【写真:参加者からの質問に耳を傾ける郡司副大臣(竜王町・JAグリーン近江竜王支店)】
「竜王農業を考える農政懇談会」がこのほど、滋賀県竜王町のJAグリーン近江竜王支店で開かれた。郡司彰農水省副大臣が出席し、政府が進める戸別補償制度について説明したが、参加した約130人の農業関係者からは不安や疑問の声が聞こえた。
郡司副大臣は農家の収入減少や食料自給率低下の問題に触れながら「10年後には食料自給率50パーセントを目指し、歳をとっても農業が続けることができるように所得補償という概念を持ち込む」とし、本格実施の概要については「8月か9月ごろには、説明できるようにしたい」と述べた。
一方、参加者からは「政権によって交付金も変化するのではないか」「補償を受けられる対象に制限はあるのか」「なぜ水田だけなのか」「後継者問題はどうなるのか」などの質問が相次いだ。
戸別補償制度は麦や大豆などの水田転作作物の生産に対しては主食用米並みに、米の価格が標準を下回った場合には変動部分について、農家戸別に所得補償を行う制度。2011年度からの本格実施に先駆けて、10年度からモデル事業が始まる。
(2月25日付け京都新聞・電子版)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100225000176&genre=C4&area=S00
「竜王農業を考える農政懇談会」がこのほど、滋賀県竜王町のJAグリーン近江竜王支店で開かれた。郡司彰農水省副大臣が出席し、政府が進める戸別補償制度について説明したが、参加した約130人の農業関係者からは不安や疑問の声が聞こえた。
郡司副大臣は農家の収入減少や食料自給率低下の問題に触れながら「10年後には食料自給率50パーセントを目指し、歳をとっても農業が続けることができるように所得補償という概念を持ち込む」とし、本格実施の概要については「8月か9月ごろには、説明できるようにしたい」と述べた。
一方、参加者からは「政権によって交付金も変化するのではないか」「補償を受けられる対象に制限はあるのか」「なぜ水田だけなのか」「後継者問題はどうなるのか」などの質問が相次いだ。
戸別補償制度は麦や大豆などの水田転作作物の生産に対しては主食用米並みに、米の価格が標準を下回った場合には変動部分について、農家戸別に所得補償を行う制度。2011年度からの本格実施に先駆けて、10年度からモデル事業が始まる。
(2月25日付け京都新聞・電子版)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100225000176&genre=C4&area=S00