日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

3年ぶりのめでたい狂言公演

2023-03-29 | 趣味・遊び
今日は久しぶりに杉並能楽堂へ行ってきた。



昭和4年に本郷から移築された
都内で二番目に古い能楽堂。
能舞台が一段高い屋根に、
観客席の明かり取りが絡む難しそうな構造
(雨樋がある?)

    

ハイサイドライトの明かりとりと、ほんの少しの人工照明
演者を見るのには丁度良くても
カメラには光量不足でボケてます。

観客席は



薄べりにお座布団、周りにグルリと椅子

大蔵流狂言のお家元(?)山本東二郎氏とその一門達

出し物は
「伊呂波」5才の子の初舞台とか
心細そうな、いたいけない子と見えて堂々たる演技
 父親が子供に文字の読み方を教えようとするが
 子供もさるもの、最後には父を投げ飛ばし揚々引き上げる。

「右近左近」
 お百姓が隣の畑の主の困り事に訴訟を起こそうとするが
 相談した妻に諭されギャフン

「布施無経」



 お坊さんがお布施をもらい損ね、再度訪ね返して
 貰いに戻ったと言い兼ねて、
 小細工をするがバレて恥ずかしい思いをする

最後は東次郎氏のお話と衣装の説明があった。

   

狂言は人の心の裏側を揶揄する、
「橋に顔を書いても男は男」
「男が棒を持って人を追いかけると事件
 女が棒を持って追いかけるとお笑い」など
面白い話もたっぷり聞けて、
最後は一門の謡に東次郎氏の舞

3年ぶりのめでたい狂言公演でした。




コメント
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