TRIUMPH・1962TR6SS トライアンフメンテナンス祭り6 〜秋の大感謝祭〜

2020-09-19 22:28:11 | バイク:モーターサイクル

  晴れ。雨は朝方で上がったよう。日中はそこそこ気温が上がった。

 朝からバッグ、靴など革製品へ栄養を与えました。革製品は定期的なオイル塗布によって半永久的に使い続けられるので手入れをきちんとこなします。革、ということは動物たちのお命を頂いている訳でもありますからね。大切に使わせて頂かないと。

 革製品のお手入れ完了後、予定通りトライアンフTR6SSのメンテナンス作業を開始しました。夏の暑さで疲れ切ったオイル、グリスらを一新します。ま、車検から戻ってきてこの方、諸々トラブルが発生しましたし、休みともなれば雨天であまり乗れていなかったんですがね。でもこういうのはケチらず、手間を惜しまず作業します。

 

 まずは手っ取り早い部分から(笑)。ハンドルレバーとワイヤーのグリスアップを。ご覧のようにホコリやらなにやらくっついて酷い有様で、ブルーグリスらしさが失われてしまっています。疲れ切ったグリスさんとはお別れしました。

 

 新品のグリスを塗布してレバーを組み付け、割り部分にはご覧のようにブルーグリスをたっぷり充填。これで春まで持つでしょう。ちなみにこのメンテナンスを怠るとレバーがガタついてきます。これは国産でも同じで、レバー周りのメンテナンスをしていない車両を見かけた際、私が何気に触れてみる部分でもあります。ガタついていれば、「ああ、メンテナンス、してないのね」という訳。大概はやってませんが。私はガタつきレバーが好みではありませんのでできるだけ先送りするためにマメにグリスアップしているだけ。

 

 続いてスイングアームピボット部へのグリス充填。豪華三箇所のニップル(赤い矢印)ですが、いつも通り写真下側(車両の左側)のニップルにはグリスガンを接続できません。いつも思いますが、きっとおまけです。

 

 充填しますとご覧のようににょろにょろと古いグリスが出てきます。写真左のぼやけたものがグリスガンの接続部分です。古いグリスがまるでうXこ(X=ん)のようです。無事に充填完了。SRのように傍目に見ればアホとしか思えないくらいゆっくりゆっくり注入しなくていいので楽です。

 

 チェーンのメンテナンス。洗浄、グリス塗布。張りをチェック。水色の点線部分をチェーンの下が超えると適正値を超えたということ。あまり走れていないので伸びはありませんでした。張りの調整はすでにマスターした(?)ので別に伸びていても大したことありませんが。

 

 オイル交換。抜いてから、タンクの底を掃除。ご覧のように綺麗になりました。ちなみに掃除をしていないと、タンク底が泥沼のようになっているらしいです。見た事ないので分かりません。

 

 エンジン下部からも抜きます。サンププレート(というのか)を外し、洗浄しました。メタフォームガスケットは今回はそのまま使いますのでそのままです。と、いうかオイルで張り付いて剥がれてません(笑)。

 

 「メンテナンスさせる気がない」ボルトの代名詞が装着されているギアボックスのオイルもこの際なので更新しました。抜く際に悲劇(喜劇?)が発生し、あまりに悲惨な有様になってしまい慌てていて写真は撮影できてません。とりあえずオイルは抜き、ボルトを取り付けた後にオイル投入。いつもながら「外し辛い、入れ辛い、確認し辛い」の三拍子が揃っています。

 

 プライマリーオイルも抜きます。大した手間でもないし、オイル使用量も大したことないので更新します。出てくるオイルが何やら汚く感じたので、オイルを抜いてからプライマリーカバー内へ向けてパーツクリーナーを吹き付けて軽く洗浄しました。ちなみにプライマリーチェーンの張りも確認しています。ドライブチェーン同様、あまり走れていなかったので伸びは感じられませんでした。

 

 「プライマリーオイル投入皿」でオイル投入。どこにしまったか分からなくなっていたミニじょうごが出てきたのでそちらで投入しようとしましたが、どうも使い辛く、やっぱりコレを使います。

 

 エンジンオイルを下部からも抜けば作業量が倍増します。まずは圧縮を抜くためにプラグを外します。煤けている様子。だらだら走ってばかりだからでしょうか。

 

 どうせプラグを抜くのならば、というかエンジンオイル更新した際は確認すべきタペットクリアランス調整を実施するため、ロッカーキャップを外しました。Oリングが裂けていますので更新。

 

 バルブクリアランス調整中。恐ろしく微妙ですが、手で覚えた感じってけっこう忘れていません。今回はどうやら渋めになっていたようですので(締まったのか)、「コンコン……」に調整。

 全ての汁投入が終わり、バルブクリアランス調整も完了、炎の百万回空キックでエンジンにオイルを送り、チェックも完了。エンジンを始動してオイルを回します。

 

 先日チューブを交換したデベソ(オイルプレッシャーリリーフバルブ)も無事に元気に稼働しています。

 

 オイルの戻りも確認。メンテナンス作業、参考になりますでしょうか? と、いうかバイク乗りの皆さんは人任せにせず、自分の手で作業してみるのもいいと思います。自分の車両に愛着も湧きますよ。

 全て完了、タイヤに空気を入れ、あとは走るだけ(笑)。

 明日、走りに行きますので洗車・磨き作業とエアクリーナーの洗浄は帰還後に実施する所存です。

 <汗疹戦記 〜いよいよ撃退完了か〜>

 今日はメンテナンス作業のため、汗をかいたりしてましたが汗疹畑部分がもう痒くなりませんでした。いよいよ撃退完了でしょうか? とりあえず湯上りだとまだ赤くなっていますので薬は塗布しています。薬かぶれを警戒し、一日一回、それも薄く塗布。

 

 明日はお出かけしますので今夜はこの辺で



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