ジョージ・オーウェルが1949年に発行した反ユートピア小説『一九八四年』がトランプ政権誕生で再びベストセラーだというのが気になって読んでみた。
『2001年宇宙の旅』が1968年に封切した近未来のSF映画だったように、コチラは社会体制を風刺した・・・。
< トランプ氏の就任式の写真(左)と2009年のオバマ氏の就任式の写真(右) >
トランプ大統領就任式に関して、米メディアは観客数が「過去最低」だったと報じた。
にもかかわらず、この後にコンウェー大統領顧問が式の観客が「過去最大」と発言した。おまけに、それを誤りだと認めず、「もう一つの事実(alternative facts)」と語った。これが小説「一九八四年」が扱う「二重思考」に相通じるところがあることから注目が集まったようだ。
「もう一つの事実」という言葉は、現実を都合良く変えていく小説内の独裁政権を思わせるという。
二重思考とは、矛盾する2つの概念を完全に当たり前のこととして受けいれることだ。
本作では、主人公ウィンストンはビッグ・ブラザーの存在を疑っている。二重思考を用いるなら「存在しないと信じていると同時に、存在することを信じ切っている」この状態を指す。現実的に、こんなことを考えるのは無理だ。
「党」が発表する内容に矛盾が生じていたとしても国民は「党」に対して無批判な信奉を示さなければならないとされ、小説の中ではこのことを「二重思考(Doublethink)」と呼ぶ。
矯正生活は過酷なリンチを受け怖気が走る描写がある。社会主義国家、独裁政権だから遣りかねない。
まるでiinaの命題「」のように
「2+2=5」が多用され、「相反し合う二つの意見を同時に持ち、それが矛盾し合うのを承知しながら双方ともに信奉すること」。つまり、「実際は間違っていると知っていることも、正しいと心から信じること」。
『一九八四年』というタイトルは、執筆された1948年の年号を入れ替えたものだとされている。ナチスを見た後に描かれたことになる。
中国が発表する国民総生産成長率は怪しいといっていたら、日本でも統計がいい加減に扱われていたというし、戦時の日本は負けているのに大本営発表が連戦連勝と嘘を発表していた。
『2001年宇宙の旅』が1968年に封切した近未来のSF映画だったように、コチラは社会体制を風刺した・・・。
< トランプ氏の就任式の写真(左)と2009年のオバマ氏の就任式の写真(右) >
トランプ大統領就任式に関して、米メディアは観客数が「過去最低」だったと報じた。
にもかかわらず、この後にコンウェー大統領顧問が式の観客が「過去最大」と発言した。おまけに、それを誤りだと認めず、「もう一つの事実(alternative facts)」と語った。これが小説「一九八四年」が扱う「二重思考」に相通じるところがあることから注目が集まったようだ。
「もう一つの事実」という言葉は、現実を都合良く変えていく小説内の独裁政権を思わせるという。
二重思考とは、矛盾する2つの概念を完全に当たり前のこととして受けいれることだ。
本作では、主人公ウィンストンはビッグ・ブラザーの存在を疑っている。二重思考を用いるなら「存在しないと信じていると同時に、存在することを信じ切っている」この状態を指す。現実的に、こんなことを考えるのは無理だ。
「党」が発表する内容に矛盾が生じていたとしても国民は「党」に対して無批判な信奉を示さなければならないとされ、小説の中ではこのことを「二重思考(Doublethink)」と呼ぶ。
矯正生活は過酷なリンチを受け怖気が走る描写がある。社会主義国家、独裁政権だから遣りかねない。
まるでiinaの命題「」のように
「2+2=5」が多用され、「相反し合う二つの意見を同時に持ち、それが矛盾し合うのを承知しながら双方ともに信奉すること」。つまり、「実際は間違っていると知っていることも、正しいと心から信じること」。
『一九八四年』というタイトルは、執筆された1948年の年号を入れ替えたものだとされている。ナチスを見た後に描かれたことになる。
中国が発表する国民総生産成長率は怪しいといっていたら、日本でも統計がいい加減に扱われていたというし、戦時の日本は負けているのに大本営発表が連戦連勝と嘘を発表していた。
トランプ大統領は、俺が俺がと自己主張が強すぎる独裁者のようなふるまいです。
よたろうがいうと我々増すが、共産主義国家も真実を報道しなかったり、ゆがめてるんでしょうね。
主人公の仕事は、歴史改ざんです。歴史を抹殺するのです。
政府に都合の悪い出来事を変えるのを疑問に思いはじめるのが発端です。
「信なくば立たず」と孔子が「政治は民衆の信頼 なくして成り立つものではない」といったことを引用しているくらいですから、
嘘を主張するトップなどまったく信用できません。たとえ、一部の仕事がどんなに素晴らしかろうと・・・。
トランプを始めとする昨今の政治家のやり口ですよね。
自分に都合の悪いニュースは『フェイクニュースだ』と言ってしまえばいい。
安倍政権が胸を張る『イザナミ景気を越える戦後最長の経済成長拡大』って本当ですかね?
国民は国民で、情報過多の中、何が真実かわからなくなり、考えることをやめるようになる。
2+2=5 が当たり前になる社会がやって来るかもしれません。
ラストも暗いままエンディングしてしまいました。
「戦争は平和である 自由は屈従である 無知は力である」
リンカーンが奴隷解放を行ない、自由になった奴隷は自由であることが不安で、もとの奴隷に戻ってしまったなんて、元の木阿弥ですね。
誰かを屈従させたいと心のどこかにあるのでしようか、介護する職員が物言わぬ介護者を虐めたり殺したりしている事件を見て思うものです。
(平成エンタメ研究所)さんの当該ブログ記事のアドレスをコメント上の(iina)URLに置きました。
動画の方は奇想天外な結末!
どうも本か映画を観ないと分からない世界のようです。
有難うございました。
徳目のないトランプのようなタイプが大統領になると想定してない結果なのでしょう( ^ω^)・・・
スマホは、通信ばかりか撮影にも重宝します。^^
スマホ撮りは、画像が粗いですが、きょうの写真は好く撮れています。
テレビで教わったスマホ撮りのテクニックが役立っています。ご存知かもしれません。
「グリッド表示」して画質を調整するやり方です。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/4cf21b6ed999ea3a5ff5bbb7329307c8
映画と言えば、当時は薬師丸ひろ子さんのファンでしたので、セーラー服と機関銃とか、里見八犬伝なんかを見ていた記憶があります。
そうそう、自粛警察、なんて言葉も生まれましたよね。
思うところ多々あり、今回の話はいずれ続編を書くつもりなのですが、「結果より過程が…」という言葉もあります。
確かに普段の我々の生活や仕事、特に教育的な場面だと、「過程」を重要視せねばならない側面はあるかと思いますから、否定はしません。
ただし、少なくとも競技スポーツの世界にはそれを持ち込まないでもらいたい。
いや、正確には「過程」も大切でしょけど、それは「個々人の心」の問題であって、評価の対象ではない。
本文中ではHR王を例にしましたが、投手なら最多勝サッカーなら得点王やアシスト王、マラソンなら昨年行われたMGC。
不特定多数の人間が納得できる統一的・客観的な物差しとして「数字」(=結果)以上のものはない、と思います。
それを否定するのであれば、それに勝る「統一的かつ客観的」な物差しを提案する義務があると思うのですが、それが提案された場面を見たことがない(笑)。
結果を認めたくない輩は、iina様もおっしゃるように契約(当初定めたルール)に存在してないことを「後出し」してくる。
「意識が低い」とか「プライベートの素行が云々…」とか。
あげく「B選手の方が本番には強そう」という、完全にタラレバの世界。
後出し自体すでにあり得ない話で、この時点でかなり女々しい話なのですが、意識云々も言いがかりに等しい。
主張する本人達は客観的と思ってるのも不思議ですが、本文中の「正義」と同じで、曖昧な概念のまま、まくし立ててくる。
意識が高いというの具体的にどういう状況なんだ?
高い低いの境目は?
それを誰がどうやって判断するんだ?
少なくとも選ばれたわけでもない「一部の人間」がどこかに集まって勝手に判断する話ではない。
もっともらしい言葉が並んでるだけで、全然客観的じゃない(笑)。
どうしても「意識は客観的な要素だ!」と言い張るなら、「意識」なるものを細分化・数値化とかして、不特定多数の人が見て「なるほど」と納得できる状態にする責任があるはずなのですが。
結局、「アイツは気に入らん」と言ってるだけにしか聞こえません。
物凄く「主観的」で「独善的」な意見ですわ。
今住んでいる大阪市も、最近まで「都構想」の話で持ち切りでしたけど(コスモタイガーは住んでるだけで、投票権もありませんが…)、「何となく耳触りの良い言葉」に反応する人たちって、一定数いるんだなぁと思って冷めた視線を送っていたコスモタイガーです。
「正義マン」とか「マスク 警察」ないし「自粛警察」を振りかざす輩が大手をふるう厭な世の中になりました。
スポーツ部門で、記録保持者のタイトル剥奪はないという例えは分かりやすかったです。
芸能人の不倫や反社会的なトラブルに、収録済み作品を放送しないなど、過剰な対応がつづいています。
契約書に罰則などが明記しているのでしょうか❔・・・品行方正な者しか許さぬ社会は息苦しそう・・・
あたかも、グローバリゼーションが進み過ぎて、警告を鳴らすために神がコロナ禍をもたらしたかのような反動です。
アメリカ・ファースト(国民第一主義)などのような個人主義に、戻そうと常識外のトランプ大統領を生んだのでしょうね。
こんどは、ロシアのプーチンが嘘で固めて戦争をはじめました。
世界の目がウクライナに集まってSMSなどでさらされているのにしらばくれて人殺ししています。
ロシアでは「2+2=5」といわずに、「4」と答えると逮捕または殺されます。
ゴルゴ13はいなくなりましたからね・・・。
国連事務総長がウクライナのキエフ訪問中にミサイルを撃ち込みましたから、プーチンは聞く耳をもたずに煽っています。
* lamphouse1535さんのブログアドレスをコメント上に置きました。