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やぶさめ

2006年04月16日 | 東京エリア
きのう、隅田公園で流鏑馬が披露された。鎌倉幕府創設の時代から八百年以上連綿として継承されてきた小笠原流の継承者たち21名が参加。
約250メートルの馬場に馬を疾走させながら、3つの的を次々に射って的中すると中に仕込まれた紙吹雪が舞い散り、歓声と拍手が起こる。ことしは3的すべてを当てた騎手がよく出た。

その前座をつとめる「草鹿」をはじめてみた。
現在小笠原流歩射の式として残っており、その起源は、建久五年源頼朝の頃からだとか。言葉や問答に古から伝わる礼儀が有るようで、同じ弓を射るのも、流鏑馬のダイナミックとは正反対で厳かに行われた。

鹿を射たものの当たり所が悪いと審判は退けるも、射手は再考願うと申し開き、結果は「当り」に採り上げられたが、ここらの悠長な物言いでのやり取りが面白かった。
現代語で早口にやり取りすれば、ものの数分で決着する内容だが、話している最中にいろいろ思いを重ねることもできようと思った。


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1 コメント

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こんにちは (BENELOP)
2006-04-17 12:08:17
やぶさめ、ニュースでしか見たことがありませんでした;生で見たらきっと凄いんだろうなぁ、と思います。
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