日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

原尞著「私が殺した少女」

2019-01-29 | 読書
週末に読み終えたミステリー
原尞著「私が殺した少女」ハヤカワ文庫JA刊



伝説の直木賞作家原尞が14年振りの新作を出した。
その勢いで既刊の文庫本が増刷され、手に入った。

今年始めに読んだ「さらば永き眠り」は久し振りの沢崎探偵



帯の:この作家のおかげでわたしは
   他の小説では満足出来なくなった。
同感
冒頭から無愛想で無駄口の少なくない沢崎探偵に
ゾクゾク・そうそう・・
相づちを打ちたくなる程、
「いきのいいセリフ緊密なプロット・・これはカバーの裏の一文

「わたしの殺した少女」は
誘拐犯から子どもを取り返すべく雇われた探偵
思惑は失敗し続け
どうにか解決・・と最後の章でどんでん返し

「そして夜は甦る」は
行方不明の男を捜して働きつづけるが
男は捉えられず・・
と書くと、沢崎探偵は能力不足となってしまうが
そうではなくて、作家の意図が混みいっている。

続編は後日・・になるかも(思わせぶりで本日は終了)
コメント
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