女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

原点に戻る場所

2014-06-04 | インポート

中村です。

入社3ヶ月目に実施する公開振り返り研修「レビュープログラム」がスタートした。

6月3日から4日間、クライアント企業の新入社員達が毎日20数名ずつや
ってくる。


内容は、「今までの研修の復習」「入社後2ヶ月を振り返って成果確認」
「報告・連絡・相談の事例研究」「目標再設定」など盛りだくさん。



初日のグループのこと。



朝、セミナールームに集まってきた際の雰囲気は


どよ~ん


聞いてみると、「学生時代にはあり得ない規則正しい生活」「緊張感の中で
の慣れない仕事」「タテの人間関係の中での気遣い」など・・・
彼らなりに気疲れがたまっている様子。しかも、近くに座ったもの同士な
んの会話もしないまま座っているので、どよ~ん&し~ん


おい、おい、新入社員研修修了時、とびっきりの笑顔と大きな声の挨拶で、
この部屋を出ていったんちゃうん???


まだ2カ月しかたってないのに・・・


が、



笑顔と大きな声の挨拶で研修をスタートすると、すぐに当時の元気さを取
り戻す。また、内定者研修から同じプログラムを受講してきた連帯感から
か、グループワークでもすぐに打ち解けて作業に没頭する。




彼らにとってこの研修は,



原点に戻る場所






同期や年齢の近い先輩がいない(少ない)から気軽に話ができない。
社内の先輩や上司が挨拶しても返してくれない。

中小企業に就職した場合、上記のような環境下で働くのはそんなに珍し
いことではない。


そんな中で、


組織の活性剤として明るく元気な挨拶が大切と理解しできた挨拶
の声が小さくなり笑顔がなくなる。

思っているだけでは伝わらない。思ったことや感じたことは
口に出して伝えることが大切と理解しできたのに、口に出さなくなる。



環境適応という側面で考えるとしかたがないところもある。

が、研修に来て、この場で同じプログラムを受講し、同じベースを共有してき
たメンバーと会うと、そのことを思い出しできていた状態に戻ることができる。



ここでみんなで思いっきり声出した
ここでお互いの「いいところ」「あかんところ」を指摘し合った
ここで価値観の違いを戦わせた


恥ずかしかった

ダメ出しされてむかついた
課題達成してハイタッチした・・・

せやせや・・・と思いだす

原点に戻って、自分達の役割を再認識し、元気と笑顔を取り戻して帰って
行く

この場が原点に戻る場所、研修担当者は原点に戻るきっかけとなる存在で
あり続けなければ



とは言え、



彼らが所属する企業が、元気な挨拶が飛び交い、新入社員が思いっきり成長で
きる環境でなければ意味はない。

これをしかけていくのが私の仕事。


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