徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

もう一年。

2014-05-19 08:40:17 | 建築つれづれ…
 酒田祭りが迫っている。「オチノメのイエ」の完成引渡しから一年が経つ、早いものである。冬場仕事でその年は大雪となり、寒い思いをしたことが懐かしささえ感じられる。

 先日、クライアントに連絡を取った。一年検査のスケジュール調整のためである。メールでのやり取りだったが、クライアントの笑顔が目に浮かぶようなメールの返信内容だった。クライアントは今年の春から転勤となり、単身赴任の生活。今このイエには奥様とお子さん二人が暮らしている。新しい環境に慣れれば、またこのイエから通勤するそうだ。

 

 設計~工事監理と1年余りの時期を一緒に過ごし、長女も私の顔と名前を覚え、親戚のおじちゃんと変わらぬ存在となったところでの引渡し。クライアントと出会った数ヶ月前に産まれた次女。長女は元気に小学校に通っているだろうか?次女は大きくなってもう歩いているだろうか?

 

 久しぶりの再会がすぐそこに迫っている。設計した意図通りに様変わりしたイエが使用されているとうれしい。家族4人の笑顔がそこには待っているだろう。
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違いのわかる人になりたい…2

2014-05-16 08:08:22 | 今日のひとり言・雑談
 娘が高校生になって、妻が毎朝弁当を作る個数が1個増えた。妻自身のものと娘のものと。毎朝、どんな弁当なのかとチェックしては見るなと怒られる親父。そんな弁当の素材に、ソーセージやウィンナーが良く使われていいる。
ソーセージ?ウィンナー?

 ソーセージとはウィンナーやフランクフルトの総称なんだそうです。つまり、ソーセージというカテゴリーの中にウインナーやフランクフルト、ボロニアソーセージ、魚肉ソーセージなどがあるのだそうです。

 

 ソーセージとは、牛・豚・羊の腸などに各種の調製した獣・魚肉を詰め、乾燥・湯煮または燻製した保存食品。血液・内蔵・穀物・野菜・香辛料などを混ぜたものなど、多くの種類がある。腸詰ということですが、動物の消化器、特に腸管に詰めて作ることが多いため、我が国では腸詰めと訳され、一般には腸のような詰め袋に詰めたものをソーセージと呼んでいます。

 ウィンナーは豚肉と牛肉を塩漬したものに香辛料を加えて練り合わせ、羊の腸に詰めた後、燻煙・ボイルしたソーセージ。その名の通りオーストリアのウィーンが発祥とされる世界的にも最もポピュラーなソーセージです。ちなみに、ウィンナーの事をウィーンではフランクフルトソーセージと呼ぶそうです。面白いものです。

 さて、ウィンナー、フランクフルト、ボロニアソーセージとは中に詰める詰め物の違いなんですね。ウインナーは羊の腸に詰めたもの。フランクフルトソーセージは豚の腸に詰めたもの。ボロニアソーセージは牛の腸に詰めたもの何だそうです。

 我々世代には、子供の頃によく食べた魚肉ソーセージが懐かしいですね、って今もありますがね。

 それではまた。
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月と暮らす庵現場日記 140510

2014-05-14 08:33:31 | 今日の現場
 先週の土曜日はクライアントとの打合せ日。現場に早く入り、作業状況をチェックする。

 今回の外壁は、通気層を取らない呼吸する壁「そとん壁」を採用している。今週からそのそとん壁の仕上に入っている。下塗り~上塗りをしたら、表面を掻き落としていく。100%自然素材で透湿機能はもちろんのこと、断熱保温効果やCO2削減効果もある。

 

 

 私自身もこの材料を使用する機会をうかがっていてカタログも数年前に取り寄せていたが、何よりもクライアントのほうがほれ込み採用に至った次第。見積が上がってきた時点での減額案の検討でも、この外壁は断固として採用することで私とクライアントの気持ちは固まっていた。表面が乾いてくると白さが増し、5月の青い空に白い壁が映える。

 

 内部には階段が設置され、これで上下階の移動もスムーズになった。洋室の大工造作仕事は大体見えてきた。いよいよこれからは和室回りの造作作業に入って行く。奥様こだわりの和室回りである。この和室がどんな表情を見せてくれるのか、今から楽しみな「月と暮らす庵」である。
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再結成

2014-05-12 08:39:10 | 建築つれづれ…
 先月末に嬉しいメールが届いた。とあるメーカーの担当者からのメール。社内での肩書きが変わった挨拶と、後日挨拶に訪れたいという旨のメールであった。彼と出会ったのは10年程前になる…。

 酒田にUターンし、サラリーマン設計士として活動を始めた頃、営業で当時の事務所に訪れた彼。事務所内に受付の女の子と私しかいなかった為、私が相手をした。最初は懐疑的な目で彼を見ていたと思う。彼も後に、「最初に会ったときに懐疑的な目で見られてるなと感じた」と言ってるから間違いないだろう。

 

 製品の売り込みの話をしているうちに、この人できるなと感じ、彼の知識を試すつもりでいろんな質問をした。その受け答え、回答内容に確信を持った、この人できると。それから独立するまでの6年間、私の担当したプロジェクトは全て彼に協力してもらった。

 その彼とも独立後には、なかなか協力体制が築けなかった。というのも、現在木造住宅を中心に活動しているため、彼が得意とする分野でなかった為と、彼自身の肩書きが大きくなりすぎて、自由に酒田まで打合せに来ることが困難になった為だ。実は昨年、一度彼を酒田に呼んだことがある、彼の頭脳を借りる為に。しかし、肩書きが邪魔し、すぐには飛んで来れなかった。

 今回の挨拶メールには、肩書きが変わり、以前のように東北圏内を自由に飛びまわれる立場に戻ったとあった。もちろん、私のところにもいつでも来てもらえるようだ。独立前は、「チームIKARIYA」の一員として手腕を発揮してもらった彼。そして私も彼の力を借りるようなプロジェクトのオファーも少しずつ来るようになった。

 当時彼と一緒に仕事をした営業担当者も、今回彼の上司として同じ支店に異動になったと言う。私の独立時に、その上司は異動となって関東に移って行った。私の独立祝いとその上司の栄転祝いを一緒にやったことが懐かしく思える。

 風薫るこの季節、お互い人生の経験を重ね、「チームIKARIYA」再結成の日は近づいている。
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違いのわかる人になりたい…

2014-05-09 08:41:59 | 今日のひとり言・雑談
 月末に金融機関に行って支払いやら入金の確認やらをしていました。郵便局と銀行と掛け持ちで。設計事務所代表といっても、私一人。何から何まで自分でやらなきゃならないのです。銀行に行ってふと思いました…、貯金と預金??どう違うのか?貯金=郵便局、預金=銀行と以前聞いた気がします。本当なの…?

 

 預金と貯金の違いは呼び名と保護制度ぐらいで、商品上の大きな違いはほとんどありません。普通銀行、信用金庫などの専門金融機関がおこなう預貯金を預金といい、その他の郵便局、農協、漁協がおこなう預貯金を貯金というのだそうです。以前聞いたことはまんざら嘘でもなかったという事です。厳密には貯金=郵便局だけでなく、農協、漁協も貯金というんですね。

 では利子と利息の違いは…。これは以前にも聞いたことはありません。これまた、郵便局と銀行の違いか?などと思ってしまった私ですが…。

 この違いはというと、お金を借りた人が貸してくれた人に「払うのが利子」。お金を貸した人が借り手から「もらうのが利息」なのです。つまり、簡単に言うと「払うのが利子」で「もらうのが利息」という訳です。

 

 金融機関から見ると、お金を貸してくれた人達(預金者)に「払うのが利子」。そのお金を企業や個人に貸して(貸付けて)貸付先から「もらうのが利息」。(利息-利子=銀行の儲けとなる訳だ)一般大衆から見ると銀行に金を貸して(預けて)毎月0.1%とか「もらうのが利息」で、銀行ローン等で金を借りると毎月元金の返済のほかに「払うのが利子」です。

 そうか、銀行からの立場と一般大衆からの立場でも利子と利息の使い方が違ってくるんだ…。よくよく考えてみれば、う~んなるほどと思ってしまいます。

 それではまた。

 


 
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