女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

すべての女性が輝く社会

2014-12-24 | 日記

中村です。

世間はクリスマスイブ
私には全く関係がない。ので久しぶりに「女性」ネタ。

今月新幹線で移動することが多かったので、車内での時
間つぶし!に久しぶりにアエラという雑誌を買った。


大特集 男と女は、なぜわかりあえないのか


たくさんある雑誌からアエラを選んだのは、↑というキャッチ
コピーに魅かれたから。


特集記事の中に「輝く女性」はアベノ妄想と題して、
安倍政権の掲げる「すべての女性が輝く政策パッケージ」
について働く女性10人が座談会で言いたい放題の企画
があった


安倍政権が誕生して初めて

「すべての女性が輝く社会」

というフレーズを耳にした時から、このフレーズ。特に、

『輝く



という言葉に違和感を感じていた。ダサいと言うか、時代遅れ
と言うか・・・。こんな歯が浮くような表現をされてしまう存在な
のか・・・。私達『女』は・・・。という違和感。


しばらく忘れていたのが、小渕優子の大臣辞任会見で、


「『すべての女性が輝く社会』の実現に貢献でき
くて申し訳ありません・・・。」


という体の文言を聞いて、やっぱり違和感ある・・・と感じたこと
を思い出しながら興味深く読んだ。


この企画の中で参加者達は、


全ての女性が輝く社会なんて「気持ち悪いキャッチフレーズ」

・「輝く」「輝かない」は自分で選ぶ⇒勝手に決めんといて

・「輝く」の定義は人それぞれ⇒勝手に価値観押しつけんといて


とばっさり


その中で、最も共感できたのは、10人の中で唯一独身のフリーラ
イターのこのコメント

 

(以下、雑誌から抜粋)



「最近は働きながら子育てすることが一種のステータスで、政策も
ワーキングマザー寄り。未産の女性は肩身が狭い。本当に女性に
優しい社会は、ワーキングマザーも専業主婦も、産む人も産まない
人も自分らしく生きられる社会じゃないか」


というもの。



働きながら子育てすることが一種のステータスとは思わないが、
私自身の考え方もこれに近い。

たしかに

「ワーキングマザーも専業主婦も、産む人も産まない人も自分らし
く生きられる社会」が実現すればいいなぁ・・・。



正社員、派遣社員、パートタイマー、専業主婦など男性よりも女性
の方が働き方の選択肢は多い。

※男性でも派遣社員や専業主夫としての働き方生き方を選んでい
 る人もいるが、まだまだ少数派。


それぞれの立場で、自らの責任おいて働き方を選択し、それを全う
できる社会であってほしい。


とは言え、


どんなに社会の仕組みや制度が整ったとしても、一番大切なのは、
それらに甘えるのではなく、当事者である女性達が、仕組みや制度
を活用して自立し、自らの責任を果たすこと。


女性達がこの意識をしっかり持って、役割を果たさなければ、単なる
「あれがほしい」「これもほしい」とおねだりするだけの、「~だから頑
張れない」と他責で本質から逃げようとするやっかいな存在になりか
ねない。


に生まれた以上、母性に属する役割は(状況が許す限り)
が担うべきだと私は思う。だから、子供が産まれたら、しばらくは
子育てに専念し、子育てがひと段落した際に、それぞれの置かれた
状況に応じて社会に復帰できる。子育てしながら働く際は、物理的
精神的負担の少ない仕事について、辞めずに働ける、あるいは急な
欠勤にも対応できる環境が整っているのが望ましい。


会社側は、子育て中のワーキングマザーのために「仕事」「役職」
をあけて待っているわけにはいかないので、当然別の人間がその仕
事や役職などの責任を担うことになり、正式復帰後同じ仕事や役職
には戻れないかもしれないが、それは止むを得ない。


こういうコメントをすると、



「あなたは『子供を産んだことないから』『収入があるから』そんなこと
が言える」と非難を受けそうだし、以前このブログでもそのようなコメ
ントをもらった。



が、



自ら選択した生き方
を貫くためには、それを手に入れるために
何か手放す(犠牲にする)決断も必要ではないか。
その何かキャリアだったとしても


 

せっかく苦労して手に入れたキャリア(仕事、役職)
手放したくないという気持ちがわからないわけではない。
でも、本当に自分に能力人間力があれば、どんなに遠回
りしても戻りたいところに戻ってくることができる


無理やり戻ろうとしなくても、


戻ってこいもう一回やってみるかと声をかけてもらえる


元の会社に戻れなくても、


ウチに来ないかと他の会社に声をかけてもらえる。


声をかけてくれるところがなかったとしても、


ある場所で何かを極めた人、存在感を確立した人は、別のとこ
ろでもそうなれる確率が高い。


自分で探した新たな職場でありたい自分を目指せる



そんなに簡単ちゃうねん




という批判が聞こえてきそうだが、簡単じゃないことは百も承知。


ただ、自己責任で選んだ人生。自らの責任において全うするために
キャリア形成においては遠回りなようでも、ある一定期間優先すべき
役割に専念するのも大切では・・・・。


周りの誰かや社会のせいにするのではなく自らの意志でその決断を
すること。これこそが、一番幸せな活き方なのではないか。


そのためには、


現在、与えられている役割を精一杯果たすことしかない。



と思う。 


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