徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

久しぶりのプレッシャー

2013-04-05 08:31:03 | 建築つれづれ…
 先週末、というか先月末にとある民間企業のプロポーザルを提出した。この話、去年の11月に話をいただき参加させてもらった。それから約5ヶ月後の提出。長丁場…と言えば聞こえはいいが、実際案を練り始めたのは今年になってから。

 正月明けにラフ案を考え始めたが、何せ久しぶりのプロポーザル、久しぶりのビル物、感覚を呼び起こすまでに少々時間がかかった。2月末には案の骨子を固め、3月には提案書作りに入った。

 案の作成&熟成、メーカーとの打合せ、外注先の選定、助っ人とのやり取り…その間に抱えていた住宅の実施設計。目まぐるしく時間は過ぎて行った。他社はどんな案を提出するのだろうか、この案で自分は勝てるのか、いやもっと熟成した案じゃないと勝てないのでは、〆切に間に合うだろうか…。様々な見える敵、見えない敵と戦っていた訳である。

 久しぶりに感じる何とも言えぬプレッシャーに、イライラが募る場面もしばしば。そんな時は、外に出ていい空気を吸いながらいい建築を見るに限る。そんな気分転換を入れながらも、提出日は近づいてくる。

 よくよく考えると、このプレッシャー、クライアントとの一発勝負は、住宅のプレゼンと全く変わらない。今考えると、自分が最近携わっていなかったビル物ということで、自分自身でプレッシャーを掛けていただけなのかもしれない。

 精神的なプレッシャーと肉体的なプレッシャーを感じながら、最後の3月は過ごした。自分ながら力作を提出した思っているが、どの設計者の案を受け入れるか判断するのはクライアント。どんな結果になるかは、クライアントしか知る由もない。吉報を待ってます…。

コメント
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