と、かかってくる人によって敬語が違ってくる

そして、「誰宛て」でその人が今何をしているから、どんなことを伝えなければならないかが変わってくる・・・

しかも電話は突然やってくる!!!

 


こんな要因で初めはグダグダ

周りからの指摘も毎日、毎日・・・

はっきり言って、「こんなところに躓く石があったなんて!!!」という心境

でも、電話をとって慣れない限り、いつでも電話を怖がらないといけない

だから、慣れるために自分が電話に出ていた


 

しかし、「元気がない」と指摘を何度も受け、上司から

「間違うかもしれないけど、元気しかない新入社員が元気がなくてどうするんだ!」

「明日は少なくても元気ないことで注意受けるな!」

と言われ、

「もう、社名を聞き取れなかったら、もう一回聞けばいいし

敬語間違ったら、指摘を受ければいいし、

どうにかなるでしょ!!!ただただ元気に応対しよう!!!」

って思ってやったら


「なんだ意外と聞き直したら、みんなゆっくり言ってくれるじゃん

「間違うのは良くないけど、元気だったら相手も笑ってくれるじゃん

なんか、別に電話怖くない自分何を怖がってたのだかってなった。



たぶん、社会に出たら誰でも「こんなところに躓く石があったのか」って

ことがあると思う。

それが私のように入社してすぐかもしれないし、数か月後、数年後かもしれない。

でも、必ずやってくる




私の場合は、それを超えるきっかけが「思いっきり」だった。

いろいろな場合があると思うけれど、意外な石に躓いても

きっかけを見つけて(提案されて)超えればいい

今後もいろいろ躓く石が出てくるだろうけれど、

くじけずに、1つずつ超えていきます


「かわいそう」と思う気持ちが成長を妨げる

2012-04-24 | インポート

前回同様新入社員研修でのこと。

「売り」の一つでもある「本気演習」

7~8人をグループにして

「思いっきり笑顔で」

「思いっきり大きな声で」

「キビキビ・テキパキ・ハキハキ」

「姿勢よく」「身だしなみを整えて」「お辞儀の角度と速度を揃えて」

チェックテストにチャレンジしてもらう。

感じよく上品にとは真逆の、

「もうこれ以上無理でっせ~

というぐらいの声を出し、

汗をかきかき腕まくりで、顔をくちゃくちゃにしながら必死のパッ

チで講師からの挑戦状に挑み続ける

グループメンバー全員が講師の基準(=他者評価)

OK(=合格)になるまでただひたすら声を出し、笑顔を作り、

姿勢を正し、お辞儀の角度とスピードを合わせる・・・・。

メンバーのうち一人でも駄目なメンバーがいれば ダメ

たくさんあるチェック項目のうちどこか一つでも駄目なら ダメダメ

一人でも本気でないメンバーがいたら ダメダメダメ

容赦なく

はい、だめ~

BOO~

最初よそよそしいメンバー達が、何度も駄目だしをしているうちに、それぞれ

の本気が出てくる。遠慮しながらの指摘が的を得た具体的な指摘になり、

どうすればお辞儀の角度やスピードが合うかに対してアイデアが次々に

出てくる。

講師の役割は、妥協せずダメ出しを続けていかにメンバー達を本気にする

ことこれにつきる

グループ全員の本気が一つになった時、評価者である講師の心が動く

OK

ただ、講師とて人間。何度も何度も駄目だしを続けていると、ふとおまけしたくなる

ことがある。

ほとんどの場合、この「おまけ」の気持ちはいい場面では芽生えない。

おまけ=もうこれぐらいにしといたろか・・・(という妥協)

    =これ以上無理やろ・・・(というあきらめ。決めつけ)

いずれにしても教育に携わる者として好ましくない。

今年もいた。ある団体の新入社員研修でのこと。

べっぴんさんでおしゃれな雰囲気の彼女。

表情がなく、恥ずかしいからなのかなかなか声が出ない。

いや、出ないのではなく出そうとしない。駄目出しをするとふてくされた

顔や態度をとる。何度やらせても改善が見られない・・・。予定の終了

時間は近づく・・・。

もうええっかな・・・。こんなもんにしといたろかな・・・。これ以上やらせたら

可哀そうやもんな・・・。

妥協してOKをだしてしまいそうになった。

でも、こちらがあきらめたら負け。もう一回だけ!と心に決めて、

駄目~!全然声大きなってな~いもう一回~。もっと出る

最後、まだまだ小さいながら「彼女なりの精いっぱいの声」が出た。

きれいな顔が「ちょっとだけくちゃくちゃになった」

あきらめなくてよかった・・・・。講師も自分と戦っている。

かわいそう・・・

講師が抱いてはいけない気持ちの一つ。「かわいそう」と思った時点で、

上から目線。そこに受講生の可能性を信じて成長をサポートしようとしよう

うとする気持ちはない。

その根底には、相手をなんとかして本気にしようと「本気」になる気持ちはなく

何度も駄目だしをして「いじわるばばぁ」と思われる自分から逃げようとするずる

い自分がいるだけ・・・・。

逃げずによかった・・・。

中村でした。


自分=企業 

2012-04-19 | インポート

今年担当する予定の新入社員研修が今日で全て終了する

120人ほどの大人数対象の公開コースあり、ユニークな社内ルールのある

東大阪のメーカーあり、色とりどりの髪の毛をした美容師のたまご達あり・・・。

今年もいろんな業界、業種、職種の新人たちとの出会いがあった。

新入社員研修を担当するのはエネルギーがいる。

でも出したエネルギーは戻ってくる。自分=1人から複数に対してエネルギー

を出すのはパワーがいるけど複数からエネルギーが返ってきてさらにパワフル

になることも多い。

また、新人たちの一生懸命さや素直さに触れ、自分自身の日ごろの行いを改めて

反省することも数知れず・・・。

その学びの場を私に与えてくれる発注元である企業や団体の多くが何年も継続して

オーダーくれているありがた~いお客様。当然、担当者も自分も会うたびに一つずつ

年齢が増えていく

毎年顔を合わせているのでさほど感じないが、たま~に以前とった写真を見ると、

「きゃ~っ、えらい若いやん」

逆に言えば、

「ごっつい歳とったなぁ・・・。お互い」

まっ、歳をとるのはしかたがないとして・・・。

何年も同じ企業(団体)に入社する新入社員を見ていると「その企業(団体)

らしさ」がわかる。なんとなくではなく「はっきりと」わかる。

相手は新入社員。まだそこで働いてないのにも関わらず・・・。

公開研修で100人以上の参加者がいて、名札も付けていない状態でも

「この子って、あの会社っぽいな」

「この子あの会社の雰囲気」

と醸し出す雰囲気で感じることもあれば、

「この態度の悪い子はきっとあの会社やろな」

この受講姿勢のよさはあの会社に違いない」

と受講態度で感じることもある。

ほぼ間違いなくその通り

これが中村の特殊能力によるものなら自慢できる

もしそうなら、今頃この仕事ではなく、別の仕事で注目を浴びているはず・・・。

しか~し

残念ながらそうではない

この「なんとなくあの会社っぽい」が企業風土。

同じようなタイプを好み、同じようなタイプに好まれる。

ごまかしようのない企業の人材に対する価値観、ひいてはコツコツと積み重

ねてきた「教育」の結果がここに凝縮される。

少なくても私にはそう映る。

だからこそ、言いたい。

企業(団体)で働くということは、「自分=会社」

自分のだらしない態度=会社がだらしない 

自分のきちんとした行動=きちんとした会社

少なくともその「責任の重さ」を感じて自覚を持って行動しよう


甘えを捨てる!!

2012-04-14 | インポート

前回、紹介していただいた、いわもっちゃんです。

私の感じた新入社員の「今」を伝えていきます。

私が、今思うことは・・・

社会人になった瞬間から、甘えを捨てなくてはいけないのだということ。

このブログにあるように、「女に甘えず」もそうですが、

「私は新入社員だから」という甘えも捨てなくてはいけない。

この「新入社員だから」とは、自分が使っていい言葉ではない。

新入社員の自分が一生懸命やって、それでも失敗したり、間違ったりした時に

周りが使う言葉なんだと思います。

電話をするのも、取るのも、何かを作成するのも、

「自分は新入社員だから、失敗しても仕方ない」とか

「自分は新入社員だから、誰かがチェックして、直してくれるだろう」

という甘えは通用しない

電話をとったとき、私が新入社員かなんて相手には関係ないんです。

新人らしく元気にハツラツとした応対であれば、「フレッシュでいいね」となりますが、

失敗するんじゃないかと思いながら、自信なさそうな応対では

「新人さん?大丈夫かしら?」と相手は不安になります。

もしくは、「この会社、大丈夫かしら?」ともなりかねない。

電話に出るからには「私が会社の代表です」という気持ちで出なくてはいけない。

相手にとって偶然、電話に出た私が会社の基準になることも自覚しなくてはいけない。

入社してすぐに、いろいろな先輩から

「自分が新入社員だからという甘えは捨てないといけない。」と

伝えてもらって、わかっているつもりだったのに

自分で行動できていませんでした

自分で失敗して、強く指摘されて初めて「自分が甘かった」と気付きました

「わかっていたつもり」の自分を情けなく思い、

「こんなこともしっかりできないなんて」と思いました・・・

でも結局は、「自分が」意識をして、腹くくって行動するしかない

社会人になったからには、新入社員にも甘えず、新入社員らしさを活かしていきます


女性の後輩ができました

2012-04-09 | インポート

こんにちは。辛島です。

この春初めて同じ総合職で女性の後輩ができた

後輩の名は「いわもっちゃん」

鹿児島出身のいわもっちゃんは色黒で目鼻立ちがはっきりしている。

(褒めてます!

自分が一年目の時に比べると、「ナチュラルやな~」って思う。

社内の人に自分が思っていることと違うことを言われた時には「でも!」っと言い返しているし、

「私はこう思ったんです!」っということも言っている。

5年目になる私だが(早っ)、1年目は、すごく人に合わしていた。

「人に合わすな、自分の意見を言いなさい。間違っていてもいいから。」「自分らしくやりなさい。」

と何回も何回も言われて、ようやく徐々にマシになってはきたのだが、

1年目は「怒られたくない」「怒られたらどうしようとかそんなことを無駄にずっと考えていたので、

自分の考えを言うことが怖かった。

だから、「とりあえずやってみる!」というエネルギーもなかった。

「○○さん(上司、先輩)はどう思ってるんだろぅ・・・(汗)」と心の中でドキドキするだけだ

例えば、電話対応一つとってもそう。

社外からの電話に入社前から対応しているいわもっちゃん。

そりゃまだまだ敬語とか、スムーズな対応とかはほど遠いけど、指摘を受けながらも

「一番に電話に出よう!」という意識で取り組んでいるのがわかる。

私が電話に出始めたころは、そういった指摘を受けるのが怖かったから、

「何かもっともらしい理由で出れない」フリをよくしていた。

今思えば「最悪やな~」って思う。

別にそんな失敗、たいした問題じゃなかったのに。最初から完璧なわけがないのに

いわもっちゃんの電話対応に「元気がないなぁ」と感じた時、

本人に「社名聞き取るのも敬語も何回も電話に出てたらできるようになるから、

間違ってもいいからとにかく元気に出な意味ないで。

その後の社内での取り次ぎの声は元気やのに!そのまま電話も出たらいいねん!」

と言った後、心の中で「あれ、、、これ、私もいっつも言われてることや・・・」と思った。

今さらながら、なるほど、こういう気持ちで言ってはったんか・・・と。

後輩いわもっちゃんの入社によって、今さらながら気づくことや、後輩ができたからこそ感じる

緊張感がある。

とにかく今は、自分が「失敗を恐れる」という失敗をしてきたので、いわもっちゃんを含む新入社員の人に

「失敗していいねんで!」と言いたい。

次回4月14日は、そのいわもっちゃんが登場します。

お楽しみに