女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

2人のオーナー

2015-07-07 | 日記

中村です。


しばらくやめていたネイルを2か月ほど前に復活し、これを機にサ
ロンを変えた。

旧新両サロンの共通点は多い



◇自宅から徒歩5分圏内
◇アラサーの女性オーナー(複数店舗経営)
◇オーナーは腕が確かで会話も上手い
   だからこそ独立できたんだよね~
◇ネイルとまつ毛エクステ同時施術可
◇サロンの外装&内装が白ベースでおしゃれな雰囲気


しか~し、絶対的な違いがある


どちらのオーナーもHP上でオーナーブログを立ち上げている


旧サロンのオーナーは、自己顕示欲求が強いタイプ
ブログでは、
「今日は○○で食事しましたと、イタリアン、中華、日本料理
高級店の名前とシャンパンやコース料理、ウニを前に笑顔で
撮った写真が並ぶ。
その他にも、パワーストーンのブレスレト&フランクミューラーの
時計。タワーマンションの高層階にあるモデルルームのようにス
タイリッシュな部屋。などなどとにかくゴージャスな生活っぷりを
これでもか~っとばかりオープンにしている。


さっすがオーナーええ生活してはりますなぁ


↑ このこと自体悪いとは思わない。若くしてオーナーになるため
に相当頑張ったのだろう。頑張って自分の店持って、稼いだお金
でいくら贅沢しようが人からとやかく言われることではない。

ただ、私がスタッフだったらきっとこう思う。


そらあんたはええわなぁ


それに比べて私ら・・


このサロンのスタッフのユニフォームはくたびれていて少なくとも
高級サロンのそれとは程遠い。

待合に置かれた白のソファ。きっと最初はきれいだったんでしょう
でも今や、ほころびが目立つ・・・。

また、『商品』であるはずのネイルやネイルアート用のパーツの欠
品が多く、補充が遅い。色味のバリエーションも少なく、長く通っ
ていると飽きがきてしまう。

サンプルから、
「今日はこんな感じにしようかなぁ~」
と選んでも「すいません・・・。このパーツ切らしてるんです」


「黒を濃紺に変更したいなぁ~」
に対しては「すいません・・・。濃紺ないんです」

「ちゃんと注文してるん
「他のお客さんから言われない

とスタッフに問いただすと

「オーナーには言ってるんですけど・・・」

施術中
「新しい商材や色味をリクエストししたけど却下された」
「何度も新しい色味を入れてほしいとリクエストしている」
など不満を聞かされることもしばしば。

スタッフの入れ替わりも激しい

サロンの事情もあるのだろうが、オーナーのゴージャス感
とサロンのけちけちぶりとのギャップが激しすぎる。


一方、新サロンのオーナーはプロモーターに徹している。
ブログでは、その月のキャンペーンの紹介、新しい商材や商品の
特徴や使い心地を独自の視点でコメント、はたまたスタッフが陰で
努力する姿や魅力をアピール。時にはオーナーとしての仕事観の
ようなものを紹介している

「今日は○○で食事しましたの類は全てスタッフと一緒
「新しいスタッフが入ったので歓迎会しました
「休日にみんなでバーベキューしました
と笑顔で写真に納まっている。


新サロンは新しい商材をどんどん取り入れ、ネイルの色やパーツ
   の種類が豊富

アクセサリーデザイナーとコラボしてネイルとアクセサリーのトータ
   ルコーディネートを毎月のコレクションとして提案するなど新しい商
   品開発にも積極的

スタッフの身だしなみやユニフォームもこざっぱりしている


お客様へのドリンクサービスやそこに添えられるプチスイーツもひ

   と手間かけられている

※ちなみに旧サロンではドリンクサービスなし。



ブログ内容にオーナーのサロン運営に対する価値観が透けて見える


ゴージャスな生活ぶりを自慢したければ、個人のフェイスブックかな
んかでやればええやんと思うのは私だけではないはず。


ブログを読んだスタッフやお客様がどう思うか?は意識にないんだ
ろうなぁ・・・。


旧サロンのオーナーは軸が自分
新サロンのオーナーは軸がサロン


ある意味新サロンのオーナーの方が商売に対してやり手


ややもすると、私たちは軸が自分になりがち
ブログに関しても、公式HP上でアップする以上、何を書きたい
か?ではなく何を書くべきか?を基準にすべき。

自分自身の置かれた立場、役割をきちんと認識し、自分の発言や
行動が周り(部下や同僚、お客様)にどのような影響を与えるか?
を考えて行動できる「賢い女でありたい


自分への自戒をこめて・・・