日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

ハズレなし小説・主人公便利屋

2009-11-13 | 読書
13日の金曜日・オバマ大統領が来日した。
日本人が「仏滅」を避けるように(私は気にしないが)、
キリスト教徒は13日の金曜日は避ける事は無いのだろうか?
(予定より一日ずれたためか?)

それはそうと、今日の話題は久しぶりに「本」のこと
三浦しおん作「まほろ駅前多田便利軒」文春文庫
第135回直木賞受賞作品、3月に読んでいた。
伊岡瞬作「145gの孤独」角川文庫
横溝正史ミステリー賞受章作家、先月読んだ。



2冊ともお勧めの本にして、主人公の職業は「便利屋」
便利屋ほど時代を反映し、ミステリアスな職業はない。
作者もそう思ったのだろうが、両方とも「食えない」職業にして妻子ナシ。
その上両方とも「使えない居候」を抱える。

共通項の多い2冊だが、感触は別物
のほほんと楽観主義な「まほろ・・」ミステリーというよりユーモア小説。
神経質に指の震えを隠す「145g・・」は最後の種明かしまで真相に迫れない
こちらは生粋のミステリー・・と少し悲劇とラブがはいる。

住宅設計は色んなお宅に伺い、色んな家族模様を目の当たりにする
(決して口外はしませんが)
便利屋も友人知人に頼めない赤の他人だからこそ頼む仕事
「ふ~~ん」感心しつつ読んで「実話ではない」しかし、ホントにありそうな話し。

肩の力を抜きたいのなら「まほろ・・」
ミステリーファンなら「145g」をお勧めします。
両方ともハズレなしですよ!

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