こんにちは いけや正の 晴れ時々スケッチ  

できることは みんなで 
 できないことは ひとりでも 声を上げて
  誰もが穏やかに暮らせる社会を

今日の川柳「聞く耳は 難聴気味なの? 岸田さん」

2022年03月04日 | 短歌 俳句 川柳
 ロシア軍のウクライナ侵攻が続く。プーチン大統領の作戦続行の表明に怒り。
ロシア国内での反戦運動、国民の厭戦気分の広がりは?
なんとか止められないのだろうか。
今日の川柳
「聞く耳は 難聴気味なの? 岸田さん」
「春一番 コロナプーチン 吹き飛ばせ」
「雛飾り 今年はソーシャルディスタンス」

春はもうすぐ。

「人の世に熱あれ 人間に光あれ」 全国水平社創立宣言

2022年03月04日 | 日記
 3月3日は全国水平社結成100年の記念日。1922年(大正11年)結成。
「人の世に熱あれ 人間に光あれ」と呼び掛けた水平社創立宣言。
封建時代の士農工商の身分制度の最底辺に部落民を置き、
戦前も長く封建的身分差別が存在。そうした差別をなくそうと全国水平社が結成。
戦後も依然として続く部落差別に抗した闘いが続く。
 やがて部落解放運動は組織的に分裂。
主流となった解放同盟は「糾弾闘争」と称して全国で集団で押し掛け
行政や教育現場に暴力的に介入。「差別者」と言いがかりをつけ「反省」を迫った。
 全国人権連発行の「地域と人権」2022年2月15日号に
当時を振り返って「水平社創立から100年、全解連から人権連へ」との長田悟氏の文章。
「1974年の(兵庫県)八鹿高校事件は、日本の教育史上例のない教師への集団リンチ事件でした。」
「その当時は(兵庫県)但馬地方一帯で自治体職員や教職員、中・高校生なども巻き込んだ解同丸尾一派
による確認糾弾会が連日、連夜行われていました。そうした解同丸尾一派の暴力・蛮行に屈しなかった
八鹿高校教職員の70数名が集団暴力リンチの被害にあったのです。」と述懐。
しかも白昼、公立学校での集団リンチ事件。
八鹿高校生徒たちは「先生たちが暴行を受けている、助けて」と抗議集会を開催。
しかし、校長も、教育委員会も、警察さえも解同に恐れをなし動かないという異常事態。
 瀕死の重症者を始め多数の負傷者を出した事件はあまりに有名。
私は都立障害児学校に赴任したばかりの時。「しんぶん赤旗」以外、事件を報道しない異常な
事態に愕然となったのを覚えている。大手マスコミも解同の恫喝に委縮し、沈黙、共犯者だった。
水平社結成時の精神を今に活かす人権獲得運動は、幅広い世論と運動を巻き込んでさらに前進を。
映画「橋のない川」を観た思い出がよみがえる3月3日。

穏やかな夕暮れ時。中川、潮止橋付近から。