辛島です。
だんだん暑くなり、スーツ(というか中のシャツ)が汗でくっつくようになってきてしまった。
汗でメイクは崩れるし、夏より冬派の私としてはやっかいな季節、夏
「メイク」という単語で思いだした
6年前の就職活動中の話
アイプラスの選考が進み、数日後には選考の一環として「体験入社」させてもらうことが
決まっていた日のお昼ごろ。
自宅にいたら、当時の面接官、現上司の中村から電話がかかってきた。
すでに次の「体験入社」の日程は決まっていたし、
「一体なんの電話やろう!?」とドキドキしながら電話に出ると、
その電話の内容とは、
メイクと髪型のことだった。
当時大学生だった私のメイクと髪型・・・
まずメイクは目の下のアイラインが結構太い。
髪型はサイドの髪で顔を隠すような髪型。
理由は「顔を小さく見せたい」
もちろんそれで顔は小さくなるわけではなく、自己満足なだけで、
良いも悪いも様々な髪型、メイクが飛び交う学生同士ではさして気に留める人もおらず、
「それ変やで」と言う人もいなかった。
だから中村に
「もっとアイラインは細い方がいいと思うし、髪の毛も
サイドはもっとすっきりさせた方がいいと思うねんけど、どう思う?」
と言われた時は
「そ、そうなんか・・・!」
と、ちょっと驚いてしまった。
自分は良いと思ってやってたけど、社会人の方から見たら変なんか!(焦)
という気持ち。
その時こうも言われた。
「私は辛島さんを良いと思ってるから、(辛島さんが)悪い印象を持たれる可能性が
あるものはなくしたいと思って電話した」
ありがたい気持ちとどうしたら社会人の方のOKがもらえるのかわからない!という不安が
入り混じって、その電話で「ラインを引かない方がいいですか!?」
「髪の毛はくくって行った方がいいですか!?」と真剣に聞いて、当日を迎えた。
「こんな感じでいいのかな・・・」と不安を抱えて会社に行くと「いいやんいいやん」と言ってもらって
ほっとした記憶がある。
今思っても、本当にラッキーだった。
そうやって電話してくださる人のいる会社に出会えて本当に良かった。
入社後も服装や髪形、メイクに関しては「自分の感覚」と「周りの大人の人の感覚」の違いを知り、
まだまだ自分目線でしかないと反省する場面は何度も出てくるのだが、
社会人になってだんだん、社会人として、大人としての感覚がわかるようになってきた。
メイクや髪型なんかは自己表現の一種であることは間違いない。
でも「その場」では「どんなメイク」「どんな髪型」が良いのか?を、まずは考えることが大事だったのだ。
就職活動中、そんなこと考えもしなかった。
今あの頃に戻るなら絶対考えるのに
「だって私、顔がでかいのがコンプレックスなんだもん」
くらいのことしか考えてなかった
でもそれは軸が『自分』でしかない!!!
何もほぼスッピンで、髪は肩まであるなら一つに束ねろ!ということじゃない。
逆におしゃれしない女性は、全然魅力的じゃないと私は思う。
でも「自分のしたいように」「自分が好きだから」という理由だけでしか判断基準が
ないようだと、いけない。
これは、新入社員研修でもよく言われる『身だしなみ』と『おしゃれ』の違いと同じ話だが、
物事を自分だけの基準で測るか、周りと同じ基準で測るかは、結果がずいぶん違う。
私がそうだったし!!
学生の皆さんはどんなメイク、髪型で就職活動しているだろうか。
「自分基準」ではないか?
その考え方ができる社会人への第一歩だ