幻影日記

仕事と猫の世話をしながら、新旧織り交ぜて造りたい物を感じるままに造っています。

模型造り 基礎編

2021-04-09 01:23:57 | 趣味

この所、プログの記事や雑誌等で、「楽しい模型製作の初心者向け…」的なものを見かけますが、内容を見ていても「最初からそこまでやるのか…」といった感じに受け取れます

工具や備品の宣伝もしたいのは分かるのですが、余りハードルを上げて準備金ばかり吊り上げると、失敗や挫折をした時は、もう二度と後戻り出来なくなるので、商法的にも逆効果になりそうです

今回は、自分自身の幼少期頃からの、模型造りを始めた状況と、その後の考え方を記載しておきます

流石に当時の物はありませんが、どの家庭にもあるだろうヤスリ付きの爪切りです

メーカーは忘れましたが、一番最初に造った模型が、30cmサイズのマブチモータ付属のF1カーだったのですが、この爪切りと接着剤だけで完成させました。

今から思えば、バリやシール処理なんかはお粗末な処理をしていたと思いますが、後輪の複雑なシャフトも見事に回転可動していたのを憶えています。

その後、タミヤの戦車やウォーターライン等を造りながら、仮面ライダーやバロム1、変身忍者嵐やレインボーマン等のフィギュアにも手を出して、サンライズ作品のドラグナーの辺りで、一旦製作自体を止めました

以前記載しましたが、その後数年してからレジンキットを造り始め、MGの発売当時からプラキットの製作も再開し始めました

レジンキット用の工具系は、ヤスリ代わりに電動リューター、塗装もコンプレッサーとエアブラシがメインになっているので、今回は出番無しという事にしています

これもその時期の工具は、壊れたり欠けたりしていて、現在使っているものになりますが、流石に爪切りからは進化しています

今回記載したかったのはこの辺りからがメインになりますが、プラキットの製作は基本、ニッパーと三種類程度のヤスリで始めるのが手頃だと考えています。

ライナーから切り離して余分なゲートを処理し、組み上げて完成した自分なりの立体物に、どこまでその組み立ての楽しさが入っているかが、この先の製作に大きな影響を与えると思います。

何の経験も無く、いきなり雑誌に掲載されているレベルまでやろうとして、高い工具と資材を集めて、途中で挫折した方を何人か知っています

ある程度は、努力と根気で時間を掛けて経験を積んでいけば、同程度の物が出来るとは思いますが、最初からやってはいけないと思いますし、そんなことをやっていると模型人口が減ってしまいます

まずは、造る楽しさを手軽な所から与える方が、後々良い結果が出ると思っています

これもかなり昔から色々と試していますが、スジ掘りの処理の仕方の方法

最も多いのが、ラッカー系塗装の上から、エナメル系の塗料でスジ掘り用の溝を塗装して、はみ出した部分をエナメル系溶剤で拭き取る方式です。

これも考えものですが、昨今のガンプラ等は成形色がかなり綺麗なので、あえて全塗装せずに成形色を調合して部分塗装した方が、見た目的にも綺麗に仕上がりますので、油性のマーカーでスジ掘りの処理して、ラッカー系溶剤で拭き取ると、手間と時間を短縮できます。

この方法も雑誌に掲載されている全塗装となってしまえば、筆塗りは不可能ですので、確実にコンプレッサーとエアブラシの購入及び、毎回それなりの塗料とシンナー(ここにはエアブラシのメンテ分もあり)が消費されます

一番最初に、1,000円のHGガンプラを購入して、製作するのに工具関係に数万円掛けて、手間と時間を掛けたのに予想通りの完成品にならなかったら、二度と模型造らなくなりますよね

コメント
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