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そうか、と思い当たる

2024-10-07 16:01:57 | 読書、書物

  雨。一日、雨だった。

 本日は検診。脳ドッグです。その他諸々検査のため、昼前くらいから十五時頃までかかりました。結果は別の日に伝達、とのこと。脳ドッグで最も緊張するのが、認知検査だったりします。言われた数字を逆から答えたり、言われた何かを記憶してしばらくしてから問われたりします。無事、難関は突破。MRI検査そのものは、うるさいですが基本、寝てしまいますので気がつけば終わりです。けっこうな費用がかかりますが、何せ脳内出血痕がありますので検査は必須なんです。

 カズオ・イシグロ著「クララとお日さま」を読み終わりました。あらすじはネット書店なんかでも見ることが出来ますので省きます。クララはプログラミングされた学習型ロボットだと思うのですが、読んでいると、まるで人と同じ人格が備わっているかのように見えます。実際はどうなのか、けっこう判断が難しいと思います。親友(となるべく製造され、売買されている)のジョジーのため、クララが起こす行動は純粋で、けなげでした。最後が……、「そうか」と、おそらく、我々にも思い当たるでしょう。子供の頃、人格が備わり友人だと思っていた物たち……。いい作品でした。

 次はジョゼ・サラマーゴ著「象の旅」を読んでいます。

 今日は雨天ですのでウォーキングは休止です。自転車三本ローラー台トレーニング、自重筋トレを頑張ります


文明が削ったもの

2024-09-15 16:01:46 | 読書、書物

  雨、時々曇り。雨が降ったり止んだりする微妙な天気だった。けっこう肌寒い。

 朝から雨。午後から曇り予報でしたが、結局、一日雨天だったので、トライアンフTR6/SSのシートボルト交換、スーパーカブ110のクランプバー取り付け作業及びチェーン調整は出来ませんでした。半袖短パンだとけっこう肌寒く感じられる気温です。

 日美を見てから(半分寝ながら)、油彩で絵を描き、読書。

 柳田國男著「遠野物語」を読み終えました。民間伝承集を文学に仕立てた名著で、恐ろしい話から優しい話まで色々あり、面白かったです。あのような物語は、きっと各地に存在していたのでしょうが、今となっては大半が失われてしまったことでしょう。文明は昔ながらの良き文化も削って無くしてしまうようです。人の心まで削っているようで、怖いですね。

 カブ旅〜遠野物語編〜までに読破出来て良かったです。これで遠野へ行くのがより楽しみになりました。

 次はカズオ・イシグロ著「クララとお日さま」を読みます。

 これからチョ〜〜〜〜久々にライブハウスへ音楽を聴きに行こうと思います


合っている

2024-08-18 16:21:15 | 読書、書物

  曇り時々晴れ又は小雨。晴れ予報だったが、昼頃から雨が降ったり止んだりし始めた。蒸し暑いが、気温は三十度を超えていない。

 昨日は腹が立ってなかなか寝つけませんでした。スッキリしないまま起床し、油彩で絵を描きます。こういう何やら不穏でおかしな事態が続いている状況にも関わらず、絵はなぜか調子がいいです。なぜなんだろう?

 その後、ドローンのリモートid登録作業を決行。待った甲斐あり、当初よりは遥かに安く小型化された後付けリモートidを購入出来ました。登録も無事に完了し、ようやく私のドローンMAVIC AIRがフライト出来る状態になりました。今回は電子機器ながら、説明書が丁寧で分かり易かったのでストレス無く登録を終えることが出来ました。TEADさん、ありがとう。

 やる気ほとんどゼロながら、トライアンフTR6/SSの故障箇所確認のため、プライマリーカバーを開きました。こういうことって皆んなやってるのか? なんでいつも開けてばっかりなんだろう? 疑問しか感じず、なおも腹が立って来ましたが、壊しても仕方ないので我慢して作業。頭にきてるので扱いはけっこう雑になっていますが、壊しはしません。壊したらまた無駄に金がかかる。開いてから、バンバンに張っていたプライマリーチェーンの張りを緩め、各部チェック。そもそも手でキックペダルが回せるという時点で、おかしいです。つまり、圧縮されてないということですから。私にウェイトリフティング三百キロ上げるパワーが唐突に発生したか、はたまた何らかの突然変異によってマグニートーみたいなXメン的超能力に目覚めたかしない限り、650ccのキックペダルを手で回せる訳ありません。一応、バイク屋さんには伝えたんですが、いまいち伝わらないみたいです。

 プライマリーカバーを閉じようと思いましたが、パーツクリーナーが尽きている事実にこの時気付き、パーツクリーナーを購入しに行って終わりとなりました。

 そんな中、四井真治著「地球再生型生活記」を読み終わりました。参考書です。街中に住んでいる限り、こういう生活はなかなか出来ませんが、この本を参考に少しづつ、自分が出来ることをやっていけばいいと思います。その内、もっと何かしようという気が起こるかも知れませんからね。まずは無理なく始めること、それが重要です。

 次は柳田國男著「遠野物語」を読みます。次なるカブ旅のテーマにしようと思い立ち、これを機に読み直してみようという気になったからです。

 

 装画ヒグチユウコのバージョンを購入。ボリス雑貨店で購入可能です。ヒグチユウコさんのややおどろおどろしいイラストが、遠野物語の雰囲気に合っています。

 今日は自転車三本ローラー台トレーニングとストレッチします。それにしても何事もスッキリしない事態ばかりでモヤモヤが続きます


完結させて欲しい作品

2024-08-05 22:03:31 | 読書、書物

  晴れ後曇り。夕方頃から今にも降り出しそうな気配はあったものの、一日、持った。昨日よりは気温は低め。

 名著復刻全集「路傍の石」山本有三著を読み終わりました。最初はどうかな、と思っていましたが、けっこうすらすらと読み進めて一気に読破。愛川吾一君の境遇に涙し、悲惨な境遇にめげずに生き抜こうとする頑張りを応援したくなります。残念なのはこの先が書かれず、未完に終わったこと。当時の時代背景を思えば先を書き進められなかったのも頷けます。できれば終戦後に続きを書いて欲しかったですがね。吾一君がひとかどの人間になったと想像しておきます。

 次は四井真治著「地球再生型生活記」を読み始めました。異常気象に”慣れて適応”するのではなく、喫緊で根本的な改善を考えねばならぬ現在、多少なれど自分の生活を見直す参考になればと考えています。美しい蝶が花から花へ平和に飛んでいけないような状態じゃダメですよね。

 

 ジャバ・ザ・ハット化しているうちの猫も含め、猫も外を歩けぬ世の中はやっぱりおかしい。

 北海道から帰還し、今もなおモチベーションは行く前のように上がらないですが、そこそこ回復していますので頑張ります


そんな風な視点で観れるのか

2024-07-09 21:59:06 | 読書、書物

  曇り後雨後晴れ。夕方頃、物凄い勢いの雨が降ってびっくりした。蒸し暑い。

 カブ旅カウントダウンが進行し、今夜は壮行会。一応、集合時間など取り決めて閉幕しました。あとは天候だけです。今日の夕方のような突然の大雨が一番の問題。大概匂いで分かりますが、間に合わない場合も多いです。晴れてくれ。

 ジョゼ・サラマーゴ著「だれも死なない日」を読み終えました。

 二部構成のようになっていて、第一部が唐突に誰も死ななくなった事態に右往左往する人々の姿と、例によって悪そうな雰囲気の政府の対応が皮肉っぽく描かれています。第二部は、かなり唐突にファンタジーになるので驚き、最後が衝撃的でした。死をこんな風に見て、物語に出来るって、サラマーゴ氏は凄いです。その内また氏の著作を購入し、読みたいと思います。

 次は何を読むか決めていませんでしたので、とりあえずお昼休みにちまちまと読み続けている、永井荷風著「すみだ川」を進捗させています。

 今日は何かと疲れましたので早めに休みます


作品全体に及んでいる圧力

2024-06-26 18:25:15 | 読書、書物

  曇り時々小雨、または晴れ間。雨が降ったかと思えばすぐ曇りか晴れ間、曇りか晴れ間かと思えば雨が降り出す、おかしな天気だった。ちょっと肌寒い。

 八甲田山で山菜採りの女性が熊に襲われて亡くなりました。山菜採りにはリスクが伴う、という現実です。気になるのは、まるで熊が悪い生き物であるかのように扱われている点。我々が彼らの住処へ侵入し、彼らの住処を壊しているという認識があまりに薄弱というか無いのがむしろおかしいな、と感じています。彼らの住処へ我々が入って行っている、という認識を持たないと摩擦は続くと思います。我々が間違えているという認識を持つべき。

 ダフネ・デュ・モーリア著「レベッカ」を読み終わりました。ヒッチコック氏の映画が有名で、原作を読んだことはないのに映画は見た、という人も多いと思います(実際、私も同様)。この作品は、映画より原作の方が圧倒的に面白いですし描写にも優れています。読んでびっくりしました。書けばひたすらネタバレになってしまうので詳細は読んで知って下さい、としか言えませんが、まずは作品全体に浸透する、レベッカの圧力、存在感。そして、「私」の希薄さ。これはオススメの作品です。そのうちまた読みたいと思います。

 次はジョゼ・サラマーゴ著「だれも死なない日」を読んでいます。

 今日はようやく天気が回復したので、久々にウォーキングへ行ってきました。肌寒いくらいなので歩いて丁度いいです


現代社会と重なってしまう

2024-05-30 17:57:27 | 読書、書物

  晴れ。昨日よりは暖かい一日だった。

 打ち合わせや測量など慌ただしい一日でした。

 ジョゼ・サラマーゴ著「見ること」を読み終わりました。慣れない文体で、最初は戸惑いましたが、三分の一位で慣れました。

 「白の闇」から四年後、総選挙で大量の白票が投じられた首都を舞台に物語は進捗し、権力者達が権力保持のために暗躍し、彼らの権力保持のために犠牲となる庶民の姿が描かれます。最後がショッキングでした。権力者達は自分のためならこんなことまでする、という現在のロシアのウクライナ侵攻、イスラエルのガザ地区侵攻と被ります。見るべきものを見ない我々への警鐘。派手なパフォーマンスだのプロパガンダ(政治的意図を持った宣伝)に踊らされないよう見極めなければなりません。

 次はダフニ・デュ・モーリエ著「レベッカ」を読み始めました。ヒッチコック監督の映画が有名ですが、原作は読んだことがない筈ですので、このほど読んでみようという気になりました。原作は、有名な文言がたくさん出て来ますので楽しみです。

 ゆうべ、またマンダレーに行った夢を見た

 今週末、スーパーカブ110で遠出予定です。今の所、台風は逸れてなんとか天気が持ちそうですので、そのまま予報が晴れに変わって欲しいです 


みだれ髪

2024-04-17 22:04:56 | 読書、書物

  雨後晴れ。十五時頃には雨も上がり、晴れ間も見えた。気温は高め。

 久々の雨で乾き切った空気も少しは潤いました。もう既に二十七度とか異様な気温で、先が思いやられます。

 残業続きで疲れていますが、与謝野晶子著「みだれ髪」を読み終わりました。復刻名著の中の一冊で、当時の装丁も再現されています。「みだれ髪」は歌集ですので、当然、「うた」集です。私は「うた」がよくわかっていないので、読むのにやたらと時間がかかってしまいました。中には情景が目に浮かぶ作品にも出会えましたが、ほとんどよく分からないまま終わってしまった感があります。恋愛感情を率直に描写している、という点は分かりました。しかし、「うた」は難しいです。「うた」が分かる人なら、かなり面白いんだと思います。装丁も挿絵も非常に美しいので、買うなら復刻名著をお勧めします。初版本は高くて買えませんからね。

 お昼休み時間に読む本は、次は何にしようかな。

 今日も残業で疲れましたので早目に休みます


気力が違いすぎる

2024-02-24 22:07:33 | 読書、書物

  雪後晴れ。雪は降ってもすぐ溶ける。

 風邪はようやく治った感がありますが、まだ油断していません。軽くウォーキングして調整中ですので、ここ数日中には勝利宣言が出せそうです。

 丸山明宏著「紫の履歴書」を読み終わりました。美輪明宏さんの若い頃の自叙伝で、物凄い荒れた幼年期のことまで赤裸々に描かれていました。ああいう幼年期を過ごし、家を飛び出して苦労して歌手、俳優になった人に、今のヌルい世の中の連中が敵う筈ないと思いました。少なくとも、芸事に対する姿勢、気力が違いすぎます。

 最近、本を購入していないので、手持ちの本を読みます。次はまた飯合梓(恩田陸)著「夜果つるところ」を読みます。

 明日も一日、安静に過ごす予定


最後の一行が最高でした

2024-01-18 21:38:25 | 読書、書物

  晴れ、時々小雨。気温はかなり上がった。春のようだった。

 弘前市の中三百貨店に出店していたジュンク堂書店の閉店が決まってしまいました。弘前の土手町は行き辛いのでどんどん衰退していましたが、この撤退がトドメの一撃になってしまいそうな予感です。活字離れが叫ばれ、ネット通販によって地域の書店が無くなってしまいますが、ネット通販の方に関しては私にとっても耳の痛い話です。ジュンク堂は私もたまに利用させて頂いていましたので、残念。

 名著復刻全集より、林芙美子著「放浪記」を読み終わりました。涙もろく、弱音も吐くけどけっこう逞しく暮らす芙美子の日誌形式で書かれた小説。物凄く貧乏を嘆いているけど、金が入るとすぐ使っちゃう、色恋沙汰はけっこう荒っぽい、食うことが大好き、などなど、あけすけに書いてますが、正直だな、と思いました。最後の一行がまた良かったです。

 次は丸山明宏(美輪明宏ではない)著「紫の履歴書」を読んでみます。

 明日からはまた寒くなるらしいので、体調管理が面倒です。周囲ではまた風邪引きが増えていますので警戒します。なにせ、ついこの前引いた風邪は、完治までおよそ一ヶ月かかりましたから