日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

「三方よし」と言えない現状

2010-01-16 | 仕事・建物
今日は久し振りの遠出をしてきた。
13年前に設計をさせていただいたお宅から声がかかった。

山梨県都留市、新宿から特急で1時間、私鉄に乗り換えて2つ目
30回くらい通った車中で見える景色
懐かしくて憶えているところを復習しながら飽きなかった。

富士山が目の前にリアルな姿を現す駅に思いがけずお迎えを戴いた。
当時は畑の中の2軒の家だったが、新たな住宅が並んでいて見違えるよう。

玄関を入ると奇麗さは、建築当時と代わらないようだ。
日々のお掃除と、年に1回の蜜蝋の塗布
お話をうかがって感心しきり・・



建築時には珍しくなかった設備機器が生産中止にされたものもあり
今どき「売れないものは作らない」メーカーの狭量さは腹立たしい。
あのフラッグエアラインも足元をすくわれた現状を思うと
メーカーが存在しているだけで「よし」としなければならないのだろう。

嬉しい建て主さんに、両手を上げて「三方よし」と言えない現状でした。
(三方よし:買い手・売り手・世間によい)

写真は帰りに見かけた高尾駅の天狗さん
こちらは昔から変らぬお顔
強面でにらみを利かせているのが頼もしい。
コメント
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