生き方を考えさせられる

2022-06-07 18:26:36 | 読書、書物

  雨後晴れ。かなり寒い。

 青森県新型コロナウイルス感染者数は、百六十六名と減りません。いい加減、カウントするのも飽きてきました。

 何かにと慌ただしい日々ですが、読書もきちんとしています。

 マーク・ボイル著「ぼくはお金を使わずに生きることにした」を読み終わりました。物々交換や自給自足、不用品の回収などで暮らす実験記。かなり面白かったです。菜食主義の著者が、自然から食材を得たり、捨てられる食材を拾い集めたりして過ごす生活の様子は何かにと自分の人生、生き方を考えさせられるものがあります。

 次もマーク・ボイル著「ぼくはテクノロジーを使わずに生きることにした」を読んでいます。「お金を使わずに」は2011年の刊行で、「テクノロジーを使わずに」は2021年の刊行と十年の歳月が過ぎており、著者の考え方、生き方にも多少の変化は出ています。連続で読むと、変化を知ることができます。一貫しているのは自然への尊敬の念。どちらの実験も、けっこう極端なのですが、ここまでいかずとも我々は周囲の問題に向き合い、己の生き方・あり方について考えねばならぬ、と思わせます。「テクノロジーを使わずに」はまだ半分も進んでいませんが、面白く読んでいます。

 お昼休み読書、名著復刻全集より石川啄木著「一握の砂」も読み終えました。その時その時受けた印象、暮らしの中から抽出されたような文に打たれます。籠められた感情も受け止められますし、周りの情景も目に浮かびます。次の名著復刻全集は、武者小路実篤著「お目出たき人」を読みます。

 また読書しましょうか



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