女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

くみちょーとの出会い

2011-01-28 | インポート

 今週の月曜日「くみちょー」と出会った。

くみちょーと言っても、いわゆる「組長」ではなく、サービス業に携わる人を中心に接客・接遇、コミュニケーションをテーマにした講演・研修のコーディネートなどを仕事にしている素敵なお姉さま

あるパーティでたまたま隣に居合わせその場で意気投合し、2日後には事務所に招いてお互いの携わっている仕事の情報交換しランチを共にした。

 「この人と一緒にいたら楽しいなぁ~!一緒に仕事をしたいなぁ~!」と強く心を惹かれた。

 教育や研修の仕事に携わる外部の人(いわゆる同業者)とはしばしば出会う(紹介も含めて)。ただ、大勢のうち、「一緒に仕事がしたい!」と思う人は一部。「是非一緒に仕事がしたい!と思って自分から積極的にアプローチ」する人となるとごくごく一部に限られる。

 「またお目にかかりましょう」と言ってそれっきりになるか、依頼したい案件が出てきて慌てて連絡をとるケースがほとんど。

 

 今回は、久しぶりに自分から積極的にコンタクトをとった。くみちょーも同じ感覚を持っていてくれたのだろう。クイックレスポンス、二つ返事で日をあけず再会する運びになった。

 

 そして、「また会いたい」「次は(仕事の)具体的な案件をもとに話したい」と思った。

ある程度の年齢になると、仕事のスタンスが似た友達としかつき合いにくくなる。物理的(一緒にご飯を食べたり遊びに行く時間がとれない)精神的(環境が違うので共通の話題が見つけにくい)に付き合うのが難しくなりついつい疎遠になる。生活パターンや思考は「男性」のそれなのだ。結果女友達の数は減り「知り合い」が増える。寂しいことだがそれと引き換えに「仕事のやりがいや達成感。それに伴う収入」を手に入れるのだからやむを得ない。

 

 くみちょーとは公私にわたってつきあっていきたいと思う。が、気をつけなければならないことは「プライベートで仲良くなると厳しいことを言えない」という女性にありがちな「なぁなぁな関係」のデメリット。なぁなぁな関係では質の高い仕事はできない。

 このけじめをつけて付き合うことが意外と難しい。特に女同士。

 だからこそ、お互いを高めあいながらいいつき合いをしていけるよう頑張ろうと思う。

 ちなみに、なぜ「くみちょー」か?

 メールアドレスが 「 kumicho・・・ 」で始まることを彼女自身が面白おかしく説明してくれたから 

  


いっこく堂ってすごい!

2011-01-27 | インポート

 先日ある会社の15周年Aniversaryで「いっこく堂」の芸を観た。

彼の得意分野は腹話術。腹話術とは唇をほとんど動かさずに音声を発し、他の人やものがしゃべったり音を出したりしているように聞こえさせる芸のこと。「唇をほとんど動かさずにはっきりと聞き取りやすく音声を発すること」は彼にとってもはや当り前の域。さらに、この状態(ほとんど口を動かさない)でモノまねをする。これがまた似てる!さらにさらに、音声が遅れて聞こえてくる芸に至っては、すごいの一言。

 テレビで観ている時から「芸人の『芸』とはこの人みたいなんを言うんやんなぁ~」と思っていたが、目の当たりにして、改めて彼の芸の素晴らしさを実感した。

 ここまでだったら、「彼の芸はやっぱりすごかった」で終わり。

 でも、それ以上のすごさを感じた。

 それは、

 彼が、会場にいる人の中から無作為に一人を選んで壇上で掛け合いを始めた時のこと・・・。選ばれたのは、恰幅のいい四十台とおぼしき男性。(後に、生命保険会社のライフプランナーだと聞いた)

この二人のやりとりが絶妙でむっちゃ面白かった。むっちゃ笑った。

 ただ、私がすごいと思ったのは、そのかけあいが面白かったことではない。たくさんの中から「彼」を選んだこと。その目利きがすごい!この掛け合いは相方がこの人だからはまった。と言うよりこの人のために考えてきたのではないかと思うほどだった。

 この『目利き力』も能力、いや芸の一部・・・。

 あっぱれ

 


15年前の写真

2011-01-25 | インポート

 昨日仕事でお世話になっている美容室チェーン「NYNYグループ15周年Aniversary」に参加した。

冒頭、会場の大型スクリーンにビデオが映し出された。

 15年前たった1人の男から始まった・・・。というナレーションで始まるプロモーションビデオは、15年前の創業メンバーである「社長+10名のスタッフ」がVサインで納まる古い写真を映し出した・・・。

 10年で100人の仲間を増やす。という目標を5年でクリアし、15年で400名のスタッフを抱える・・・ とナレーションは続き、創業以来のサロンの歩み、スタッフの働きぶりなどがおしゃれに紹介された。

 ビデオの上映が終わり、会場が一斉に明るくなった時、15年前の創業メンバー(社長+10名のスタッフ)が15年前の写真と同じポーズで舞台上に勢揃いしていた。

 1人も欠けることなく。

 15年の年を経て、立場や職業、体型など、それぞれを取り巻く環境は変われども、一堂に集まって再会を喜び合う姿を見て、「いい光景だなぁ」と思った。

  全員が集まる・・・

 簡単なようで簡単ではない。「誰か1人でも連絡が取れない状態だったら・・・。」「誰か1人でも不幸な状態にあったら・・・」

  

  晴れ晴れしい場に、全員が揃うことはなかったはず。

  

  壇上の社長のうれしそうな表情が印象的だった。

    

  

  


海猿

2011-01-20 | インポート

 今朝テレビの情報番組で、海上保安庁特殊部隊、いわゆる「海猿」部隊が取り上げられていた。海上保安庁の精鋭部隊で、肉体も精神も頑強な選びぬかれた部員たちが、さらにその肉体や精神を鍛えあげ、人命救助にあたっている。

 コーナーの中で、18kgもある酸素ボンベを背負ってプールに飛び込む⇒泳ぐ⇒プールから上がる⇒プールに飛び込む⇒・・・ を30分繰り返す訓練が紹介されていた。ひょろひょろのアナウンサーが酸素ボンベを持とうとしてよろけていたが、18kgと言えば普通の状態で背負ってもかなりずっしりくる重さ。それを背負って普通に泳ぎ、身の丈以上の高さを自力で這い上がってプールから出る。一往復でもかなり体力を消耗する訓練。それを何往復もするのだから過酷なトレーニングと言わざるを得ない。鍛え抜かれているはずの精鋭部隊員でさえ、最後はプールから這い上がれないほど疲労し、腕がプルプル震えていた。

 

 この訓練で何を鍛えているか?

 「肉体」

 確かに

 屈強な肉体がなければ荒れ狂う海に飛び込んで沈みかける船から人を救助することはできない。

  しかし、それ以上に

  「精神力」 

 

  この訓練を通じて過酷な状況にも負けない強靭な精神力を養うのだと言う。

 

  「『つらい』『しんどい』『やめたい』と思っていては、人の命は救えない」

がこの部隊の信条だと紹介するナレーションが、彼らの背中に背負う「もの」の重さを物語っていた。

社員の人生を抱える経営者や子供を養う親も同じはず

泣き言を言ったり、対峙を恐れて「本質」から目をそらせていても意味がない。行動のベースとなる「気持ち」を鍛えることの重要性を再認識させられた。

 

 


甥っ子のインターンシップ

2011-01-19 | インポート

 私には大学3回生の甥っ子がいる。その甥っ子がインターンにやってきた。一泊2日で「自己分析」「社会人としての基本」「ディスカッション」「模擬面接」「営業担当者と同行して社長訪問」など密度の濃い2日間を過ごして帰って行った。

 最後の挨拶で、

「いろいろお世話になりました・・・」と声をつまらせ、帰りにお茶を飲みながら話をした際は、活き活きした表情で「しんどかったけど、参加してよかった」と充実感と指導してくれた人生の先輩たちへの感謝の言葉を繰り返していた。

 甥っ子を指導したのは、会社の若手社員、若手幹部社員、そして社長・・・。忙しい中、それぞれがそれぞれの立場で自分たちが伝えられることを「本気」で伝えてくれた・・・。

結果、本気でぶつかってくる人生の先輩たちに対して、圧倒され、感服し、励まされ・・・2日間で彼はたくさんの「かけがえのないもの」を学ぶことができた。

 「桂ちゃんの会社の人みんなすごい。何がすごいってみんな「本気」やねん。○○さんは・・・」と自分が教えてもらった誰のどこがどんなふうに魅力的だったかを話してくれた。接することによって、「本気で物事に取り組むことがいかに大切かということ」「本気で接してくれる人に心を動かさせるということ」。そして、「本気で活きている人がいかにカッコいいかということ」を肌で感じ、言い訳や能書きが先行して、人から背中を押されないと自分から行動しない自分のずるさや格好悪さに否が応でも気づかされたことが最大の成果。

 インターンに参加する前、自分の進路に対してモラトリアム状態にあった甥っ子。

「今でもそのモラトリアムが解消されたわけではない。ただ、どうすればモラトリアムから脱出できるかという方法がはっきりとわかった。あとは行動するのみ」と胸をはる。

 問題から逃げずに「自分」「本気」「立ち向かうこと」 このシンプルかつ本質的なことをやりきることができるかどうか・・・。弱気な自分に勝つ「勝気(かつき)」が問われる。

 頑張れ甥っ子。弱い自分に負けずに対峙することが時間をかけて指導してくれた人の恩に応えること。

 そして、彼が自分の内面の弱さから目をそらすことなく、それを受入れ、戦う気にさせてくれた社長、会社の社員たちに感謝します。

  ありがとう!