日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

神崎京介「東京地下室」ミステリー失敗

2006-10-14 | 読書
 昨日に続き本の話題
連休で2冊読み続けた。

神崎京介・聞いたことのない作家だったが
「東京地下室」の題名と硬質な噴火口の表紙につられて買ってみた。

はじめの取っ掛かりはなかなかのもの。
怪しげな主人公と
怪しげな弁護士
それに輪をかけた怪しげな女
いやでも期待は膨らむ

さあ、最終章
どのような事件が起こり謎が解けるのか??
結局自分が殺されただけ
「痴情」のはて・・
がっかり、本を投げたくなった。
腰折れもいいところ
「もっと熟慮してよね!」叫びたくなる。

ミステリーのは起承転結が一番大切
偶然や知り合いでコトが終わりなのは
それなりの事情がなくてはならない
「詰めが甘い」
以前にもこんな詰めの甘いミステリーで腹を立てたことがあった。
今では売れっ子の作家になっているが、二度と読まない。

今日この作家を検索してみた。
あれれれ・・
畑違いの人だった。
巻末の著作リストを眺めて、不思議に思った。
私が手に取ることのなかった分野の作家だった。
これからミステリーで頑張ろう、なのかもしれないが
とんだ失敗だった。
コメント
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