こんにちは いけや正の 晴れ時々スケッチ  

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岩手山 故郷の山に向かいて

2018年02月08日 | 日記
「ふるさとの山に向かいて 言うことなし ふるさとの山は ありがたきかな」
御存知、国民的歌人、石川啄木の歌。
 学生時代の4年間、盛岡に住み、いつも岩手山を眺めていた。
学生寮の寮歌に「北麓岩鷲霊峰の・・・」と歌われていた岩手山。
「憧れの啄木の故郷に行ける」・・・ただそれだけで、
初めての下宿生活がうれしかった。
 サークルの夏合宿で、初めて岩手山に登った。山頂でご来光を見ようと
徹夜登山だった。貧しい学生時代、私は普段着に頭からかぶるヤッケと運動靴
で、詰襟の学生服の仲間もいた。寒かったが、体を寄せ合って日の出を見た感動は
その後、私が山に足を向けるきっかけとなった。

その後、盛岡を離れても私の脳裏には鷲が羽を広げたように裾野を
ひろげる岩手山の美しい姿がいつもあった。
私にとっても「ふるさとの山」である。