一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

冬の北海道旅行2016(4)

2016-02-20 13:55:29 | 旅行記・北海道編
中央バスターミナルに行くと、16時00分発の札幌行きは出発していた。札幌行きは30分ヘッドだが、16時30分の便に乗れば小樽運河着は午後8時ごろになりそうだ。「小樽雪あかりの路」は9時までなので鑑賞は可能だが、やや慌ただしい。
私は考えを修正し、旭川の観光を続けることにした。
ここまで来たら、駅前に戻ってシャトルバスに乗るのがいい。16時30分の便は、まだ人が多かった。
会場に三たび入る。ステージでは、素人さんの歌謡ショーをやっていた。
それはいいが、また小腹がすいてきた。マルシェの中に、高名ホテルが出店していた。オムライス500円はリーズナブルで、これは食す価値がある。
ひとつ注文し、プレハブ造りの無料休憩所でいただく。状況が若干わびしいが、卵がふんわりしていて、美味かった。
とにかく明るい安村のブースはさすがに空いていた。中に入ると、神社仕様になっていた。安村は地元旭川の出身らしい。高校時代は野球部で、ガラスケースの中にはユニフォームなどが陳列されていた。安村、今回は凱旋帰郷だったのだ。

私は安村おみくじを引いてみる(100円)。もちろん大吉で、楽しいことが書いてあった。

まだマルシェをうろつく。幌加内そばも毎年出店していて、今年は食べる気になった。かけそば500円はちょっと高いが、ブランド代だ。
幌加内そばはコクがあり、普通のそばとはちょっと違った。ただ風味は、現地で食べたときのほうがはるかによかった。
さてプログラムで気になっていたのが、5時半からの浅井未歩のウィンターライブだ。若い女性だが、何か期待を抱かせる。
1曲目はセリーヌ・デュオンの「My Heart Will Go On」。彼女は豊かな声量で、これはうまいと思った。陽はとうに暮れ、すっかり夜の帳が降りている。そのシチュエーションがいっそう情感をかき立てた。

彼女は旭川出身で、現在は札幌を拠点に活動しているらしい。長身の美人で、伊奈川愛菓女流初段にちょっと似ていた。
2曲目からオリジナル。何かのランキングで15位にランクインしたらしい。この曲もよかった。
以下数曲を歌って、30分のミニライブを終了した。彼女は昨秋ミニアルバム「Grace of my life」を発売したそうで、この後はその即売会がある。私も1枚買うことにした(1,000円)。
傍らの即売ブースでは、おっかけと思しきファンらがたむろしていた。それが途切れるのを待って、私が入る。
「地元の方ですか?」
「いえ、観光で東京から…。今日歌を聴いて、とてもうまかったので、アルバムを買おうと思いました」
「エッ、そうなんですか!? ありがとうございます!!」
彼女がジャケットにサインをしてくれる。「どの曲がよかったですか?」
ここで私が悪手を指してしまった。
「1曲目がよかったです」
途端に場の空気が凍った。1曲目は、ヒトの曲じゃないか。「あ、いや、1曲目はセリーヌ・デュオンですけど…最後の曲がよかったです」
私は慌てて取り繕ったが、どうも妙な雰囲気になってしまった。
いずれにしても、浅井未歩の活躍を願ってやまない。
昼の時点では東京かと見紛うほどにポカポカだったが、今は風も強くなり、寒さが堪える。しかしこれが冬の北海道なのだ。
私は休憩所に入るが、ここでじっとしているのも芸がない。
私はマルシェに戻り、今度は藤城製麺のたぬきうどんを食べる。とにかく寒くて、体が温かいものを欲するのだ。麺類立て続けで、今日の歩行距離は相当なものだが、それがチャラになってしまった。
7時からは、冬まつりライティングショー。今年は花火の打ち上げがあるのが目玉だ。
この時間だが観光客は多い。レーザー光線と音楽のコラボは圧巻で、花火も思いのほかタマ数が多かった。これは相当な費用がかかったはずで、冬まつりは予算が削減されているのか増加されているのか、判断がつかなくなった。
これにて今年の旭川冬まつり観光は終了。まあまあ楽しかった。
今日の泊まりは市内にあるネットカフェを予定している。スマホでビジネスホテルをあたったが、空きが出なかった。カフェは「Compa3.7」で、私の定宿だ。
ナイトパックは12時間とたっぷりあるのだが、その受付は21時からである。追加料金を払って入る手もあるが、若干バカバカしい。
私は買物公園通りをぶらつくが、時間を潰すにはあたりが寒すぎる。中華料理屋「敦煌」にも入りたかったが、さすがに腹いっぱいだ。
喫茶店に入ってもいいが、適当なところがないのに加え、これからネットカフェでドリンク飲み放題になるのに、数百円を払ってコーヒーを飲みたくない。
で、中央バスターミナルに行ってみた。待合室は暖房が利いていてありがたいが、このまま居座るのも味がわるい。
こうしているなら高速バスで札幌に行く手もあるが、今日は9時から西村京太郎トラベルミステリーを観たい。この番組を観ると旅情をかき立てられるが、今日私は旅先にいる。この幸福感を味わいたいのである。
それに今から札幌に行っても、明日早朝にやることがない。結局私は、旭川に泊まるしかないのであった。
以前も入った中華料理屋があった。天津麺がサービスタイムで590円になっている。値段につられ、つい入ってしまう。
もちろんこれを注文する。しかし芙蓉蛋(卵)が少し固かった。
無駄に市内を歩いて、9時少し前に、Compa3.7に着く。店頭に貼り紙があって、3月からナイトパックが廃止、とあった。長時間パックは残るが、格安のナイトパックが無くなるのは死活問題だ。来年旭川に来たら、私はどこに泊まればいいのだろう。
21時なって、入店。テレビのあるフラットルームを所望し、入室する。ここはブース内が広く、横になっても足が壁に当たらない。もちろん天井の証明も直射しない。有料ながらシャワーもあり、私が好きなネットカフェである。
私はすぐにトラベルミステリーを観る。その傍ら、なんやかやと雑用をこなす。この時間がいいのである。
日付が変わってブログを更新し、就寝?した。
(つづく)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 冬の北海道旅行2016(3) | トップ | 冬の北海道旅行2016(5) »

コメントを投稿