魂魄の塔 翁長前知事の父親ゆかりの地

　新聞に野党代表そろって「魂魄の塔」訪問の記事。
沖縄知事選最終版、翁長前知事の遺志を受け継ぐ玉城デニー候補の勝利を
願い、翁長前知事追悼のためにこの地を訪れたとのこと。
　７３年前の沖縄戦で上陸してきた米軍に追い詰められた日本軍と県民。
南部摩文仁の断崖で組織的な抵抗を終える。膨大な犠牲者。
　戦後、米軍占領下で強制的に移動させられた真和志村住民が見たのは
畑や山野に無数に散乱する戦没者の遺骨。占領軍の許可をようやく得て、
軍、民、国籍を問わず遺骨を収集し供養の塔を建立。その先頭に立ったのが、
翁長前知事の父親だった助静氏。当時、糸満高校真和志分校の校長（後に村長）で
金城和信村長の呼びかけに生徒を連れて遺骨収集に尽力。
その後、沖縄南部に散らばる身元不明の遺骨を収集。その数３万５０００体。
沖縄戦終結から８ヶ月後の昭和２１年２月に最初の慰霊塔が建てられたという。　
　沖縄に支援に行った時、現地ガイドさんに摩文仁の丘の平和の礎に行く途中、
是非にと紹介され、立ち寄った。

ゆっくりする時間がなく、大急ぎでスケッチ。
翁長助静氏の歌碑が塔の前に立つ。当時は塔の裏面に彫られていたが、風雨にさらされ、
判読できなくなり、戦後５０年の節目に当時の教え子たちが建立したという。
「和魂（にぎたま）と　なりてしずまる　おくつきの　み床の上をわたる潮風」
　　注・和魂（にぎたま）：平和でもの柔らかい得を備えた霊魂
　　注・おくつき：（奥津城）墓の意

辺野古の美ら海

　沖縄知事選の投票が今度の日曜日、３０日。
翁長前知事の遺志を受け継ぐ玉城デニー候補と
自民、公明、維新の押す佐喜真候補が大接戦。
沖縄にこれ以上基地はいらないと「オール沖縄」で闘う玉城陣営。
「基地の中に沖縄がある」と言われるほど米軍基地が集中している沖縄。
戦後７３年経っても日本に復帰しても変わらぬ現実に心が痛む。
沖縄県民が翁長さんの遺志を受け継ぐ選択をすることを心から願うばかり。

ちょうど２年前、沖縄の闘い支援に出かけた。
辺野古の美しい海、高江の豊かな自然を壊してほしくない。

中秋の名月 市議選

　草加市議選の応援に出かけた。
１０月２１日告示、２７日投票。定数２８名に３０数名が立候補予定。
日本共産党は現有５議席確保を目標。
佐藤のりかず（現）、斎藤ゆうじ（現）、藤家あきら（現）
石田けい子（新）、大里よう子（新）
　平野あつ子市議は来年春の県議選に挑戦するため今回は市議に立候補せず。
草加駅前のアコスホールに５００名近い参加者が集まり、演説会。
５人ともしっかりした実績と抱負を語って素晴らしい候補者。
　私もできるだけ応援に。演説会の帰りがけ、
流しテープで一時間ほど石田けい子予定候補の活動地域を車で回る。
自宅へ戻る途中、東の空に中秋の名月。
いよいよ秋本番へ。体も頭もすっきりといきたいもの。

東海第二原発 水戸市から８００人の避難者要請

　９月議会の一般質問で東海第二原発避難者受け入れについて質問。
東海第二原発は八潮から９９ｋｍの距離にある。福島原発２００ｋｍと比べれば
その近さが分かる。しかも日本の原発でもっとも古くすでに４０年が経過。
廃炉すべき原発をさらに２０年延長するという。
　原発から３０ｋｍ圏内に水戸市全域を始め９６万人が居住。
その避難計画が作られていて埼玉に４万人。八潮市に８００人。
避難者受け入れ協定を年内に結ぶという。
４万人が常磐高速を使って避難したとして４人乗りの車が１万台。
１台当たり１０メートルとして１００ｋｍ。水戸から八潮まで高速道路が
車で埋め尽くされる。まったく実効性のない避難計画。
　危険な老朽原発など再稼働せず廃炉にすべき。それこそ
最も安全な対策ではと大山市長に迫る。

公園には秋の贈り物が。サイカチの実。
葉を落とした枝にいっぱいぶら下がっている様はなかなか。

９月議会終わる アカマンマ

　２１日、９月定例会終了。
最終日本会議は３０議案に対する質疑、討論、そして採決。
党議員団は４議案に反対。反対討論を行う。
反対したのは以下の４議案。
①平成２９年度市一般会計歳入歳出決算の認定について
②平成２９年度市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
③平成２９年度市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
④平成２９年度市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
　市民の暮らしが依然として厳しい中、市民への支援が十分でないとの立場。
他の２６議案には賛成。
平成クラブ（９人）公明党（５人）市民と市政をつなぐ会（２人）
声は力の会（１人）八潮維新の会（１人）はいずれもすべて賛成。
　議員提案の意見書は３議案中、２議案が全員賛成で可決。
最後に副議長が「一身上の都合」で辞職願い提出。
副議長選挙が行われる。投票の結果、林雄一氏が１４票で当選。
平成クラブ（９人）公明党（５人）の投票結果。
　昨年の市議選で議長、副議長が選出されて、まだ１年。
「一身上の都合」ではなく「肩書きのたらいまわし」では？
市民からすれば「何をしているのか」と言われかねない。
　議会終了後、議会報編集委員会。市議会だよりの編集内容の検討。
４時近くまで。やっと議会が終わった。やれやれ。

路傍に咲いている小さな草花もよく見ると凛として美しい。