世の中にはまだ知らぬ良本がたくさんあります

2021-11-04 22:26:37 | 読書、書物

  曇り、時々晴れ。雨は朝方で上がって、一日なんとか持った。けっこう肌寒い。

 青森県コロナ新規感染者数はゼロ。あと十二日間頑張りましょう。全国的にもようやく減少していますが、ここで油断するとまた一気に爆発してしまうので持ちこたえて欲しいところです。

 今日は腹痛に見舞われ、ひどい有様でした。帰り道、危うく漏れるところでしたがどうにか耐えました。漏れたらスーツが二度と使えなくなる、という必死さで耐え切った印象です。それにしても何食べたっけ? こんな腹痛と下痢は久々でした。今年はあまり外を自転車で走らなかったので、影響しているのかも。

 そんな今日この頃ですが、レイ・ブラッドベリ著「華氏451度」を読み終わりました。まるで未来が見えていたかのように、現代社会に当て嵌まる点ばかりで驚きます。悪魔的な隊長は何を象徴しているのか、ミルドレッドは、などなど意味深で面白く読みました。本を読まなくなり、考えることを止めてしまった社会がどうなるのか、恐ろしい提示に見えますが、実際の現代社会と似たような印象です。情報が溢れかえり、ネットで調べてしまえば考える必要も無く、より強い刺激を求めて行く、恐ろしいですね。

 次は谷崎潤一郎著「吉野葛・盲目」を準備しましたが、色々と待ち時間が生じる事態があって気軽に読める本、ということで持って行ったラヴクラフト全集の一冊を継続して読んでしまっています。何度も繰り返し読んではいますが、中途半端は良く無いので。

 お昼休みに読んでいる、名著復刻全集の、堀辰雄著「風立ちぬ」を読み終えました。悲しい物語を美しい物語に紡ぐ力はやっぱり現代小説には無いですね。次は森林太郎(森鴎外)著「雁」を読んでいます。この復刻全集は当時刊行された装丁や構成をそのまま再現しているようで、当時の雰囲気も味わえる良品です。

 お腹の調子がまだ悪いので今日はこの辺で