女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

素の自分

2013-06-29 | インポート

中村です。

仕事柄いろんな企業の新卒採用の選考に立ち会う。

ある会社の総合職募集の2次選考に臨むために、14名の女子学生が最寄駅の
改札口に集まった。

その会社は最寄りの駅から遠いこともあって、その日は若手社員が3台の車に
分乗して駅まで送迎する段取りになっていた。


ある学生は
乗降時の挨拶なし

ある学生は、出発前に「よろしくお願いします」降車時に「ありがとうございました」
きちんと挨拶する


またある学生同士は、初対面ながら車の中で意気投合したのかガールズトーク
で盛り上がる・・・・
。運転手の若手社員はカヤの外



など態度は様々



今回若手社員の役割=車で学生の送迎&工場案内
直接選考には関わらない

と思って気を抜くのは大きな間違い。



学生たちが全員帰って雑談をしていた際、




「送迎の車の中でガールズトークで盛り上がっていてちょっとムッとしました」
「きちんと挨拶してくれて礼儀正しいと思いました」
「工場見学の際、結構くいついてました」
「車の中で積極的に質問してくれてました」
「あまり興味がなさそうでした」

などなど若手社員から率直な印象や面接では見られない態度が出るわ出るわ


それを聞いて、


「面接で言ってるのと全然違うやん」⇒評価DOWN
「面接でもそう言ってたわ」⇒好印象⇒評価UP

面接ではごまかせてもついつい出てしまう「素」の自分。

誰に対しても笑顔で挨拶をする。感謝の気持ちを態度で表現する。
場の空気をよんでわきまえた行動をとる。


日頃人に対して接する態度が何気ないところに出てしまう。



そこを見られているということを忘れないで!


親切とおせっかいの違い

2013-06-17 | インポート

中村です。

月に一度美容室に行く。

滞在時間約2時間。
この2時間は、ただ単にカットやカラー等『施術をうける』だけでなく、スタッとの会話
を楽しんだり、雑誌を読んだり、ぼーっとモノ思いに耽ったり・・・
気分転換やリラクゼーションの意味あいもある貴重な時間

よって、過剰なサービスはNG,キャピキャピした会話もNG,落ち着ける空間で
フレンドリーすぎず、素っ気なさすぎない接客を受けたい。


今通っているサロンはある人の紹介で通い始めて3年。スタイリストの技術もさる
ことながら、若手スタッフの一生懸命さが心地よく、何より

「かまってほしい時はかまってくれる」「放っておいてほしい時はそっとし
ておいてくれる」



状況対応型接客
が気に入っている。


ところが、先日は違った。


アシスタントについてくれたスタッフ君は、お客様に喜んでもらおうとシャンプーや
マッサージ、カラー剤の塗布など手を抜かず一生懸命やってくれた。


いつもながらの心地よさ



ところが、



入社2年目の彼は、自分が知っている髪や美容に関する知識を私に伝えたくてしか
たがない。シャンプー、トリートメント、カラー剤に至るまで、その特徴や成分につい
て事細かに説明してくれる。


が、それらは既知のことばかり。


そりゃ、3年も通ってたら今までに何回も聞いてるって!



はっきり言って、もうええねん(=聞きたないねん)。


「一応常連やから知ってるでぇ(ありがとう)」


と冗談ぽくではあるが、「これ以上説明はいらんで~オーラ」出したのに彼には届か
なかった。



カラー剤を髪に浸透させるための時間。
私にとっては、サロンでいれてくれたおいしいコーヒーをのみながら、最新の雑誌を
見るお気に入りに入りの時間 


この時間はできればそっとしておいてほしい。ということもあって雑誌から目を離さず


「話しかけないでね



オーラを出しているのでいつもは静かに過ごすことができる。




その日も私がいつも通り、好みの雑誌を見ながらコーヒーを楽しんでいた時、
フッと視線を感じて顔を上げた。鏡越しにアシスタント君と目があった。すぐに
視線を雑誌に戻したが、スッと近づいてきた彼がこう言った。


「中村様、髪質やスタイリング、また美容に関して何か悩みや、知りたい
ことありませんか?」



正直この時点で私には困っていることも知りたいことも全くなかった。


厳密に言えば、悩みはあるにはある。

ただ、

「シミが・・・
「シワが・・・


と言ったところでどうかなるはずもない。それに知りたいことは、その都度スタイリスト
に聞いている。



困っていることや知りたいことはあるが、彼に聞きたいことは特にない。



もっと言えば、それよりも何よりもそっとしておいてくれ~
が本音。



とは言え、そこは心の広い大人を装って、

「んんん~っん、髪のことはいつも○○さん(担当のスタイリスト)に聞いて
るし、自分のことは全て受け入れているから・・・いいわ。ありがとう



⇒お構いなく!!をさりげなく伝えたつもりだった。


が、この「さりげなく」が中途半端だったようだ。

「せっかく美容室にきていただいたのに髪やスタイリング、美容のことなん
でも聞いてもらわないともったいないです。僕ができることならアドバイス
させていただきますので・・・」



この返しに思わずおっさんスイッチON

「お前に聞きたいことなんかない!放っといてくれ言うのがわからんの
かぁ

これはあくまでも心の中の声。

実際は巻き舌&恐い顔は封印。
穏やか&声量抑えめでも「真顔」


「ごめん、本当に聞きたいことないし、それよりゆっくり雑誌読みたいねん

と上品に伝えた(つもり)

それにしてもお客様にこんなこと言わせたらあかん

接客の研修で必ず言うフレーズ、

接客業は気配り心配りしてお客様をおもてなしする仕事!間違ってもお客様に気ぃ使
わせたらあかん!!


これを声を大にして言いたい


お客様は、

聞きたいことしか聞きたくない!
聞きたいことがあれば聞きたい人に聞く!!


聞きたくもないことを聞かされるのはウエルカムどころか不快。それでも聞いてくれる
のは、お客様が我慢してくれてるだけ


大切なのは軸(視点)がどこにあるか?

自分軸(視点)・・・自分がしゃべりたいことをしゃべる。自分がどうしたいか中心。
お客様軸(視点)・・・お客様が聞きたいことをしゃべる。お客様がどうしてほしい
いか、何を聞きたいか中心。

自分軸のサービスは「押し付け」「おせっかい」
お客様軸のサービスは「ウエルカム」「親切」

と受け止められやすい。

「どんなつもり」ではなく「相手がどう感じたか」が全て。


就活メイク

2013-06-09 | インポート

辛島です。

だんだん暑くなり、スーツ(というか中のシャツ)が汗でくっつくようになってきてしまった。
汗でメイクは崩れるし、夏より冬派の私としてはやっかいな季節、夏


「メイク」という単語で思いだした
6年前の就職活動中の話


アイプラスの選考が進み、数日後には選考の一環として「体験入社」させてもらうことが
決まっていた日のお昼ごろ。


自宅にいたら、当時の面接官、現上司の中村から電話がかかってきた。


すでに次の「体験入社」の日程は決まっていたし、
「一体なんの電話やろう!?」とドキドキしながら電話に出ると、



その電話の内容とは、




メイク
髪型のことだった。




当時大学生だった私のメイクと髪型・・・
まずメイクは目の下のアイラインが結構太い
髪型はサイドの髪で顔を隠すような髪型。


理由は「顔を小さく見せたい」

もちろんそれで顔は小さくなるわけではなく、自己満足なだけで
良いも悪いも様々な髪型、メイクが飛び交う学生同士ではさして気に留める人もおらず、
「それ変やで」と言う人もいなかった。



だから中村に

「もっとアイラインは細い方がいいと思うし、髪の毛も
サイドはもっとすっきりさせた方がいいと思うねんけど、どう思う?」

と言われた時は




「そ、そうなんか・・・!

と、ちょっと驚いてしまった。




自分は良いと思ってやってたけど、社会人の方から見たら変なんか!(焦

という気持ち。



その時こうも言われた。

「私は辛島さんを良いと思ってるから、(辛島さんが)悪い印象を持たれる可能性が

あるものはなくしたいと思って電話した」



ありがたい気持ちとどうしたら社会人の方のOKがもらえるのかわからない!という不安が

入り混じって、その電話で「ラインを引かない方がいいですか!?」

「髪の毛はくくって行った方がいいですか!?」と真剣に聞いて、当日を迎えた。


「こんな感じでいいのかな・・・」と不安を抱えて会社に行くと「いいやんいいやんと言ってもらって
ほっとした記憶がある。



今思っても、本当にラッキーだった。



そうやって電話してくださる人のいる会社に出会えて本当に良かった。



入社後も服装や髪形、メイクに関しては「自分の感覚」「周りの大人の人の感覚」の違いを知り、
まだまだ自分目線でしかないと反省する場面は何度も出てくるのだが、

社会人になってだんだん、社会人として、大人としての感覚がわかるようになってきた。



メイクや髪型なんかは自己表現の一種であることは間違いない。



でも「その場」では「どんなメイク」「どんな髪型」が良いのか?を、まずは考えることが大事だったのだ。

就職活動中、そんなこと考えもしなかった。

今あの頃に戻るなら絶対考えるのに





「だって私、顔がでかいのがコンプレックスなんだもん」

くらいのことしか考えてなかった


でもそれは軸が『自分』でしかない!!!



何もほぼスッピンで、髪は肩まであるなら一つに束ねろ!ということじゃない。
逆におしゃれしない女性は、全然魅力的じゃないと私は思う。



でも「自分のしたいように」「自分が好きだから」という理由だけでしか判断基準が
ないようだと、いけない。



これは、新入社員研修でもよく言われる『身だしなみ』と『おしゃれ』の違いと同じ話だが、
物事を自分だけの基準で測るか、周りと同じ基準で測るかは、結果がずいぶん違う。


私がそうだったし!!



学生の皆さんはどんなメイク、髪型で就職活動しているだろうか。





「自分基準」ではないか?

その考え方ができる社会人への第一歩だ


優秀な営業マンになれ!

2013-06-01 | インポート

中村です。

6月に入りました。梅雨に入り、じっとりと肌にまとわりつくような気候で、不快指数
上昇中

就職活動中の学生さんも「一日も早く、就活を終えてスーツを脱ぎたい!」と思って
いるはず

そんな中、自社の管理部門総合職対象の会社説明会に参加してくれた学生にこん
な話をした。


就職活動 = 営業活動

商品 = 『自分』


自分という商品は世の中に一つしかない。試し売りができないから、売る側(学生)
は「ここ(この会社)でいいのか決めにくい(=迷う)」 

また、買う側(企業)にとっては「高額商品」ゆえ、この学生でいいのか決めかねる
(=迷う)

双方に迷いやすいシチュエーションでの売り買いだからこそ、
優秀な営業マンでないと売れない

優秀な営業マンになる(商品を売る)ために、自分自身の就職活動を下記の3点で
点検してみることをお勧めする。

①売り先は間違ってないか?

自分が志望している、業界、業種、職種は果たして、自分(=商品)を必要としてい
るのか?たとえば、今まで営業職志望だったけど、ひょっとしたら一般事務職に適性
あるのでは?あるいは、一般事務職に固執して活動してきたが、接客の仕事なら可能
性あるかも?など、


「知らないいだけ」「思い込んでるだけ」で、


ひょっとしたらもっと魅力的で評価される売り先があるかも・・・。


②商品知識は豊富か?

上記①を見極めるために必要なのが「より正確で詳しい商品知識(=どれだけ自分
のことを知っているか)」。

頭痛薬を買うためにドラッグストアに行った時のことを考えてみてほしい。
「薬の効能(何に効くか)はよくわからない」「どんな成分で構成されているかもわからな
い」「飲み方もわからない」あやし~い薬を買いますか?

NO

私だったら、頭痛によく効き、副作用のないものはどれか?を見極めるために説明書
を読んだり店員に聞いたりしてその中身を吟味して買うかどうかを決めたい。

何に効くかよくわからず、飲み方も不明、そのくせ値段だけむっちゃ高い薬なんか
ぜ~ったい買わない

自分自身の特徴を、効能を、取り扱い上の注意事項をどの程度知って、わかりやすく
伝えられるか?


見直してみる価値はある。

③売り方は魅力的か?

就職活動の実質的なスタート時期は昨年12月
多い学生は100社以上の企業を受検し、お祈りメールを受け取っている
受けても受けても落ち続けると、前向きな性格の学生でも自信をなくして後ろ向きになっ
てしまう・・・気持ちは理解できる。


しか~し


企業にとって学生のそんな事情なんて関係ない。自社に来ている学生が全て。

と、考えると、

『疲れ果て』『自信なさげな』、あるいは
『媚びた目の』
営業営業マンから

高額の商品を買うか??

これまたNO



ぜ~ったいに買わない。 

売り先を見直し、商品知識を魅力的にプレゼンできる準備を整えたら、あとは自信を
持って売り込むのみ


NOなら売り先がここじゃなかったんだな・・・と思えばいい。いちいち落ち込んでいる
時間はない。


頑張れ~学生