そういう終わり方なのね

2021-06-29 21:56:21 | 読書、書物

  晴れ後曇り。帰宅後、ウォーキングに出かけたらポツポツと降り始めと思われたが、結局曇り空のままだった。

 毎日よくも飽きずに問題が発生するもので、もういい加減、疲れました。平和な一日ってないのか?

 そんな今日この頃ですが、ヘルマン・ヘッセ著「ガラス玉遊戯」を読み終わりました。遍歴、終盤の覚醒、そして衝撃の結末と主人公が昇華してゆく過程が淡々と描かれていました。「デーミアン」の時のような驚きと感激がなかったのは残念ですが、これはこれで感慨深いものがあります。ラストがどうにもキリスト教的な考え方を垣間見させて微妙でしたが、意図は理解出来ました。一応、ヘルマン・ヘッセ氏の現在所有作品は全て読破しましたが、その内に他の作品も読んでみたいと思います。

 次は三島由紀夫著「鏡子の家」を。この作品は、当時の批評で失敗作と酷評されたようですが、私は失敗だとは思いません。むしろ挑戦、という印象です。けっこう好きな作品なので、難解だったヘッセ作品の後は少し気楽に味わえそうです。

 明日もきっと波乱の一日となりそうなので今夜はこの辺で