女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

あじさい色の心遣い

2011-05-27 | インポート

   うっとうしいシーズン到来・・・ 

     梅雨入り・・・

 一年の中で最も苦手な季節。 雨がうっとうしいのはもちろんのこと、じめじめして気持ちまでめいってしまう。

 今日はそんな天気の中、京都である人と会食をした

 今日の会食はもともと先週17日の予定で、

 「女子学生の就職をサポートするための活動をするので協力して下さ~い

 という声に快く応じてくれた人生の大先輩が、ある女性を紹介するためにセッティングしてくれた。

            が、

          私の都合でドタキャン・・・。

  再度セッティングしてもらい今日実現することになった。私は前回のドタキャンのお詫びの意味を込めてちょっとしたお菓子の詰め合わせを2人に渡そうと持っていった。

         「先日は、ドタキャンしてしまってすみませんでした

と言いながら持参したお菓子を渡そうとした私に人生の大先輩が、

          「はい、アジサイ

 

と言って笑顔で差し出してくれたのがコレ↓

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  鮮やかあじさいのこんぺいとう

  気持ちが爽やかになった。

 

  心遣いありがとうございます

   

 

                 


優しい気持ちのおすそわけ

2011-05-24 | インポート

 

    実は今日、私の机の横には、小さいダンボールが
    置かれています。
    中身は・・・すずめの子供です。
    通勤中に施設の前に落ちていたすずめを職員が
    拾ってきたそうです。

    数年前もそうしてヒナを育てて
    空へ飛ばしたことがありますが、
    今回もうまくいくといいなと思っています。
                                                                                         
                                                                      
 
 上記はお客様で静岡の伊豆下田にある社会福祉法人の採用担当者からのメール(一部)。
 彼女の温かい人柄笑顔が目に浮かんだ。そして、心がほっこりして優しい気持ちに・・・。                                  
                                                                     
 
 
 だから、優しい気持ちのおすそわけ。                                                                           
                                                                                         
 

同窓会シンドローム

2011-05-21 | インポート

  「同窓会~ラブアゲイン」というテレビドラマが放送されたことがきっかけで巷で「同窓会(シンドローム」が話題になっている。

  同窓会シンドームという概念は以前からあった。主に40代後半から「同窓生との人間関係を大切する」意識やそれに基づく行動傾向のことを指す。昔の人間関係を大切にすること、なつかしく思うことは決して悪いことではない。昔話をしながら飲むお酒は楽しく、時にストレス発散につながる。しかしながら、同窓生との関係が強くなりすぎると、「現実(の人間関係や課題)」との対峙を避け、自己を正当化するための逃げ道になることになりかねない。

 「シンデレラシンドローム」「ピーターパンシンドローム」(シンドロームではなくコンプレックスと呼ぶこともあるが)など「~シンドローム」は好ましくない現象や行動傾向につけられる。同窓会シンドロームも例外ではない。

 同窓生とは、共によき時代を一緒にすごした同士。当然様々な共通点があり共通の話題がある。また、(今更)自分をよく見せる必要がないため、自分をさらけ出すことができる。無理しなくても自然な自分を受け入れてくれる土壌がある・・・。

 会社や家庭で人間関係がうまくいかないとき、仕事で行き詰って閉塞感を感じているとき、同窓会に参加すればそこに自分を受け入れてくれる仲間がいる。と思うと、受容されたくて、ついついそこに足を運んでしまう気持ちはわからなくはない。

 だって、そこにいると「楽」だもの。

 きばらなくていいもん。

 わかってもらえるもん。

 受け入れてもらえるもん・・・・。

 カウンセリングやコミュニケーションを学ぶためのセミナー、自己啓発系セミナー、異業種交流会にはまる(=依存する)心理と似ている。

 

 同窓会をきっかけに恋愛にはしる男女が多いという。身近にもいる。その心理をある心理学者が

「安心感と刺激」

という2つのキーワードで表現していた。

この解説を聞いて思った。

(もしこの解説通りならば)私は同窓生とは恋愛関係には陥らない(と思う)。恋愛に何を求めるかはひとそれぞれだけど、少なくとも私は恋愛に「安心感」は求めない。安心感が得られる環境で恋愛感情は沸いてこない。

 受け入れてくれる人に受けとめてもらう環境ではなく、受け入れられたい人に受け入れられる環境を自らつくる。そうでないといろんな意味で自己成長はない。

 

 恋愛だけでなく、仕事も同じ・・・。

  

 


先輩の自覚

2011-05-19 | インポート

 月一度通うお気に入りの美容室が「河内小阪」にある。「河内小阪」は東大阪に位置し、大阪の中央区に住んでいる私にとって決して地の利があるわけではない。

 それでもこの美容室に通う理由は2つ。一つはある人から紹介されたスタイリストのスタイリングを気に入っているるからもう一つは、スタッフの前向きで一生懸命な接客が気持ちいいから

 以前、このブログ(4/21分)で新入社員研修(ある協会に加盟しているサロンに就職した新入社員達の合同研修)を紹介したが、この研修で他の会社(サロン)の新入社員の見本となるような意識・態度で研修に臨んでいたのがこのサロンの社員たち。2年前にこの研修を担当して以来、実際のサロンワークでどんな接客をしているんだろう?どんな雰囲気の店なんだろう?と気になっていた。

 

  先日そのサロンで入社4年目のスタイリストデビューを目前に控えた男性スタッフと話をした。新入社員が入社して約1ヶ月。自然に新入社員達の話題になった。

 その中で彼がこんな発言をした。

「毎年たくさん社員が入社する(そのサロンでは20名程度採用している)が、中には辞める社員もいる。『こんなはずじゃなかった』『思っていたのと違う』という理由がほとんどで、(辞めるスタッフの)ほとんどは一年未満に辞める。一年たてば後輩が入ってくる。自分達が一番下のうちは自分のことだけやっていればよかったけど、後輩が入ってきたら後輩のことも考えてやらなければならない、責任ありますもんね・・・。」

自分の知っていることを教えたり、落ち込んでいるのを励ましたりしているうちに自分がしんどい」とか「このままでいいんだろうか」と考える余裕もなく、気がつけば「3年目」「4年目」に突入しているという。

要は、後ろを振り返ったり、立ち止まったりしている「暇がないのだ」

先輩としての自覚が責任ある行動につながり、後輩も先輩も共に育つ(=共育)という風土を醸成するのだろう。

気負うことなくあたりまえのようにさらりとそのことを言ってのける入社4年目のスタッフがかっこよく思えた。

今の気持ちのまま頑張れば、きっといいスタイリストになれるよ!真悟ちゃん!!

 


日常が「おもろい」って素敵

2011-05-17 | インポート

  以前このブログでも紹介した森山祐輔さん。先日森山さん主催の「思いがけないご縁の会」に久しぶりに参加した。

 場所は京都テルサ。参加者は40数名。開始時間15分遅れで到着した私は、靴の置き場がないほどの盛況ぶりに少々面食らった。

 この会は15年ほど前、当時大阪「西中島」のビルの一室にあった森山さんの事務所で7~8名のメンバーでスタートした。当時私は人材教育の会社でNTTに「SI養成講座」を営業する担当者で、商品の開発者である森山さんの事務所をことあるごとに訪ねていろんなことを教えてもらっていた。正直当時の私にとって森山さんは、上司よりも頼りになる存在だった。

 そんなご縁でこの会発足時のメンバーの1人に加えてもらった私。その時撮った写真ににっこり笑って納まっている。

 当時は近くの酒屋で缶ビールと簡単なおつまみを調達し、打ち合わせテーブルをみんなで囲んで座った。そして、参加者がそれぞれ気ままに話したいことを話す。会話が会話につながり新たな会話が生まれる・・・。ただそれだけ。面倒なルールも参加資格もない。さまざまな分野でいろんな仕事や趣味を持つ人が集まっていたが、共通しているのが「話し好き」。例外なく話し好きだった。喋りたい人ばかりが集まって、脱線あり、議論あり、あっという間に時間が過ぎたことをなつかしく思い出す。

 ※その後、森山さんが事務所を京都に移したのをきっかけにご縁の会も京都開催となる

 この会のメンバー京都産業大学教授井上一郎先生。井上先生とは今から10年以上前、京都の大学生と一緒にNTTドコモのアイモードのコンテンツ開発に携わることになった時森山さんのご紹介で知り合った。

 井上先生は、「おい!こらぁ~っ」と学生に威圧感を与えるタイプではない。しかしながら、学生に「自ら考える力」をつけさせることに熱心かつシビア。学生のうちからどんどんビジネス社会と触れ合うべきという考え方で、ゼミ生を積極的に企業のトップや担当者が集まる場に参加させていた。

 「それ、おもろいな!」

が先生の口癖(少なくとも私の記憶の中では)。学生の自由な発想を喜び、学生から自発的な発言がでるようアプローチする。笑うと細い目がますます細~くなって「とってもチャーミング(すいません、井上先生)なナイスミドル」というのが井上先生の印象だった。

 学生とのコンテンツ開発の仕事が終了し、私も今の会社で活動することになり・・・井上先生とお目にかかる機会もほとんどなくなった。

 先日のご縁の会で久しぶりに井上先生と少しだけ言葉をかわすことができた。

中村「井上先生、ご無沙汰しております。最近はどうなさってますか?」

※今にして思えばなんか変な聞き方・・・。

その変な質問に対して、井上先生は10年前と同じ細い目をますます細めてこう答えてくれた 

「森山さんといろいろやっとる。おもろい!実におもろい!」

井上先生!相変わらずチャーミングです。毎日「おもろい」と思えるって素敵です