女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

削除された世界

2019-06-27 | 日記

中村です。

随分以前のブログでもとりあげたことがある
中学の同級生もしじ君


三重でメンタルコーチをしているが、特にマイナ
スレベルコーチングを得意とし、メンタルヘルス
不調を抱える人たちの応援団長として活躍
している。


今回はそんなもしじ君のコメントから引用

~以下もしじ君のコメント~

 何か情報をゲットしたら
 「これはこういうものだ」
 そういう風に思い込みます。
 それ以上、探求することはありません。
 そう、人は見たい世界以外削除します。
 最近、高齢ドライバーによる事故が
 よく報道されていますが、
 比較的特定の車種が多かったため
 新たな事故の報道があると
 「またあの車じゃないの?」
 みたいな話になっていましたよね。
 あれも切り取られた一面です。
 コーチングをしていても同じで、 
 うつの人が相談にきたときに
 「この人はうつの人なんだな」
 という一面だけ切り取ってしまうと
 その人の本質が見えなくなる。
 するとそこには問題しか存在しなくなって
 その人の可能性や能力とかが
 全部削除されちゃうんですよね。

~以上、もしじ君のコメントから引用


もしじ君のコメントの色を付けた部分
見たい世界以外を削除する傾向


あるある


人間には不安定なものを安定させたいという基本的
な心理がある。


だから、「なんだろうという場面に直面した際、で
きるだけ早くそのにしようとする。
そうでないと心が落ち着かない。

だから、


人と接した時も、その人の雰囲気や発言、面接の場
面であれば適性診断の結果を見て「この人はこうい
う人だ」と決めつける。特に、自分にとってマイナスの
状況下でこの傾向が強い。



でも、この人はこういう人だ

こういう発言をする人はこうに違いない


と決めつけた時点で、自分にとってのその人像は完成
しそれ以外の可能性はなくなる。


まさに削除された世界


ひょっとしたら、その削除された世界の中に思いが
けない可能性や発見があったとしても、削除してし
まえばそれに出会うことは一生ない。


会社を代表して学生を面接し、これから社会に出よ
うとしている学生たちの研修にも携わる立場の人間
として、


思い込みや決めつけで人を見ていないか?


今までの経験を基に「こうかな?」と予測をたてた
としても、しっかり観察・会話し、思い込みではなく
真実を見極める慎重性と柔軟さは持ち合わせたい


今一度、自分の言動を振り返るきっかけになった
もしじ君のコメント

ありがとう

 


していい質問・ダメな質問

2019-06-20 | 日記

中村です。



先日面接で接した学生の話し。

「何か聞きたいことある?」


と聞くと、少し考えて、


「独り暮らしを考えているんですけど、住宅補助っ
ありますか?」



と質問してきた。それに答えると、


「聞いていいかどうか迷ったんですが、聞いてよ
かったです


とホッとした表情。


新卒ブランドを捧げる会社選びのための情報を得るのに
聞いてダメな質問なんてない
聞きたいことがあれば当然聞くべき。


会社説明会や面接の場面で、「何でも聞いてや」と言っ
ておきながら、いざ質問すると露骨に嫌な顔をしたり言
葉を濁す会社は、いい会社じゃない。
聞かれて困るなら、最初から質問なんか受けなければ
いい。



ただし、採用(企業)側からすると、


「なんでも聞きやぁ~

と振った際の質問が、




就職ナビやホームページ、会社案内などを見ればわ
かるような内容だったりすると、


「ちゃんと情報みてるんか


と思うし、


勤務時間や残業のことを細かく聞かれると、仕事の
やりがいよりプライベート充実が優先かな?


と思う。

どんな質問もウエルカムだけど、質問内容
を聞いて、
その学生の就活の軸や自社の社風や求め
る人物像
に合うかどうかの判断材料にするのは事実。




同様に、


「選考は私服でお越しください

もそう。


以前面接した学生で、「私服でお越し下さいと言われて、
その言葉を真に受けて私服で行って落とされた」

と訴える学生がいたが、選考に落ちた理由は恐らく私服
で行ったからではない。


その私服を選んだ」理由にあると思う。

※もちろん、私服云々ではなく面接内容に問題があれば論外

一口に私服と言っても、休日にくつろぐ部屋着から通学の
際の服、デートの際の服などTPOに応じて幅広い。


「私服でお越しください」

は、

その選択肢の中から、その会社の選考という場面を想定

してどの服装を選ぶか?が問われ、その状況判断が間違
っている、あるいはその判断がその会社の社風や求める
人物像に合わなかったということだ。

 

採用側の立ち場で言うと、リクルートスーツでは個性が見
えにくい。説明会時、スーツに長い髪の毛をゴムでしばり、
前髪はしっかりピン留めスタイルだった女子学生を私服で
選考に呼び、

 

「普段こんな雰囲気なんや」
「ウチの雰囲気に合いそう」


と思うことも多い。



就職活動において大切なのは、世間的に見ていい会社で
はなく自分にとっていい会社かどうかを見極めること。



自分らしく成長できる会社=自分にとってのいい会社


そんな会社に出会うためには、
「何でも聞いて」と言われたら、聞きたいことを聞く。
「私服で来て」と言われたら、選考の場を考慮に入れ
自分らしい服装で臨む。


自然体の自分を好きになってくれる会社に入社しなけれ
ば長く勤めることはできない。あなたが良いと言ってくれる
1社に出会うために頑張れ就活生


#Ku Too 運動に思う

2019-06-12 | 日記

中村です。


#Ku Too 運動って知ってますか?


長時間履くと足腰を痛めることもあるパンプスやハイヒー
ルの着用を「女性のマナー」として強要するのはやめて
ほしいと、オンラインで署名を集めていた女優でライター
の石川優実さん(32)が約1万8800人超の署名と要望
書を厚生労働省に提出した。

石川さんの掲げる問題点は、

◆性別によって同じ職場で強制される服装が違う
◆健康を害してまでマナーが強制される

この2点。





私は、ビジネス社会に出てから32年間履き続けたハイ
ヒールを今年やめた



以前は、


「ハイヒールをやめてウエストがゴムのパンツをはくよ
うになったら
(ビジネス社会の)現役引退する

な~んて豪語していた。


ゆる~い服装で、自分を甘やかせてはダメと自分自身
を戒める意味でこんなことをのたまわっていた


が、



無理無理


さすがに寄る年波には勝てない


近年腰痛に加えて変形性股関節症による痛みも加わ
った。ヒールを履いて一日中立ちっぱなしが2週間も続
く3月4月の新入社員研修シーズン。
連日の立ち仕事で足はパンパンにむくみまくり、仕事終
わりの夜の時間帯ならいざ知らず、出勤時でさえすんな
り足がはいらなくなった足がハイヒールに
NO(もう無理宣言)を出した。



現在は、パンプスは履いているが、ヒールは低め。
随分快適になった。

思えば32年間、自分の足に靴を合わせるのではなく靴に
自分の足を無理やり合わせて足にはかなりの負担をかけ
た。もし自分が足の指なら、毎朝ハイヒールを履かされる
たびに、また、ヒールで小走りに横断歩道を渡られるたび
に、


「やぁ~めぇ~てぇ


と叫んでいたはず。
人前に立つ機会の多い仕事ゆえ、見栄えも大切と自分の
足の形も考えず、無理を強いてきた。
お蔭で、私の足の指は変形し、タコだらけ・・・。とても人様
に見せられるものではない。






それでも私はヒールを強要されたからではなく、自分が好
きだから履いていた。ビジネス社会における勝負服だと思
っていたパンツスーツにはヒールが似合うと思っていたし、
ヒールを履くことで気持ちが引き締まる思いがした。


だから、そのせいで足の指がゆがんだのも、ひょっとしたら
腰痛の要因になったかもしれないのも


全て自己責任


強要されたとも性差別だと感じたことはない。


履きたくなければ履かなかっただろうし、健康を害したら履
いていない。それでも強要させようとする職場なら戦うし、
それで納得いかなければ辞める。


実際ヒールではないが、だからという理由だけで総合職
なのに制服を着せられそうになった時、その必要性に関して
会社に説明を求めた。「まあまあそんなこと言わずに(=大人
しく制服着てくれよ)」と丸く収めようとする上司には頑として
自分の主張を譲らなかった。「制服を強要するなら辞めます」
とまで言った。
自分の担当職務と理不尽なルールに屈したくないという自分
のプライドの問題だった。

結局、頑なに制服着用を拒否する私にびっくりした上司が会
社に掛け合ってくれて私はその会社を退職するまでずっと私
服で通した。

Ku Too運動では、
パンプスやヒールを強要するのは性差別だと主張している。


以下、批判を覚悟で私見を述べるが、


確かに男性はパンプスやヒールを履かないが、多くの男性は
ビジネス用の革靴を履いている。
でも、そのことを強要されているとは誰も主張しない。
女性だけが履く靴を選べないわけではない。男性も同じ。
なのに女性だけがとりたててこのことを主張することに少々違
和感を感じる。


性別の違いがある以上、職場で求められる服装が違い、服装
が違えばそれに似合う靴の種類が違うのも当たり前。ヒール
の高さが苦痛ならそのことを主張すればいい。


何より違和感を感じるのが、厚生労働省に要望書を提出とい
うくだり。「企業に強要を禁止する通達を」と訴えているとある
が、強要している意識がない(あるいは低い)企業にどれだけ
の効果があるのか?


役所に判断を委ねるのではなく、働く女性達がそれぞれの現
場でしっかり向き合って納得のいく説明を求めることが大切な
のでは?もちろんこれらはやった上でどうしようもないからこ
の運動につながったのだろうが、どうしても違和感が残ってし
まう。

昭和の古臭い考え方なのだろうか?


WE LOVE 三重!

2019-06-10 | 日記

中村です。

ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、私は
三重出身。

で、

先日津西高校(出身校です)同窓会関西支部懇親会
に参加しました。


実は、私こう見えて結構人見知りが激しく、同窓会な
る集まりが苦手。


と言うこともあり、今までこれらの案内をもらっても、
中身をじっくり吟味することなく処分することがほとん
どでした。※幹事さんすみません。

が、なんとなく今年は気になってその案内をしばらく
リビングのテーブルに置いていた。


帰宅の際、起床の際、一日少なくとも2回は目にす
る。行ってみようかやっぱりやめようか・・・。手にとっ
てはやめてを繰り返してしばらく日が過ぎた。


最終的には関西支部という言葉が決め手となり、
同窓で関西にいる人と会ってみたいと思い切っては
がきを投函


したものの、


その日が近づくにつれて、だんだん気持ちが重く
なり、


やっぱりやめておいたらよかったかな・・・
知り合いがいなくて1人ボッチだったらいややな・・・



いつになくいじいじした自分を感じながら日が過ぎ



いざ当日。最終一人ぼっちだったら途中で帰ればえ
えやんと覚悟を決めて、会場へ。


その日、私は16時過ぎまで仕事。
スタートの17時ぎりぎりになって会場に着いて受付を
済ませた。


「中村さんはDテーブルです」


と言われ、立食ではなかったことにちょっとホッとしつつ
恐る恐る会場に入って、Dテーブルを探す・・・・。


入口から一番近いテーブルがD



Dテーブルは2名分しか席が空いていない。


「失礼します・・・・」
無表情且つ消え入りそうな声で挨拶してそそくさと席に
つこうとした。
なんっちゅう小さい声。
自分が担当する研修なら「声が小さい」と怒られること
間違いなし





「中村ちゃん!」

 

と隣の席のおっちゃんが弾んだ声で声をかけてくれた。

「誰やぁ~」と隣を見ると、むむむっ・・・、

笑顔で

「日野です

えええっ~日野君(同期)


野球少年だった日野君がええ具合にオッチャンになっ
ている。でも人懐っこい笑顔は高校の時と変わらない。

小学校の先生になっている淳ちゃんもいる
変わってない

一瞬で人見知りな私はどこかにいってしまいました。


参加していた1期生から新設校ならではの苦労話しを
聞いたり(私は6期生)、昭和の大らかな時代の先生と
生徒との関係の話しで盛り上がったり・・・。
楽しい時間を過ごし、
最後は肩を組んで校歌まで歌ったもんね
どこが人見知りやねん・・・



一期生で三重県関西事務所の所長を務める先輩か
らは、大阪駅前ビルで三重県のPR活動をしているこ
とや、関西三重県人の集いなど様々な活動があるこ
とも知った。また母校に空気清浄器を寄付して受験
の時期のインフルエンザ対策に貢献した話も聞いた。


国税庁に勤務する一見強面のおっちゃんや昨年まで
校長だった先輩方もみんな楽しそう。


共通しているのはWE LOVE 三重 の精神。


私自身三重県を離れて36年。年に数回しか帰省し
ないなんちゃって三重県人。
それほど故郷である三重という土地に思い入れはな
いし、仲の良かった友人の多くとも疎遠になっている。


でも、久しぶりに会って、損得関係のない立場で話を
して楽しかったし、他の参加者の三重LOVE魂に触れ、
私の中の三重県LOVEを再確認した一件。