一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

四たび、わらび将棋教室に行く(中編)

2013-07-18 00:07:47 | 蕨将棋教室
上手(二枚落ち)・一公:1一香、1三歩、2一桂、2二銀、2三歩、3三歩、4二金、4三歩、5二玉、5三歩、5四銀、6五金、7三歩、8一桂、8四歩、9一香、9三歩 持駒:歩2
下手・少年:1七歩、1九香、2七歩、2九桂、3五歩、4五歩、4九金、5五銀、5八飛、6八銀、6九玉、7三馬、7八金、8七歩、8九桂、9六歩、9九香 持駒:歩3
(▲7三角成まで)

以下の指し手。
△7三同桂▲5四銀△同歩▲同飛△5三金▲8四飛△6四歩▲8二飛成△6三玉▲7二銀△5四玉▲7三竜△5二金▲5三歩△5一金▲6三銀不成△4五玉▲5七桂△3五玉▲6五桂
△4七角▲7九玉△6五角成▲5二歩成△8六歩▲5一と△6六桂▲7七桂△2九馬▲7五竜△6五桂▲同桂△7八桂成▲同玉△6五馬▲同竜△同歩▲4七桂△4五玉▲5四角
△4四玉▲4五金△5三玉▲5二と△6四玉▲7四金 まで、少年の勝ち。

少年の見落としではないから、私は△7三同桂。少年は銀交換から▲8四飛と捌いた。なるほど、邪魔な角を消去し、その代償に飛車成りを確定する、が少年の構想だった。
もちろん少年の形勢が悪いが、これで立派に勝負になっている。ここで何となく、この将棋は負かされてやろうかと思った。…いや、負かされそうな気がした(注:読者からコメントがあり、▲7三角成では▲5三角成があったとのこと。なるほど、これは上手負けである)。
次に▲5四歩があるから私は△6四歩の辛抱だが、ここは△6四金引だった。
少年は▲7二銀。ここはひとつ隣の▲6二銀がよりよかったが、この王手も存外厳しい。▲2二竜などと無能な銀を取らないところがよい。
▲7三竜となり、次に▲4六桂があるから私は△5二金だが、少年は落ち着いて▲5三歩。数手後にこの歩がと金に化け、▲5一とと金を取る。私もイヤミイヤミと攻めるが、少年は最善手を指す。
△6五馬にはスパッと▲同竜。以下豊富な持ち駒で詰まされた。
私が投了すると、少年はそれまでの厳しい表情から一転、ニコッと笑った。
この将棋を落とし、私は悔しい。横にW氏が来たから、中盤に局面を戻して、指し手を再生する。しかし少年のいい手ばかり続出するので、私がミジメになった。
少年は駒を初形に戻す。これがクセのようだが、私との再戦を望んでいるようにも思われた。その辺をW氏が聞くと、そのようだった。
私もリベンジしたいので、もちろん応じる。今度は私の△5五歩止め。3筋から5筋に位を張って、これも上手十分の形になった。

上手(二枚落ち)・一公:1一香、1四歩、2三歩、2四銀、3三桂、3四金、3五歩、4三玉、4四金、4五歩、5五歩、6三歩、6四銀、7四歩、8一桂、8三歩、9一香、9三歩 持駒:なし
下手・少年:1六歩、1九香、2六歩、2七銀、3七桂、3八飛、5七歩、5八金、6七歩、6八銀、6九玉、7六歩、7八金、8七歩、8八角、8九桂、9六歩、9九香 持駒:歩2
(▲1六歩まで)

この将棋は勝ったと思った。
(つづく)
コメント
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