女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

ゴールデンウイーク中の読書

2014-04-28 | インポート

中村です。


「最近、ブログの更新ないなぁ・・・。どないしたん?」
何人かのこのような問いかけにごまかし笑いをしながら、早一ヶ月。


3月27日~4月17日まで日曜日以外ほぼ毎日研修の仕事が入り、悲鳴をあげる
足と声帯をごまかしつつなんとかやり過ごした・・・ということを言い訳に更新をさぼ
っていました。すいません。ということで久々の更新です。

↓今年の研修の最後の3日間に担当した、4月から美容室で働き始めた美容師の卵たちです


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先日、お気に入りのスナック菓子をつまみながら新聞をパラパラめくっていて、新刊
の書評欄で篠田節子「長女たち」を見つけた。
篠田節子の本を読んだのは彼女が「女たちのジハード」で直木賞を受賞
した時。


まずは「おお~っ、久しぶりやん(篠田節子)」

その後書評を読んで、その内容が母を介護する立場になった姉や自分自身の姿と
ダブったこともあって

「よし、ゴールデンウィーク中にこの本を読もう!」と思いたって本屋に足を運んだ。


私が住んでいるマンションから徒歩3分ほどのところに「京阪シティモール」という
商業施設がある。地下には食料品売り場(多すぎない品ぞろえが1人暮らしにはち
ょうどいい!)。雑貨屋あり、リーズナブルでちょっとおしゃれな洋服屋あり、ダイソー
ありユニクロあり、エディオンあり・・・
わざわざミナミやキタに買い物に出かけなくても結構ここで用をたすことができる。

本屋はシティモールの7階にある。

(どうでもいい情報だが)私には寄り道癖がある。
特に時間の制約のない日は「これを買おう」という目的の場所に行きつくまでに何件
も立ち寄ってしまう。



その日もそうだった。




まずは、地下1階のお気に入りの洋服屋をのぞいて母の日のプレゼントを購入。
感じの良いショップスタッフとの会話が楽しかったので調子に乗って自分の部屋着も
購入。次に4階の雑貨屋で石鹸を何種類も買い、その後、「アイフォンの保護フィ
ルムを替えたかったこと」を思い出し5階のエディオンへ行き、ついで雑誌に載って
いた美容器具もチェック。
その後これまたなくなりかけているのを思い出して4階に戻って無印良品で大判の
コットン(これお勧めです!)を買い、ついでに買う予定のなかったスナック菓子を何
種類か買い・・・。


なんぼほどいらんもん買うねん!


7階にたどり着いた時には正直疲れて「探すの面倒だな・・・」モード。


すぐに目につくところにお目当ての本(「長女たち」)があれば問題なかったのだが、
少なくとも私が見る限りは一見してわかるところにそれはない(なかったはず)。
店員に聞こうと思ったが、話しかけられるところに店員はいない。
レジには結構人が並んでいる。


「もう、今日は本買うの辞めよう」


と思った時、



キレる女懲りない男~男と女の脳科学 


このタイトルに惹かれた。ディスプレイ用飾棚の「話題書」の下にそんなに並べん
でもええやろう!という勢いで何冊も並べてあった。


もうええわ、これで。とこの本を手にとってレジに並んだ。
この本の著者は黒川伊保子氏。奈良女子大学の理学物理学科を卒業後人工
知能の研究に携わった人らしい。脳の専門家の立場で「男性脳」と「女性脳」の
違いに言及し、年齢によって果たすべき脳の使命が違うと説いている。

あまり期待せずに購入し、まだ三分の一程度しか読んでいないが結構面白い。
女性の著者でありながら文体がサバサバして気持ちがいいのと


企業社会とはそもそも男性脳型。これは男性が長く牛耳ってきたからではなく
 企業社会の成り立ちそのものが男性脳型

・自ら生み出すものの行く末の「ありとあらゆるもの」が気になり「自分や自分の
 
 大切なひとの今の気分が何にも勝る」感性が女性脳の表情装備

・男性よりも男性脳型女性もいれば、女性よりも女性脳型男性もいる



など考え方に共感できる部分が多い。


今まで読んだ限りにおいて、私は本質的なところでは典型的な女性脳型
企業社会には適さないタイプ。そんな私がなんとかこの社会で戦ってこられた
のは、27年間のビジネス社会での経験やその経験を通じて得た教訓が武器
になっているから。


それもこれも、企業社会で出会ったいろんな人から支えてもらったから。
成熟脳は出力モードなので入力はままならないが、入力モードの若い脳には
できないことができるはず。

いや、そうでなければ存在価値がない。


どんどんアウトプットしていかねば