日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

セキスイハイム工場見学

2005-07-12 | 仕事・建物
 M2研究のメンバーで見学をしました。

広い敷地に整然と梱包されたユニット群。
シートで覆われたユニットの上部がぷっくり膨れています。
雨がたまらないように圧力をかけてで膨らませ、搬出の際は空気を抜いて平らにするとのこと。
小さい工夫が生かされています。

圧巻はスポット溶接、塗装された鉄骨を合わせて大きな溶接あと。
「当社だけの仕事です」開発部長だけでなく社を上げて自慢げ。

知れば知るほど、「セキスイハイム」ファンになってしまいそう。
二次会の懇親会に出席された社長さんは気さくな人。
「野田英樹」にうり二つと、皆の一致した意見。

次は土こねか、力仕事が待っているかも・・
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歌舞伎「十二夜」\0

2005-07-11 | ニュース
昨夜のテレビ「情熱大陸」を見ました。
蜷川幸夫演出「十二夜」の稽古風景と舞台装置などがまとめてありました。

蜷川さんの仕事ぶりは「伝説」に近い話を聞きます。
「厳しい」「怒る」「灰皿がとぶ」などなど・・
しかし演出は斬新、意表をつく、話題性が高い、全てが好評につながるようです。

今回は相手が歌舞伎、人間国宝の出演、様式や台詞の言い回しが違う・・
など随分と勝手が違った様子。
伝統芸と現代劇の違いのすり合わせは双方に得るものがあったみたいです。

それにしても菊之助のりりしさ、美しさ、芸の域の広さはどうしたものでしょう。
あの若さで格式の高い、伝統のある家柄以上に努力・努力の結果でしょう。

是非共見たい気にさせるテレビ番組でした。
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ネズミとカマキリ

2005-07-09 | その他
 今日は理事会最後の話しあい。
雑談で「ネズミ」出没の話になりました。

数年前に近くのぼろアパートを壊した後、ネズミが出るようになった。
苦情のお宅に行くとそこはひどい有り様。
「足の踏み場もなく散らかり、カップラーメンの空きや食品クズが散乱、その間にネズミの糞」
「仕方なく片付けていると、大きなネズミが突っ切った」
「壁は破れて穴の開いたまま」
「ネズミが好きそうなお宅でした」とのこと。

今度は消防士さん
「ぼやの通報で駆けつけると、散らかり放題」
「火の元に行くまで片付けないと近寄れない」
「火事発生のかなりの率で、住んでいる側に問題ありだと思いますよ」

う~~ん
設計でいろいろなお宅を訪問するが、かなりひどい家も見かけます。
「狭いから片づかない」言いわけをする人がいますが、狭くてもきちんとしている家が多い、住い手次第で広さは関係がない。
片づいていない家に限って、なんでも直ぐに買ってしまうようです。

帰ってベランダで一息ついていると、夕顔の支柱に動く虫。
1センチ一寸のカマキリ!!
5階まで何処から来たのでしょうか?
葉についた虫を退治してくれるかも・・
期待してしまいます。
ネズミと違って大歓迎です。
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夕暮れの浜木綿

2005-07-08 | 仕事・建物
 近所のお宅にボランティアに行きました。
4月から続いてなかなか結論が出ません。
改装はしたいが予算がない。
障害者福祉でどうにか助成のめどが立ちました。

今日の訪問は「作業療法士」さんと「ケースワーカー」さんに私。
作業療法さんは手慣れた様子で、アチコチ採寸。
以前私が作った図面に書き入れてゆきます。
「ここに手摺があったほうがいいのでは・・」と手摺2本追加。

その他色々追加事項があったものの「そりゃ便利だけれど・・」
お施主さんは今より少しだけ便利、を考えていたのでついていけません。
「それは次の段階で・・」と先送り。
手際が良いのも問題ありか?
思う間も無く「そうですね、今回はこの当りで」引くのも早い。

出来る人は見ていて気持ちがいい。
「では書き足した図面を作ります」と1時間半で解散。

帰りに浜木綿が咲いていました。
少しだけ暗くなったところに白く浮かんでいます。
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七月大歌舞伎

2005-07-07 | 趣味・遊び
 歌舞伎の案内状が届きました。
尾上菊之助二役の「十二夜」
読み進むと、斬新な試みの様子。
シェイクスピアの「十二夜」を蜷川幸夫が演出、面白そうです。

以前歌舞伎は見たことがあります。
市川猿之助の話題作「ヤマトタケル」これも新作でした。
空中遊泳(?)と荒物(?)が新鮮と評判。
始めてみる歌舞伎はあまりにもキラビヤカ、感激しました。
その上、前の席には俳優の「小川真由美さん」やはり別世界!
空中遊泳は吊り具を身体に付けるのに時間がかかり、その間動かずに見えを切っている姿に幻滅。
大向こうからしきりに声がかかり、盛り上がっていましたが、一人「なあんだ」でした。

それにしても伝統的な遊びは時間がかかります。
歌舞伎は11時から4時頃まで。
その間、お昼は予約しなくては食べられないし・・
同じ古典芸能の文楽も同じ時間帯。
そういえば、お茶事も11時席入り4時過ぎまで掛かります。
懐石をゆっくり取り、お菓子を食べて中立ち、後座(ござ)は本番のお濃い茶とお薄で終了。

時間を見ながら遊ぶのは通人・粋ではないのでしょう。
しかし今の生活ではなかなかそうも行かないのが現実です。
やはり「十二夜」は行けません。
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朝顔不発

2005-07-06 | 趣味・遊び
 昨夜、朝顔の蕾が2個膨らみ、明日は必ず咲く!
期待しながら休みました。

今朝起き抜けに見ると、一つは渋々開き、もう一つはよれたまま・・
あいにくのお天気、雨が小降りで肌寒い陽気。
明るくなると開ききるか?
気温が高くなると開くか?
部屋に入れて様子を見るものの、変わり映えせずにまたベランダへ。

午後は薄日が差し出し、それ!とカメラを構えると、
もうしおれて見る影もありません。
朝顔は咲ききれなくても、時間で終わるようです。
今年一番の朝顔は不発のままおしまい。
今日の写真の当てが無くなってしまいました。

ベランダの借りは、ベランダで返す。
ハイビスカス一輪と名無し(?しらないだけ)の小花。
後は終わりかけたナデシコ3輪、今日は元気がないポーチュラカ。
お天気が良くなったら元気になるでしょう。
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乃南アサと堂場舜一\0

2005-07-05 | 趣味・遊び
 今日は終日デスクワーク、新鮮な話題がありません。

6月は3冊の読書ノルマを達成。
乃南アサの「晩鐘」上下2冊、乃南さんの本は文庫化されると直ぐ読んでいます。
始めて読む堂場舜一(どうばしゅんいち)の「雪虫」これは書店で題名に引かれて買ってしまいました。

3冊とも文庫本ながら厚いし、重いし、高い。
ちなみに一番厚い「晩鐘ー下」は厚さ27ミリ、350グラム。
689ページ、953円。
本を計量しても何の役にも立ちませんが、この重さでは電車で読むのは腕が疲れそう。
幸い私は椅子に座って片肘を着いて読むので、重さは問題外ですが、手に取って少しひるみます。

「晩鐘」は殺人の父親をもつ早熟の兄妹と母親、被害者の家族と新聞記者のドラマ。
巷の殺人事件では殺人者の人権は守られ、被害者側はマスコミによって丸裸にされる。
この物語でも事件の7年後にも立ち直れない家族の物語。
被害者の家族が傷つき生活を破壊され、
殺人者家族が、奈落の底の落ちてゆくストーリー展開。
乃南さん相変わらずの、心理描写と会話の臨場感が真実と勘違いさせそうです。

「雪虫」の作者のことは解説で納得いきました。
スポーツ小説とミステリーを交互に出している異色の作家。

物語は3代続いた刑事家族。
若いカッコマン(古い!)の刑事が追う事件。
物語は戦後乱立した宗教団体が関係する現代の殺人事件。
若者の現役刑事、署長を務める元刑事、仏の刑事と言われた引退刑事。
深入りすればするほど家族の暗部が吹き出る。

昔読んだ高橋和巳の「邪宗門」?だったか、やはりこの時代の新興宗教の隆盛から没落までの小説がありました。
(高橋和巳の本は、上り坂の後必ず転落するストーリーだった気がする)

先日、中野坂上でミニチユアぽく立派な社。
高札に、「日本の国土は龍体・・、昭和24年に現れた黄金の龍を国土の神として祀り・・」
何だか背筋が寒くなる感じ・・
読んでいるうちにこの「雪虫」を思い出していました。

2作品ともドキドキ感、読後の満足感、抜群でお薦めです。
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リフォーム詐欺

2005-07-04 | 仕事・建物
 ひどい詐欺があるものです。
床下や天井裏に耐震金物や換気扇が所狭しと付けられています。
テレビ画面で実際には見たことがありません。

時にお施主さんから相談を受けることがあります。
「排水管のお掃除をする人がきました」
「マンションと違い、戸建てにそんな話聞いたことがありません」
説得しても、3~4万円だからと受け入れたました。
工事は何をしたのでしょう?
間も無くだまされた、と気がついた様子。

家を大切に長持ちさせたい気持ちは感謝ですが、無駄なお金を使うことはないでしょう。

「無料耐震診断で、家の中を調べ傾いている、工事費500万円」
と言われた施主は、「危ない人達です」
の助言を受け入れ断りました。
でもこのケースも家の中に入れる前に相談して欲しかった。

「近所で工事をしているので安く出来る・・」
「見本として無料で工事をさせて下さい」
「屋根の点検サービスをします」
全部うそ八百。

騙されたくなかったら、先方から声を掛ける人には依頼しない。
自分からよさそうな人を見付ける事・・だそうです。
「少しでも得をしよう」欲をかく分、騙されやすいそうです。
無料なものほど怖いものはありません。
タダで、知らない人の役に立つ・・
なんて事はこの世に中にはなさそうです。

しかし、リフォーム詐欺はお年寄りを狙った犯罪。
建築に関係しているだけに、腹立たしい思いです。
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佐原土産・草履

2005-07-02 | その他
 また佐原の話です、これでお終い。

お土産屋「植田屋荒物店」で買ったわら草履。
わらに布を巻き付けて造った可愛らしいスタイル。
レジの人が「この辺りで一番上手なおばあさんが編みました、長持ちしますよ」と太鼓判。
「幅が狭いんじゃないの?」「指がこぼれない?」
仲間が心配してくれましたが、これでぴったり。
蒸れない、締めつけない、汗をかいても気持ち悪くない。
ホントに室内履きにはうってつけ。

昨年の夏はお祭りの雪駄でしたが、友人に「何でこんなの履いているの?」と笑われました。
これなら大丈夫。

そういえばわらで編んだスリッパを買った人もいたっけ・・
デパートのスリッパ売り場は何処も同じブランド物しか置いていない。
昔のものは地方に限ります。
旅行の掘り出し物を見付けるのが楽しみになりました。

植田屋さんのお土産品は欲しいものばかり、全員が買い物をしてしまいました。
他にも木のお椀に目が行きましたが、見学が始まったばかりなので諦めました。
どれもとても安い感じ。
佐原に行ったら寄りましょう。
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林芙美子記念館

2005-07-01 | 仕事・建物
 昨日は中井の記念館の見学に行きました。
昨日までの佐原に続き今日も建物見学の話しですが、毎日出歩いているわけではありません。
間にはしっかり仕事をしています。
住宅雑誌ニューハウスの連載「良質空間探訪」に参加しました。

妙正寺川から少し坂を上ると、左手の階段が玄関に続いています。
一目見て「暗い!」
雨降りの上庭木に囲まれ、部屋は何処も薄暗がり。
どの部屋も真ん中に同じ形のペンダントライト。
ほのかな明るさです。
今の人達のように煌々と電気をつける習慣はなかったのでしょう。

もう一つの感想は「お金持ち!」
つい樋口一葉の貧しさと比較してしまいましたが、あちらは早世、原稿を書きまくるまでは至らなかったのです。
昭和16年戦争が始まった時期に土地を買い、2軒分の家まで建てる経済力。
随分と無理をして働いたことでしょう。
研究し、建築家の山口文象氏の設計で造ったものの、建築家は自分の作品に入れなかった・・
力関係が垣間見られます。

書斎として造った部屋が明るすぎて仕事に向かず、納戸を書斎に使っていた。
今の感覚の納戸とはひと違い、雪見障子の下から緑が見え落ち着いた雰囲気です。
玄関のガラスの引戸が雨戸付き、お風呂の天井の側に湯気抜きなど、細かい配慮が行き届いています。

10年しか暮らせなかった芙美子さんはともかく、長生きをして住んでいた夫の緑敏さんはどのように使いこなしていたのでしょう。
新宿区の委託職員さんに評判のよくない、彼の足跡は見事に消し去られている気がしました。
「彼は得をしたよ」言われていましたが、生きている間中「林芙美子の夫」の葛藤続き、考えすぎでしょうか?
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