中村です。
中学時代の同級生がプロコーチとして活躍している。
彼は、目標達成や自己実現などをテーマにしたビジネスコーチ
ングではなく、マイナスレベルコーチングと言って、うつ病他
メンタルヘルス不調を抱える人に寄り添って前向きな心構えを
サポートしている。
自身も元うつ病患者で、自らの経験を基に開発した「うつを改
善させるメソッド=メンタル・リセット・プログラム」を解説
した「一日3分でうつをやめる」というタイトルの書籍は、こ
の分野ではベストセラーとなり、マスコミにも多く取り上げら
れている。
間違いなくプロのコーチとしてかなり活躍している一人。
プロコーチを名乗って10年。その道のりは決して楽ではなく
結果が出ずに何度もやめようと思った(らしい)。自らのこと
を「根性があるほうではなくむしろその逆」と認識している
彼が、途中で辞めずに続けられた理由…。
それは、
恩人の存在があったから
うつ病だった自分を救ってくれたのはコーチングと考える彼
にとって、自分にコーチングを教えてくれたコーチはまさに恩
人。何度も「もう無理」「やめよう」と思った時、その人達の
顔を思い出して
僕がコーチングを諦めたら、この人達がやっていることを僕自
身が全否定することになる
「それだけは絶対にあかん」
と思って踏ん張ってこれた。
こんな風に思える人に出会えたから踏ん張れた。
踏ん張れたから現在がある。
そして、当時の自分と同じような人をサポートしたいという想い
でコーチの仕事を続けている…。
と聞いた。
私が知っている中学時代の彼は、自分から前に出るタイプでは
なく、いつも一歩引いたところで状況を見守っている印象。
自ら講座や活動を立ち上げ、セミナーで堂々と持論を主張する
現在の姿は正直イメージができない。
人は変れる
「こうなりたい」あるいは「このままじゃいや(ダメ)だ」と
いう想いと、その想いを後押ししてくれるきっかけ(=出会い)
があれば…。
そのことを彼は身をもって伝えている
出会いは偶然。でも出会いを活かすのは能力。
出会いを活かせる能力=人間力をいかに養うかが大切と再確認